きれいな天使の魂を持つユータと、彼を取り巻く人々やもふもふたち。
そのすべてがとてもユニークで魅力的です。
ドキドキハラハラの冒険も、美味しいお料理も、ほっこり癒されるシーンも、みんな好きです。
そしてどの場面でも、物語の深い部分に穏やかに流れる作者の愛情と思いやりを感じます。
すべてを文章で表現してしまわないで、読者が自由に考える余韻を残してくれるところもとても気に入っています。
心が弱っているとき、ユータの世界で回復魔法をかけられて、少し元気になって現実に戻ってきます。
ずっと手元に置いて、くり返し読みたい作品のひとつです。
私は、もふしらのコミカライズがされた後に小説のことを知ったのですがとても人情愛溢れる異世界SSだと思っています。
1話から読み進めていき、主人公ユータの毎日が描かれているもふしらですが、喜哀楽の激しい幼き少年の日々は読んでいるこちら側の心さえ温かくしてくれるといっても過言ではないと私は感じています。
勿論異世界小説なので異世界ならではの剣と魔法のファンタジーな世界ですがユータと小さな仲間たちの日々、ユータとユータの家族達との日々、ユータと巡り会う人達との日々が沢山描かれており、楽しい反面、哀しい場面が出てくるとお話の中だと分かっておりながら、同情してしまう程に共感しやすい物語だなと感じました。
冒頭にコミカライズ後に知ったと書いた通り、小説も良いですがコミック版も可愛らしいユータともふもふ柔らかい生き物たちの日々も癒されるのでぜひ読んでみてください。
ずっと別サイトさんで読んでいましたが、こちらのアプリを知り、改めて読み直している所です。
不幸にも命を落としてしまった主人公が、新しい世界で大人や友達との絆を深めつつ、元の世界で同じく不幸に倒れてしまったもふもふ達を呼び、今度こそみんなで幸せになろうと生きていくお話。
学校に行って、冒険をして、、、テンプレのようでもあり、でもやっぱり登場人物(もふもふ達含め)が生き生きしているからか、全然飽きずに彼らの成長を一緒に楽しむことができます。
多分私は、自己投影よりは主人公達を見守る側ですね。
もしくは主人公のたまに出る、やっちまった感満載の非常識(異世界的に)にツッコミを入れる友人側かなぁ( ^ω^ )
これからも彼らにどんな出来事が待っているのか、次に呼ばれるもふもふはどんな子なのか、とても楽しみです。