第59話 貴女の為のパンを一つ

 あのご令嬢は、確かに話が違うと口にした。

 話とはなんだ。

 王子の態度? 私と王子の関係? それとも……。

 アリス様に関わる王子周辺の話か?

 だとしたら、一体誰が流した? また、何の目的で? 何の裏があると言うのだ。


「ローラ、手が止まってる様だが嫌いなものでも?」

「いえ。好き嫌いは御座いません。ただ……」


 私は周りを見渡し溜息を吐く。


「この様な場所に何故私を?」


 ここは、食堂の二階席。謂わば、VIPルームである。

 一階も十分貴族学校なのだから贅を尽くした作りになっているが、この二階は最早それ以上の贅沢な作りで出来ている。

 今は私達以外の利用者はいないが、ここに上がれるのは生徒会の人間のみ。詰まりは王族と候補生の交流場所だ。

 女子生徒は、自ずと王族が候補生の招待がなければ足を踏み入れれる場所ではない。

 なぜ、その様な場所に立場は間違っていないが存在が場違いの私が居るというのか。


「僕がローラをランチに誘ったからだ」

「何故、誘われたかの話を私はしているんです。昨日の遣り取りをお忘れではないでしょうに」


 自分の恥を自分の口から言わされる屈辱は格別である。

 一体、なんでこんな事になったと言うのだ。


「君は、既に僕の婚約者では無いと思っているんだろ?」

「ええ。もっと、相応しい方がいらっしゃると」

「それは、アリスか?」


 王子の口からアリス様の名が出る。


「それは……、王子がお決めになる事かと」


 賛同したいのは山々だが、出過ぎた真似は厳禁だ。

 人の心など、どうなっているか分からない。

 私の無用な言葉で、仄かに育ち行く恋の花を枯らす事だってあり得るのだから。


「先程、君はあの生徒にアリスが僕の婚約者であるとの噂を聞いていた様に思うのだが?」


 目眩がする。

 一体、いつから聞いていたのか。

 後出しジャンケンに付き合う気など毛頭無いと言うのに。


「であれば、最初からお声を掛けて下さい。私は、ただ、あの平民の少女が貴方の婚約者になって私の様な辱めを受けては可哀想だと思い、噂を聞いたまでです」


 自分でもうんざりする様な、下手な言い訳だ。

 あのご令嬢の様に、口から嘘が流れ出る体質を今だけは羨ましく思う。


「そうか。僕は、君が少しヤキモチを焼いてくれたのかと心踊ったのに」

「ご冗談を。そんな無駄な事をする程、お暇に見えて?」

「辛辣だな。ただの僕の細やかな願望だよ」

「私の細やかなる願望もお忘れなく。昨日の今日ですよ」


 お前の事が嫌いだ。お前と話す義理はない。婚約を破棄しろ。随分とはっきり物申したと言うのに、そんなものはどこ吹く風。

 昨日の今日なのにも関わらず、王子は私の前に現れた。

 あれだけはっきりと意思表現をしたのだから、暫くは近寄ることはないと思っていたが、何せ存在がイレギュラー野郎と言うことを忘れていた。

 ゲームでは、そんな所でさえアリス様の為にと思っていたが、今は話が違う。

 もう、私の事なんて気にもせず、好き放題勝手気儘に別の婚約者を探して欲しいといのに。


「あれから、随分と考えたよ」

「せめて、一日とは言わず三日三晩は悩んで頂けたら幸いでしたのに」

「弟も呆れてたさ。でも、矢張り今の君と話がしたいんだ。先ほどの令嬢には婚約者と言ったが、君の事は婚約者だとは思っていない」


 婚約者だとは思っていない?


