人間に転生した最強の魔王〜美女達とイチャイチャしながら第二の人生を送る〜
@soutoukaini
第1話 プロローグ
空を黒の闇が覆う。
光が消えかかっていた。
「進め! 」
「放て! 」
人が進み。
矢は放たれる。
そして命が消えていく。
「伏せろ! 」
「進め! 」
戦いはだんだんと魔王軍が押していった。
「デスト王、このままでは負けてしまいます」
騎士の一人が王らしき人物に報告する。
「くそぉ! 」
デストは焦り出す。
すると煙から崩れて欠けている塔が見えた。
「あれが魔王のいる所だ。突撃隊、俺に続け! 」
デストは馬を進めた。
「王に続け! 」
デスト男の後に10人の騎士が続いた。
「進め! 」
デスト達は魔王がいる塔に入り、
魔物達に斬りかかった。
しかし、塔の中にはには誰もいなかった。
「どこにいる? 出てこい」
デスト達はさらに奥へと進んだ。
一行は広場に出た。
そこはデサント丘が全て見える所だった。
「王、どこにもいません」
「よく探せ」
「ふふふ 来たか腐った人間どもめ」
声が聞こえる。
しかし姿は見えない。
「何? 」
「お前ら人間がいるから世界は腐ったのだ」
「それは違う! 」
「では言ってみろ。どこがどう違うのか……」
「くっ」
デストは言い返せなかった。
「言い返せないだろう。だから私はお前達を滅ぼす」
火球が飛んできた。
「後ろか! 」
デスト達は回避する。
「なかなかだな……」
デスト達の前に黒い煙が現れた。
煙の中から人影が現れた。
「姿を現したか……」
デスト達は剣を構える。
「人間が魔人に勝てるとでも? 」
魔王は黒球を放った。
「何? しまっー」
黒球はデスト達に直撃した。
デスト達は闇に包まれた……
と思われた。
「ん?」
「? 」
黒球は直撃しなかった。
デストは目を開ける。
そこには青年が『結界』を張っていた。
「王、大丈夫ですか? 」
青年は声をかける。
「お主は? 」
「名乗るものではありません」
「王は逃げて下さい」
「何を言うか! 」
「王は死んではいけない人です。魔王は僕がやります」
「王! 」
部下が声をかける。
「分かった。頼んだぞ」
青年は敬礼すると、魔王を見た。
「君が勇者か……」
「なぜ分かった? 」
「その力を見れば分かる」
「そうか……それじゃあ魔王死ね! 」
「面白い、やってみろ」
魔王は余裕の表情だ。
「『水槍』」
勇者は魔術を放つ。
しかし魔王は全て回避する。
勇者は攻撃をするが魔王に当たることはない。
「こちらの番だな」
魔王は再び黒球を放つが、
勇者も回避する。
戦いは熾烈を極めた。
「はぁはぁ」
「そんなものか? 」
「何? 」
魔王は勇者の上空から急降下をした。
「これで終わりだ! 」
魔王は『黒い剣』を出す
「何を! 」
勇者は『光の弓』を出した
「くっ! 」
「うっ! 」
剣と矢はぶつかった。
魔王と勇者は光に包まれた。
「くっ、甘かったか……」
魔王と勇者は光と共に消えた。
***
指導者の魔王が消えた事により
侵略戦争は魔王軍の敗北に終わった。
人間に転生した最強の魔王〜美女達とイチャイチャしながら第二の人生を送る〜 @soutoukaini
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