第10話 貴方の為に読書感想を

「いつも、君はこんな食事を食べてるのかい?」

「……あの、本当、何なんですか……」


 萎びているのは、目の前のサンドウィッチなのか、それともまだリュウに付きまとわれている私なのか。そんな哲学の様な言葉が頭を過るのも致し方ないだろう。

 あの後、図書館まで着きてきたかと思えば、果ては食堂に迄リュウは私に付いてきた。

 最初は非難していた私だが、何処までも付いてくるリュウに根負けし何故か今は二人で一緒に軽食を取っているのだから。

 何故、こんな事になっているのか……。


「君ともっと話したい」


 そう、リュウは私を見つめて口を開くが、こっちは逆に空いた口が閉じなくなりそうだ。


「私はこれ以上貴方と話すことなどございませんので」

「そんな事はない。お互いの事を知り会うべきだ」

「結構です」


 教えてもらわなくても十分知っている。

 そう言えば、この頭痛を伴う煩わしさは消えるのかとも思ったが、愚策過ぎる考えに更に自分に対して迄頭が痛くなって来た。

 ディール王子といい、何でこうも私が望んでいない方向に物事が行ってしまうか。この世界はおかし過ぎる。


「そう言わず。君は、どうしてロズ氏の作品を手に?」

「え?」


 突然のリュウの質問に、私は思わず持っていたサンドイッチを運ぶ手を止めた。

 何故と言われたら、貴方がアリス様に本を渡しからだ。

 あれが、どんな本なのか気になった。それが、私のきっかけである。しかし、そんな事は彼には言えない。まだ、彼がアリス様に本を捧げるイベントは来ていな事はおろか、なぜ私がそんな事を知っているのかと言う話になってくる。

 ここは、言葉を選びながら、慎重に事実を隠す言葉を考えなければ。


「……そうですね、付きのメイドが読んでいたので、気になりまして。そこからロズ氏の作品を読む様になりました」


 ロズの作品は、恋愛を主軸にした女性向けの作品ばかりだ。

 流石に、父の本棚にあったとは無理がある。

 それに、まったくの嘘ではないのだ。この世界がゲームの世界ならばと探していた末に、その本を私へ貸してくれのがそのメイドである。

 

「それは、素晴らしいメイドじゃないか」

「ええ。父や兄が読んでいる小難しい様な本も好きですが、矢張りエンターテイメントに富んでいる本が一番好きで、彼女のお陰で出会えた事に感謝をしております」


 特別ラブロマンスが好きだというわけでもないのだが、この世界で本は基本的に娯楽よりも情報を得る為の道具として使われている。

 愛憎劇や人間ドラマでも多岐に渡って揃っていた現在と比べると、それら小説は鳴りを潜め、エッセイやノウハウ本の方がこの世界では主として出回っているのだ。それは、本を読める人種が貴族の特に男性が読むもが主だからである。

 また、平民の多くは文字が読めない。それに、印刷に適うほど上質な紙や印刷技術は平民が日常的に手にするには随分と高価過ぎるのも理由の一つと言ってもいい。

 巷で話題の本と言っても、それを手に入れ読める人間は限られているわけだ。


「リュウ様はどうして、氏の本を?」


 何となく、同じ言葉をリュウに返すと、彼は良くぞ聞いてくれたとばかりに、口を開いた。


「俺は、母がロズ氏の本をくれたんだ」


 実母だろうか? ランティスの話では、継母との関係は宜しくないはずである。こんなに嬉しそうに話すのだ。母との限られた思い出であってもおかしくないか。

 しかし、少し気になるな。ロズ氏の本を?