「婚約破棄のお話で?」

「それは、おいおいかな。ただ、今日は、君をこの場に友として招いたんだ。話をするだけならば、婚約者である必要はないだろ?」

「随分と歯切れが悪い」

「はは。返す言葉はないな。でも、僕も色々と君に話したい事があるんだ」

「私は、無いです」


 苦々しく言えば、王子は優しく頷き、手に持っていた銀のナイフとフォークを机に置いた。


「僕の勝手な話だ。それに付き合わせて申し訳なく思う。昨日のこの時間まで、僕は本当に君の事なんて見ていなかったんだって、分かったんだ」


 あの王子かと疑う程のしおらしさに、どうも居心地が悪くなる。


「君が昨日、僕に投げた言葉をよく考えた。模擬結婚の申し出を断ったのは、自分が自分である為だと言った意味も。本当に、僕は君に甘えていたんだなって、分かったよ」

「はぁ……。そうですか」


 何を聞いても、後の祭りだ。

 自分が自分である為になんて、言ったかすら私は会話を覚えていない。

 あの会話にいた自分は、前世からの亡霊の私だ。

 相手に諦め、怯え、逃げて殺された私が、叫んでいたのだから。


「僕が倒れる前、君が数々の令嬢を威張り、死やベッドの上に追いやった令嬢の名を集めて来いと言ったね」

「もう、いいですよ。いても、いなくても、関係ない事ですので」


 その答えがあれば話してやると思っていたが、ここまでなし崩しにされて来たら、そんな些細な事などクソよりもどうでもいい。

 寧ろ、その話を覚えていた方に私は驚きを覚える。


「僕に告げ口をした者は何十人といるのに。実際の名前を聞けば誰もが知らないと答えたよ」

「はぁ。そうですか」


 パンをちぎりながら、私はどうでも良さそうに返事をすた。

 今更だ。


「ローラ、すまなかった」


 謝ったこ所で、今更だ。

 全てが、今更なのだ。


「僕は、君の見た目で全てを決めつけていた。そして、これが嘘だと分かった後も、君が令嬢であると言う事だけで、全てを決めつけていた。君の誤解が解ければ、君を婚約者の様に扱えば、君に対して全ての清算が出来ると、僕は思っていた」


 あれ程欲しがった言葉なのに。

 私の心は虚しさだけが香を放つ。


「……謝らないでください。そして、認識を二度と改めないでください。私は悪い令嬢で、貴方に対して最悪な婚約者です。それで良いではないですか。私は、今更何も要りません。婚約者の座も、誤解を解かれる事も、今、この場も。何も欲しいと思わない」


 枯れた花に水を与えてどうする。

 そんなもの、腐る一方だ。

 それぐらいなら、役目を果たしたと捨てて欲しい。

 そんな花がいた事すら、忘れて欲しい。

 花の人生は短いのだから。


「そうだな。これも、僕の自分勝手な行動だ。聞いて欲しいなんて、随分と都合がいいと自分でも思うよ」

「ならば、私はこれで失礼します」


 欲を満たせたなら、本望だろう。

 まだ残っている食事には悪いが、席を立つことを許して欲しい。


「君は、令嬢らしくないな」

「は?」


 何だ。突然。馬鹿にしているのか?

 何かの、いや、全ての腹いせか?

 元々悪い目付きだが、今度ばかりは自分の意思で王子を睨みつける。


「いや、悪い意味じゃない。僕の知っている令嬢は、君みたいに律儀に付き合ってなんてくれないなと思って。君は、席も立たずに聞きたくない僕の話を聞いてくれた。食事に好き嫌いなんてないと言う。他人に礼儀を払う令嬢なんて、初めてさ」

「……そう、育てられましたから。では、これで」


 私が席を立とうとすると、王子はナイフとフォークを手に持った。

 諦めたのか?

 そう思った刹那、予想外の単語が王子から飛び出してくる。


「だから、そんな事も知らなかった僕は、君に少しの恩返しをしたい。ギヌス騎士の話を昨日、していたね」

「……王子は、ギヌス様をご存知で?」

「ああ。城にいた頃に、何度か剣技の相手になってもらった。友として、その話を聞いてくれないか?」


 まったく。

 まったく、まったく。とんだ、迷惑料の払い方だ。


「……致し方ない。友としてならお聞きしないわけには行かないでしょうに」


 私が座り直せば、食事を取りながら話そうとパンを勧められた。

 フィンの兄君からの手紙の返事は早々には期待できない。

 それに、この男の行動は突飛でイレギュラーだが、真実だけには定評がある。嘘だけは付かない男だ。

 ここで聞かないなんて悪手を今打つわけがなかろうに。


「ギヌスは、良き騎士だった。一時期は副騎士団長の座を推されていた若き騎士だ」

「亡くなったんですよね?」

「ああ。決闘でね」

「決闘? この国では私的な決闘は禁じられて居ます。まさか、他国との?」

「いや、私的な決闘だ」


 禁じられているはずの、私的な決闘?


