いじめを主導したわけではないけれど、見て見ぬふりは罪悪感あるよね。

軽い語り口だけれど、主人公がどれだけの後悔を胸に抱えてるかと思うと、いじめというものにもっと学校関係者の大人は向き合った方がいい。

「いじめはしてはいけません」と通り一遍の教育をするだけではだめだ。
被害者が亡くなってしまったら、どれだけの不幸がまき散らされるか。

この作品では主人公のことしかわからないけれど、他にも同じように罪の意識を持っている子供もいるはずだ。

亡くなった被害者は、主人公のようにゲームをすることも、恋人ができることもない。
苦しくツライ現実がなくなったのと同じように、嬉しいこともなくなってしまっているのだ。

主人公がハッピーエンドを迎えたその陰にいじめ被害者の「消えた未来」を見てしまう。

生きていたら主人公のような未来もあったかもしれないのに。
なんて考えてしまうのでした。

以上です。
では、失礼いたしました。