「彼の最初の作品をね、幼い俺に抱かせてくれたんだ」

「井戸の中の薔薇を?」


 思わず私が題名を言えば、彼はああと少し苦笑する。

 確かに苦笑が出てくるだろう。私も、作品の名をわざわざ確認するぐらいだ。

 その本は、若くして亡くなった母に愛されなかった主人公が母の姿を追い求めて様々な女達と赤裸々に恋に落ちるのだが、結局その心は満たされずに最後には恋仲になった女に殺されると言う子供には随分と刺激が強すぎる内容になっている。

 最後には、本当は母はこんなにも自分を愛してくれていたのに気付かない自分の愚かに彼は気付き息を引き取るのだが、過程が随分とエグ過ぎるのだ。母親としては、自分と重ねる気持ちは分からなくもないが、幼子に渡すには如何なものか。そこは流石に私には賛同出来ない。


「君の言いたい事はわかるよ」


 私の顔を見てリュウが笑う。どうやら、私の顔はとても曇っていたらしい。

 ロズ氏の読者層は、どう見積もっても成人女性である。だから、私もロズ氏の本を母が幼い彼に与えたと聞いた時は少しだけ違和感を覚えたのだ。


「氏の作品は、子供が読むには余り適さないからね」

「素晴らしい作品ばかりですが……」


 氏の作品が悪いわけではない。これは、ターゲットの問題なのだ。

 絵本であればいい話で終わるが、流石に成人女性向けの本を子供に与えるのは如何なものか。矢張り、そこだけは拭えない。


「ああ。そうだな。俺もそう思う。でも、読んで欲しかったんだよ。母が、誰でもない俺にね」


 しかし、リュウは優しそうな顔をする。


「恋愛の醜さよりも、その本の主人公を読んで貴方はどう思ったの? と、俺に聞いてきた時は俺も君と同じ顔をしたものだよ。我が母ながら、随分と破天荒な事をなさると今の俺でも思うさ。でも、そのお陰で、俺は知らなかった母の愛を知る事が出来た。きっと、あの本を読んでいなければ一生知り得る事の無かった母の愛をね」

「それは、……素敵ですね」


 言葉は迷ったが、嘘ではない。

 リュウの話は、本好きにとっては素敵な話だと思う。

 本は確かに伝える為の道具だ。エッセイやノウハウ本が悪いとか、そういうものでもなく、誰かが誰かの為に後世の世に伝える為の道具だと私は思っている。

 それは、推理小説やラブロマンスでも同じだ、とも。

 必死に、作者は物語と出会う人たちにメッセージを送っている物が本なのだ。そのメッセージはどんなものか、それは込めた側である作者ではなく、受け取った読者しか分からない。読者の数だけ受け取るメッセージは変わってくる。

 でも、例えばリュウのように他者の気持ちが言葉なくとも本を通して伝わるのだ。それは作者が伝えたかったメッセージではないかもしれない。でも、彼の母親がその本で受けたメッセージを、彼は確かに受け取ったのである。これは、一種の手紙だと思ってもいいものかもしれない。

 言葉にすれば、陳腐で薄っぺらさと気恥ずかしさを覚える気持ちでも、本を通して出会えば素直に受け止めてしまう人は少なくないだろう。

 少なくとも、私はそうだった。

 リュウもまた、私と同じ人種という事だ。


「君は氏の作品を読んでどうだった?」

「残念ながら、私の口からは有り触れた感想しか出ませんよ」

「それでも、是非聞きたい。教えくれっ」

「そうですね……。私が最初読んだ作品は『白花の君へ』でしたが、衝撃的でしたね。話としては、良くある男女の縺れですが細かい伏線と共に展開していく事件は圧巻でした。また、他の作品と違って若年層の女性向けに書かれたのか、通常の作品よりも綺麗に、昔話の様に纏められていたのが印象的で、恋愛の観点から見ると、随分と小綺麗な話だなと思いました」

「ああ、そうだな。俺も白花を読んで驚いたよ。こんな作品も書けるのかと」

「私は最初が白花だったので、他の作品を読み進めた時に随分と驚きました。本当に同じ作者かと何度か疑うぐらいに」

「ははは。では、井戸はどうだった?」

「『井戸の中の薔薇』は、大人の内容過ぎですね。十歳ぐらいで井戸を読んだのですが、あまりの刺激の多さに読んではいけないものではないかと戸惑ったぐらいです。でも、面白くてページを捲るのが拒めないんです」

