ザ・リフレックス

#7




 その映像を見ながら、エリは自分の乳首を痛いくらいにつまんでいた。


 自分とよく似た女が、褐色に日焼けした肌の、黒いビキニショーツの男にジワジワ責められてゆく。

 画面の女は両脚をソファーに上げさせられて、スカートをめくり上げられている。わずかに残った理性が両手でスカートを抑えようとするものの、たちまちのうちに下着をむき出しにされる。


 シャンパンゴールドの上品で、かつゴージャスなショーツは現実感のない選択だが、この映像の対象者である男性たちの妄想をかきたてるにはもってこいなのだろう。

 彼の指がその下着のクロッチの部分に触れるとき、エリもまた、自分の手で、コットンのショーツの敏感な箇所に指を伸ばしていた。


『いや…ぃや…』


 嫌がるリエの声は徐々に快楽にトロけてゆく。


 つぅぅ…はぁぁ…


 映像を見つめながら、エリの指はツンと硬くなった自らの突起を、柔らかなショーツの薄布越しに捉えた。

 コットンのやさしい肌触りは、硬くすぼまったその突起をソフトに包み、直接とはまた違う快感をエリに与えてくれる。


 シャンパンゴールドの画面の女の下着の奥に、彼の指が忍び込んでゆく。


『スゴいよ…もう…ヌルヌルだよ…』

『いやぁぁ…』


 エリも、我慢できずに下着の中に指を入れる。

 画面の女優ほど濡れてはいないけれど、それでもそこは潤って、ヌルりとその指を受け止める。

 花びらをかき分けその谷間に指を差し込む。そしてそのスリットをゆっくりと前後にこする。同時にショーツ越しに突起を愛撫する。

 甘く、しびれるような快感が、股間を中心としてじんわりと広がって行く。


 テレビモニタの中では、まだ服を脱がせてもらえていないリエが、そのシャンパンゴールドのショーツの上から、小さな玩具をあてがわれている。

 微妙な振動をいちばんデリケートな部分に押し付けられ、リエは目を閉じてたまらない声をあげる。


『んんん……っ。ふぅんんんんんん…』


 振動体は容赦なくリエの核心に押し付けられている。柔らかな秘肉が盛り上がり、シャンパンゴールドの布地にこんもりとした丘ができている。

 その丘が、振動体の震えに共振して、ブルブルとさざめいている。

 クレヴァスの谷間に押し付けられ、そのまま上にズラされると、リエの張り詰めた突起に振動がじかに伝わる。


『ひぃぃぃっっ…。ダメぇぇぇっっ』


 その切ない声に、エリの興奮も高まる。

 ああ、スゴい…。

 下着越しに触れるエリの突起も、痛いくらい張り詰めている。左手の中指でそれをくるくると撫でまわしながら、右手の中指は、谷間のおくの蜜壺に侵入してゆく。

 勝手にうごめく入り口に指が滑り込むと、思わずため息が漏れる。吸いつくようなが、指先を包み込む。そのまま奥まで、中指が差し込まれる。


 んぁっ!


 モニタの中の黒ブリーフの男優に、無理やり体内をかき回されるのを想像しながら、エリは指先に力を込める。生き物のようにうごめく内壁が、指の動きを邪魔するけれど、それでも狭いトンネルの天井を爪先でひっかいてゆく。


 映像の中では、リエがショーツの中の谷間に振動体を押し込められたまま、手際よく縄で太ももと手首を縛られ、あられもない姿に固定されてゆく。


『ヤバっ…。すんごいスケベな格好だよ』


 日焼けした男優がいう通り、リエは半裸の状態で縛られている。ジャケットを脱がされ、カットソーをたくし上げられて、ブラカップを下にずらされて、豊かなバストがあらわになっている。下はスカートをたくし上げられて、シャンパンゴールドのショーツをむき出しにされ、その中に振動体を押し込まれている。ショーツにローターのカタチがくっきり浮かび上がっている。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る