KAC5について語るでー

KAC5の作品

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888905100

「この町には、猫を入れてはいけない」

について語ってみる。


お題は「ルール」だったはず。

うーん、これは正直に言うと、ずらしようがないお題だった。

ただ、ひねることはできる。


この「ルール」っていうお題、大きく3つの展開・捉え方があると思う。

1 「~しなければいけない」

2 「~してはいけない」

3 「~は~である」(手から離れた林檎は地に落ちる、みたいな法則を意味するもの)


ホラーでやるならば、禁則を破って主人公がひどい目にあうというのが多いだろうし、さわやか系でやるのであれば「禁じられていたこと(怪我をしているから動いてはいけない、底辺カーストの人はクラスの人気者に告白をしてはいけない等)を破ることで幸せになれる。勝利を掴む」という筋書きにできる。


ただ、それだけだと個人的におもしろくない。食い足りない。

で、考えたのが、「~してはいけない」というルールを破って酷い目に主人公があうが、その酷い目にあったことにより「~してはいけない」賛成派になる話を書こう、と。

つまり、第三者から見たら手のひらクルーwになる作品を書きたかった、というのが核でした。


ただ……こっから苦しんだ。何を題材にして手のひらクルーをさせればいいんだ、とw

んで、基本の「~してはいけない」というルールを破ってひどい目に主人公があうが、その酷い目にあったことにより「~してはいけない」賛成派になる話に立ち返ってちょっと考えた。


酷い目にあって今までの考えを180度変える……ということは相当の恐怖・酷い目なんだろうな、と。

今までの考えを180度変える酷い目っていうのは……やっぱり「生死」とくに「死」……自分が死にそうな目にあうんじゃないかなーって。


となると、死にそうな場面・世界観で死にそうになってても衝撃は少ない。

共感と意外性を出すのであれば、初めはどこにでもあるような舞台でちょっと不思議な「~してはいけない」というルールを出して、読者と主人公を一体化させる。


自作で言うと、ここで読者に「なんでそんなルールがあるの?」と思ってもらう。ルールがおかしいんじゃない? と思ってもらえればベスト。

で、ルールを破る主人公に共感してもらって……そのルールを破るとひどい目にあう→ルール容認派になる……というところを主人公と一緒に体感してもらいたかった。

もらいたかったんだけど……へろりんさんの応援コメントが秀逸すぎたw

うん、確かに後半急ぎ過ぎたなぁ。上限がきつかった……というのは言い訳だなぁ。

(4500字のを削ったんだけど、いろいろ間違えた……)


満足しているけど、もっと面白くできそうだなと思っている作品が

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888905100

「この町には、猫を入れてはいけない」

でした。


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