「分かるよ。俺もそうだった」


 リュウは、この後も次々に本の題名をあげれば私の感想に自分の見解を加え楽しそうに話す。

 決して私の感想を否定する事もなければ、多少解釈が違うとその発想はなかったと些か大袈裟過ぎるリアクションを取りながら、僕はこうだと思ったが、君はどうしてそんな発想に至ったのかと私の感想の経緯を聞き出してくる。

 作品にも私にも敬意を払いながら話す姿を見るうちに、何というか、私の中にいたリュウの印象は大きく変わってしまった。

 彼は、本当に私の知るリュウなのだろうか?

 母の面影を追い求め、女達を手当たり次第に恋に落とす狩人なのか。どうしても、今はそうは思えない。


「リュウ様は本当に本がお好きなのね」


 会話ではロズ氏が好きと言うよりも、リュウは本が好きだと私は感じた。

 彼のロズ氏作品の考察には、氏の作品の向こう側にある物まで彼は調べている様に感じる。それは、絵本だったり、資料だったり、また違う誰かの物語であったり。

 この人は、ロズ氏の作品は勿論、本を読む事が好きなのだ。彼はどの本にも敬意を払い、そして愛を持っている。それは、私たちが考えよりも随分と深い愛の様だ。彼の語る顔を見れば、自ずと分かってくる。


「ああ。男なのにおかしいだろ?」


 私が褒めれば、彼は少し恥ずかしそうな顔をして、あれほど嬉しそうに語っていた口を止めた。

 今日の私はどうやら他人の地雷を踏むのが上手い日らしい。

 女騎士と同様に、彼は自分のこの趣味を良しとしていないのだろうか。


「そうですか? 私は、随分と素晴らしい事だと思いますよ」

「こんな身体の大きな男が、物語から抜け出せないんだ。笑い話だろ?」


 成る程。

 先程も行った様に、この世界には小説と言うものが少ない。しかも小説と呼ばれる本はどれも、子供が読む絵本と同等に扱われている。絵がない絵本。それが、この世界の小説の立ち位置だ。

 絵本を読むのは、子供かその母親。だから、小説を読む一般的な層は子供が女性かになってしまうのだ。現代で言えば、漫画やアニメの様な物だと言い換えれば、随分と分かりやすいかもしれない。

 それは子供が楽しむもので、大人のものではない。アニメだって漫画だって大人は読むし、楽しめるものが多いと言うのに。

 随分と古い考えをするとも思うが、一般的にはそう言う目で見られるのも事実である。アニメや漫画を楽しめる大人が異質だからこそ、アニメなどを好んで見る大人をオタクと言う別名称が与えられ分別化されている。少なくとも、私の親や、ゲームと出会う私はそんな認識を持っていた。