「ギヌス様は聖騎士団に入って居たのですよね? 決闘をするにも、団長や他の騎士たちが目を光らせて居たのでは? そう簡単に決闘が行えるとは思えませんが」

「ああ。ギヌスは聖騎士団の団員だったよ。決闘が許される身分でもなかった」


 ゲームでは元団長はタクトと決闘をして居た所を見ると、位によって例外があるらしい。


「……相手が許される身分の相手なら、決闘は受理されるのですか?」

「いや、それでも、練習外の聖騎士団内での決闘はご法度だ」

「その言い方では、ギヌス様は聖騎士団員と練習外の決闘をされた、と?」


 私が肉をナイフで切りながら問えば、王子は小さく笑った。


「君は、頭がいいな。話していると、タクトと同じ様な感覚に陥るよ」

「やめて下さい。タクト様と比べられるだなんて、とんだ悪夢だ。見分不相応と言う奴ですよ」

「君も随分と遠慮が無くなったな。僕の後ろを黙ってついて来た頃が懐かしいよ」

「あれはっ……、あれは、王子がその、あの様な社交場なんて疲れるだけだと嘆いていたので、私もなるべく話さない様にしていただけです」

「……矢張り、君とはもっと先に話して置くべきだったな。話を戻すが、君の読み通りだ。ギヌスは、他の団員と練習外の決闘で殺された」

「ギヌス様は、次期副団長と言われていた方なのですよね? 聞くところによれば、かなり剣の腕も確かだったとか」

「ああ。当時の団長、聖剣ゴードンにも勝てるのではないかと言われてるぐらい、強かった。僕も練習で彼と手合わせを何度もしたが、手も足も出なかった程だ」


 王子のステータスを思い出すが、それ程王子のステータスは悪くなかったはずだ。

 寧ろ、他のキャラクターよりは幾分か強かった印象がある。

 その王子ですら、敵わなかった剣の使い手……。


「それ程強いギヌス様が、一体誰に負けたのですか?」

「同じく、副団長候補に挙がっていた平民出身者がいた。彼も、団長と同等クラスに強い剣の腕を持っていた」

「それが、ギヌス様を殺した相手?」

「ああ。名は、キルト。聖剣ゴードンが一から育て上げた次期聖剣と言われて来た男だ」


 キルト?


「キルトっ!?」


 私は思わず声を上げる。

 その名を知らない訳がない。


「どうした、ローラ。知っているのか?」

「……知っているも何も……。いや、そうか。だから、キルトは聖騎士団を追放されたのかっ!」

「ローラ?」

「キルトは、キルトはその後何も罰せられず、追放だけで済まされたのですか!?」

「何故、ローラがキルトを知っているのかはこの際聞かないが、随分と断片的な情報はあるみたいだな」


 ゲームでは、キルトは最後の敵だ。

 最強の剣士。それが、キルトだ。

 シナリオには特にキルトが何故、聖騎士団を追放され国を放浪しながら、汚い仕事を雇われていたなど書かれていなかった。

 まさか、ここに帰還するなど、考えてもいなかった。

 キルトは、ギヌスを殺したから聖騎士団を追放されたのだ。

 しかも、それは禁じられている私用の決闘。

 しかし、法が犯されているのにも関わらず、何故追放だけなどと甘い対応だけなのだ?

 打ち首にはないにしろ、少なからず刑が執行されてもおかしくないだろうに。


「キルトは、あのギヌスとの決闘の晩から誰も姿を見ていないんだ。大方、意図せずギヌスを殺してしまい罪を恐れて逃亡したんだろう。罰する相手が居なければ、執行するものなんて追放のみだろうに」

「逃亡……」


 それは、そうだ。

 人を殺して、罰が分かっていて逃げない奴なんて早々いない。

 人の心理上、それはどうしようもないことだ。


「しかし、何故決闘など……」

「ゴードンが、次期副団長の座をギヌスに固めたからではないかと思われている。キルトは、孤児である自分を拾って育ててくれたゴードンを、実の親の様に思っていたからな。そのゴードンが自分でもなくギヌスを選んだとなれば、憎くはなるだろ?」

「……それならば、ゴードン様を何故狙わない? 憎いのは、それを決めた氏でしょうに」


 ゲーム内におけるキルトの説明は、元ゴードンの弟子とあったが、そこには随分と入り組んだ関係があったようだ。

 しかし、矢張りそれならば何故ゴードンを狙わない?

 副団長を決めたのは、ゴードンなのだろ?

 普通であれば、異議申し立てをする相手はゴードンに他ならない。異議申し立て中にかっとなって殺したと言うのならば分かるが、何故ギヌスとの決闘に?


「キルトは、ギヌスの実力を認めていなかったんだ。実力がないギヌスが、自分の席であるはずの副団長の席に座る事に疑問を持っていた。だから、決闘をしたのでは?」


 ギヌスの実力を認めていない?


「認めていないと言っても、ギヌス様は本当にお強かったのですよね?」

「ああ」

「練習内で手合わせした事は無かったのでしょうか?」

「何度もあるだろうな。ゴードンの直属の団は先鋭部隊なだけに、人数も少ない。少なからず、練習する相手を毎回選べるほどの豊富さはないだろう」

「手合わせをしても、実力が認められない、と?」

「身分の事もあるのかもしれないな。キルトは平民出、ギヌスは貴族出だ。騎士貴族出ない限り、剣の腕であそこまで登り詰める事の出来る人間も少ない」


 可笑しくは、ないのか?

