第11話 黄昏時の希望への応援コメント
仕事で忙殺されているのでスローペースですが、第一章まで読ませていただきました。常に先の展開が気になる構成で、キャラクターも見事に立っているし、文章力も平均以上だと思います。
正直に言ってweb小説の評価基準がまったく分からなくなりました。
先日、レビューで好評の作品を見てみたのですが、個人的には「これってどうなの?」という気持ちになりました。ロックバンドの話なんですが、冒頭の1000文字くらいで5人のメンバーが登場し、彼等の会話を通してキャラクター紹介をしていくスタイルです。いきなり同年代のキャラが5人も出てくるものだから、誰が誰だかまったく覚えられません。「朱髪の茜ちゃん」みたいに読者が覚えやすくする工夫もなされていませんでした。
楠さんの作品のほうが個人的にはずっと高評価です。最後まで読んでいないので、たいしたことは言えないのですが、登場人物の多くが「思わせぶりな発言」をしていますし、利害関係も複雑に絡んでいるようなので、続きが気になる作り方です。
なぜ読者に対して不親切な小説のほうが、この作品より読まれているのか、さっぱり理解できません。謎は深まるばかりです……。
スローペースではありますが、2章以降も拝読させていただきます。
作者からの返信
この上ない評価を頂戴し只々恐縮しています。しかしながら物凄く勇気が湧いてきています。
登場人物に関しては、頭の読みを五十音で重ならないようにとか、漢字が被さらないように気を付けています。視覚的にも誤認しないようにさせています。
WEB小説については、先日ご紹介させて頂いた書籍化作品が代表的なものです。
真剣に「小説」を書こうとする方から見れば、「なんだよこれ!」ってなると思います。
ポイントに関して、端的に言えば、「売れる(好まれる)作品」に評価が集まります。
そして、評価が集まっているものだけが商業ベースに乗るということです。
様々な試みはあるようですが、現状は「異世界」を書かないとWEBから書籍化させるのは困難なようです。WEBで読まれないものは売れないから。
情景描写、心理描写などWEB読者には不要なのです。それこそが不親切なのです。
私は、素人なりに、読者の心に何か訴えようと思って書いています。なので坂井様に読んで頂けるのは本当に嬉しい限りです。
出来れば、最後まで読んであげてください。でも、ご無理なさりませんように。この度は、丁寧なコメントを頂きありがとうございました。
第41話 ハルと仙里への応援コメント
ラストに向けて、せつなさと期待が募っております。時間のことは気にせず、納得のいく作品を書きあげてください。
暑い日が続きます。体調にはお気を付けください。
書くいう私も、暑さで更新間隔が伸びてますが(*´ω`*)
作者からの返信
いつも応援を頂きありがとうございます。
本当に、本当に、励みになっております。
物語がズレてしまって当初の着地点を見失ってしまいました。
しかし、うつみ様からコメントを頂けましたことで、どうやら開き直る事が出来そうです。頑張ります。
「海賊の姫ー熊野海賊興亡記-」いつも楽しみにしております。
堺編が終わり、新編が始まりますね。資金に目処をつけた初が、今度は何を生み出すのか、子分達がどのように成長していくのか、きな臭さを孕みつつ進む次の展開が楽しみです。
時折見える史実とのズレのようなもの、戦国に突如出現した超技術をもった国、そして生まれ変わった慶一郎の存在意義。どこに向かっているのか全く見えません。っていうか、これどうするんですか! って思いながらワクワクします。
こうしてここで感想を書くことが出来て、ちょっとすっきりもしました。
この度は、お心遣い頂きありがとうございました。
第24話 悪夢の中の少女への応援コメント
第2章まで拝読いたしました。
秀逸と感じた点は多々ありますが、特に16話は手放しで絶賛いたします。
訪花がこれほどまでの行動に出る背景には、きわめて強い動機づけが必要です。具体的内容を書き連ねるのであればそれは簡単。たとえば「私は憤慨している。何故かというと……」みたいに説明すれば、そりゃあ読者も容易く納得させられるでしょう。しかし、この段階ではまだ全容を明かしたくない。だから細かいことは書けない。
この縛りは相当キツいものだと思います。しかし16話は、この縛りを楽々とクリアしている。「よく分からないけれど、訪花さん完全に怒ってる。これはただでは済まないわ」と読み手に感じさせることができている。
私には到底真似できないレベルです。感服いたしました。m(__)m
作者からの返信
経過において感想を頂けるとは思ってもみませんでした。
まずは、貴重なお時間を頂いていることと、このように温かい交流を持って頂いておりますことに感謝申し上げます。
坂井様の感想に大変勉強させて頂いておりますところに、この様に称賛まで頂くと、舞い上がりたい気分になります。
私には、坂井様のような、写実的な美しい風景は書けませんし、人間を鋭角的に切り取って交錯させるが出来ません。秀逸というのは拙作には余りある言葉。しかしながらとても嬉しく思い喜んでおります。
2章は時系列が前後して語られていくので、読者に混乱をもたらせることになるのではないかと思いながら書いていました。そこはスルーして頂けたようなのでホッとしています。
ここまで読んで頂けたのならどうか最後まで、と、欲が出てしまいます。
お時間が許されますのなら、転の三章、結の終章までお進み頂きたく思います。ベタな転と結ですが、オーソドックスこそ王道と思っています。
よろしくお願い致します。
この度も丁寧な感想を頂戴致しありがとうございました。