 詰まる所、リュウはこの世界のオタクなのである。世間一般と分別化される対象というわけだ。

 わざわざ世間一般と隔離されるのだがら、風当たりは強いだろう。

 今のリュウの様に、恥ずかしいと自覚を持ってしまうぐらいには、きっと。


「身体の大きさが本に関係ありまして?」

「俺は男だよ」


 地雷ばかりか、性別すら分からないレッテルを貼られる日でもあるらしい。

 随分と限定された厄日である。


「私が貴方を女性と思ってお話ししてると思ってましたの? そんな訳がないでしょうに。おかなしな事を仰られるのね」


 私はリュウを真っ直ぐに見た。


「好きな事を恥じる必要はなくってよ。少なくも、貴方と同じ本仲間の前ではね」


 そんな事を言えば、私も立派なオタクである。しかも、私は生前からだ。目の前にいるリュウよりも年季が入っている。


「私も、本が好きよ。まあ、私には本しか友達がいないのだから仕方がないかもしれないけど」

「……ローラ」

「あら、今のは笑う所ですわよ。面白くなかったかしら?」

「君の冗談は、分かりにくいね。俺のお勧めの本を貸したくなるよ」

「それで勉強しろと? あら、酷い」


 どうやら私の渾身の自虐ネタは、リュウを笑わせる事が出来た様だ。


「しかし、君がこれ程までに本を読んでるなんて正直意外だったよ」

「友達が居なくて時間を持て余してるのは本当ですもの」

「ひょっとして、ずっと一人で本を?」

「私を訪ねてくる奇特な方はいなかったもので」

「俺だったら毎日押し掛けるけどな」

「貴方と出逢ったのが今日である事を、深く神に感謝しないといけないみたいですね」

「随分な事を言ってくれるな。でも、お茶会とか公爵家の令嬢なら毎日の様にあるだろ?」

「誘ってくれる方がいらっしゃると思います? 私、自慢ではないですが社交場で一度も口を開いた事がないのですよ? 貴方だって、今日初めて私の声をお聞きになるんじゃなくて?」


 基本的に絶望的な対人スキルを持って前世からコンテニューしているのだ。

 仕事でもないのに人の多い所で話をするなど、私には耐えられない。また、王子の婚約者でもあり公爵令嬢と言う身分故に人からは常に注目されているのだから、下手に喋ってしまえばどうなるかなんて考えるだけでも喉が引き攣る。

 それは、王子に謂れもない事で皆の前で吊るし上げられた時でも同じである。


「そう言えば……。俺は君が喋っているのを見るのは初めてかもしれないな」

「多分、多くの人がそうですよ。そんな女がお茶会になんて呼ばれるとお思いで?」

「女達とは話さないのか? これだけ本を読んでいるのならば、話題には事欠かないだろ?」

「少なくとも、本の話題を振ったのはリュウ様が初めてですわね。私からもしないので」

「本が好きなのに?」

「誰かと語り合いたいとは思いますが、相手がその本を読んでいるとは限らないでしょ? 読んでいない事を申し訳なく思われるのも悪いではないですか。本を読む習慣がない人間かどうかも分からないのに、そんな不躾な事出来ないですよ」


 対人スキルは恐ろしく無いに等しいぐらい低い私にとっては、その後の会話を考えるだけで胃が痛くなる。

 話題がないと分かった後に、良い本なので、是非。ぐらいしか想像がつかない。寧ろ、どうやってその場を去るのか想像すらつかないわけである。だったら、最初から話しかけない。聞かれれば答える。それが生前からの私の数少ない処世術なのだ。


「勿体無いな。俺が君なら、手当たり次第に今みたいに仲間を探して増やしてるよ」

「貴方じゃなくて良かったですわ」


 そんな面倒な事……。と、続けそうになって顔を上げる。


「今みたいに?」


 私との事? 私と今話してる様に、仲間を集めるって事? いや、なにかニュアンスが違うような違和感を覚える。

 私が彼の言葉を繰り返すと、彼は先程とは違った照れた笑いで頷いた。


「実は、入学してから本を読む女子生徒に手当たり次第に声を掛けてるんだよ」

「え?」


 手当たり次第に女に声を掛けている。

 それは知っている。実によく、知っている。

 しかし、それに続く言葉に私は耳を疑った。

 彼は、本を読む女子生徒に、と言わなかったか?


