心が折れそうなときにそっと背中を押してくれます。

きれいな天使の魂を持つユータと、彼を取り巻く人々やもふもふたち。
そのすべてがとてもユニークで魅力的です。
ドキドキハラハラの冒険も、美味しいお料理も、ほっこり癒されるシーンも、みんな好きです。
そしてどの場面でも、物語の深い部分に穏やかに流れる作者の愛情と思いやりを感じます。
すべてを文章で表現してしまわないで、読者が自由に考える余韻を残してくれるところもとても気に入っています。
心が弱っているとき、ユータの世界で回復魔法をかけられて、少し元気になって現実に戻ってきます。
ずっと手元に置いて、くり返し読みたい作品のひとつです。