 確かに、辻褄は合っている。


「逆にギヌス様は、キルトの事を嫌っていたのですか?」

「そう言った話は聞かなかったな。ギヌスは、自分の事もだが、人の事を話す男ではなかった」

「キリト側から、ギヌス様に決闘を申し込み、そこで殺してしまった……、か」


 可笑しくはない。

 でも、何故だ。

 ロサの時感じた違和感が、しこりの様に残るのは。


「ああ。相当恨んでいたのだろうな。ギヌスの顔は、誰だか分からない程切られていたのだから」

「え?」


 誰だか、分からない様に?


「何故、それでギヌス様だと?」

「ギヌスの鎧と剣を纏っていたからな。直ぐにわかるさ」

「それ以外で、ギヌス様と分かるものは?」

「なかったと思う。しかし、彼の葬儀に僕も参列したが、髪型もギヌスだったな」

「それは、どんな髪型で? また、色は?」

「肩程の長さの金色だ」

「キルトの髪は?」

「同じ金色だが、髪は長かったよ。肩ぐらいの髪を束ねていたな」


 となれば、矢張りギヌスは生きている可能性が高い。


「すり替えだ……」


 死体と、犯人のすり替えだ。


「ローラ? 今、何と?」

「……いえ。何も。その様なギヌス様の死に様を友に教えるには余りにも心苦しいと思いまして」


 すり替わっている。

 ギヌスの鎧と剣を付けて、顔を滅多刺しにされたのは、キルトだ。

 ギヌスは、自分を死んだと見せかけるために彼を殺した。

 だとすれば、フィンがあの事件の時に受けた剣さばきがギヌスであったと言った話の辻褄が合う。


「そう、だな。ギヌスは優れた男だった。彼の死を残念に思うが、余りの悲惨な死に様に、家族に伝えるにも随分と心が痛んだよ」


 でも、何故だ。

 ギヌスは、次期副団長の座を約束されていたんだろうに。何故、そこで手放す必要が出るのだ。

 それこそ、犯人がキルトならば話はわかる。

 いや、待てよ。

 私が感じた違和感は、キルトがギヌスを嫌っていると言う事だ。

 何故、嫌える? ゴードンによって育てられたキルトは、次期聖剣と呼ばれるだけの実力があった。例え、副団長座を譲った所でキルトの実力は変わらないよな? そして、ゴードンにとっては、キルトは自分の弟子と言うほどの力を注いでいる。

 ギヌスの方が優れてました。では、ギヌスを取るのでキルトは要らない。そんな事にはならないだろ?

 何らかの手で、弟子を諭すはずだ。

 勿論、それを聞くか聞かないかはキルトの自由だが、諭す段階でキルトの怒りはゴードンに向いた方が随分と自然。

 矢張り、何故ゴードンを飛び越しギヌスへ怒りが向いたのだ?


「あの、ゴードン様はその後どうなさったのですか?」

「キルトの代わりに責任を取って、聖騎士団を離れた。今は、城にはいるが聖騎士団としての仕事はせず、違う仕事をしているよ」

「成る程。キルトは、ギヌス様の実力を疑問に思っていたのですよね? その話は、誰からお聞きしたのですか?」

「キルト本人からだ。キルトも、ゴードンの時間が取れないときは良く僕の練習相手になってくれたんだ」


 少しだけ、王子が寂しそうな顔をする。


「ギヌスが良き兄の見本だとするのならば、キルトは身近な、兄貴分の様な存在だった。良くも悪くも、あの人は剣の道に愚直な程馬鹿な人だったよ。だから、突然現れたギヌスの存在に違和感を抱いていたのかもしれない」

「突然?」

「ああ。ギヌスが入隊したのは、あの事件が起きる一、二年前だったと思う。普通、聖騎士に入隊するのはこの学園をでたら直ぐなのだが、ギヌスは突如入隊を志願しに現れたんだ」

「……それは、何故?」

「それは僕も詳しくは知らない。知っているのは、ゴードンぐらいだと思う」

「……私の友は、彼の婚約者でした。彼女がこの学園に入っている間に、ギヌス様が亡くなって、その事は家族の手紙でしか知り得なかったと。少しでも、ギヌス様の情報があるなら、彼女に教えたい。王子の知っている情報だけで結構ですので、お話、伺えませんか?」


 頭のいい選択ではないのは分かっている。

 しかし、今、ギヌスは生きている確率が高い。キルトとして、生きている可能性が。

 そして、少なくとも彼はロサの件で関わっている。

 少しでも、彼の情報が欲しい。

 フィンが、いや。我々の持ちない情報を。


「……パンのお代わりがいる様だな」


 そう言って、王子は小さく笑った。




_______


次回は8月30日(金)23時頃に更新予定となっております。お楽しみに!

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