「誰かと語り合いたいと常々思っていたんだ。でも、社交場では気軽に男が本について声なんてかけれないだろ? だから、この学園に来て、読書仲間を見つけたいと思っていてね。まさかこんなにも早く見つかるなんて思いも見なかったけど」

「……先程、教室で一緒にいた女子生徒も?」

「彼女? ああ、彼女は残念ながら本は読むが、俺や君の様に細かく読む人間でもなければ、読む本も少なくてね。お勧めをしても中々読んでもくれないし……。多いんだよ、彼女みたいな人がね。その度にまた仲間を探して彷徨う。ロズ氏の『花煙の商人』に出てくる、主人公みたいだろ?」


 あの主人公は、自分の恋人を助ける為に信頼できる仲間を探して、会った人を試しては違うと嘆き、また彷徨い次を探すと言うことを繰り返していた。

 いや、そうだが、女ばかりに声を掛けるリュウとは……。いや、待てよ。リュウの趣向は女性向けの作品だ。男なら、まず読まない。


「何だそれ……」


 思わず、声が漏れる。

 ああ。リュウが女好きで取っ替え引っ替えと言われている理由が、分かってしまった。

 別に、リュウは女好きでもなんでもなかったのだ。彼は、本が好きで、言うなれば本オタク。自分が好きな本を語りたいと、本を好きそうな女に片っ端から声を掛けているだけの話である。

 その行為が誤解されて女好きと言われているなんて、何とも哀れではないか。


「何か?」

「……いえ、リュウ様のその、お噂をお聞きしていたので……」

「ああ。女遊びが激しいってやつか」


 私が言えなかった言葉をリュウは自身で吐き出し笑っている。

 私もだが、矢張り本人への噂は本人の耳にも入りやすいのはどこの世界も性別関係なく同じらしい。


「否定されてないのですか?」

「ローラだって同じだろ? 否定しないの?」

「私は……、私は否定したところで聞いてくれる人がいませんもの」

「俺も同じさ。男が小説を読んでいるからその仲間が欲しい。そんな言葉を信じる奴はいないし、信じられない事実をわざわざ必死になって叫ぶほど馬鹿でも子供でもない」


 諦めた彼の顔には、見覚えがある。

 鏡に映った私と同じ顔だ。全てを諦めて、放棄して。


「でも、今はローラもいるし、母だってそんな俺を自慢の息子だと言ってくれる。分かってくれる人がいるなら耐えられるさ」


 私には私の救いがあるように、彼にとっては彼だけの救いがある。

 その価値を、彼はきっと私よりも知っているのだ。

 慰めの言葉を考えていた頭を振るい、私はそうですねと、小さく笑った。私もまた、少しだけ、その救いに覚えがあるのだから。


「しかし、君の噂は俺より酷いものじゃないか。俺も君を勘違いしていた身としては申し訳ないが、君は少しでも否定するべきでは?」

「今更したところで、焼け石に水でしょうに。それに、私は一人の方が気楽で苦ではないのですよ」


 貴族は基本的に群れを作って行動する動物であると私は思っている。

 孤立を嫌うのかなんなのかは知らないが、とにかく群れを作り、縄張り争いが大好きな動物でもある。

 見た目が愛らしい動物ならまだしも、服を纏った小憎たらしい彼らを愛らしいと相手にしたいとはどうしても私には思えない。それぐらいならば、一人の方がいい。


「随分と変わってるね」

「そうですか? 初めて言われますわ」

「そりゃ、人と喋らないならそうだろうよ。何かアレだな。ローラは悪名高いローラ・マルティスと言うよりも、噂のアスラン伯爵の婚約者殿と言われた方が納得できる」

「アスラン伯爵ではなく、私の婚約者はディール……」


 否定の言葉を言いかけて、私はガバリと勢いよく椅子を倒して飛び上がった。

 今、リュウはなんと?


「貴方、今アスランと仰ったわね!?」


 彼は、今アスランの婚約者の話をしなかったか!?


「どうした、突然」


 突然の私の豹変に目を大きく開けながらリュウが驚くが構ってはいられない。


「貴方、アスランの婚約者を知っているの!?」


 嘘だろ。こんな所で、答えと出会えるなんて!

 厄日もたまには役に立つじゃないかっ!




_______


次回は4月29日(月)22時頃に更新予定となっております。お楽しみに!

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