第2話

俺は今学園のデカさにびっくりしている。

「でっかいなー」

横目で雫を見ると俺と同じくびっくりしている。

「そうですね。間近で見ると違いますね」

資料によると学園デカさは東京ドーム10個

くらいの大きさだ。俺たちがびっくりしているといきなり声をかけられた。


「あのー、新入生ですか?」


俺たちはその声に一瞬だけびくっとなったが振り返って見る。そこには3年生の印のピンをつけた黒髪ロングの美少女がいた。

俺が見惚れていると隣からすごい視線を感じたので見てみるとジト目で雫がこっちを見ていた。俺はやばいと思ったので、慌てて美少女に意識を戻した。


「えーと、自分と付き合ってください!」


とっさに出た言葉がこれだった。その美少女は唖然とし雫は背後に修羅が見える。俺が焦っていると美少女が笑った。


「ふふふ、いきなり何を言うかと思ったら付

き合ってくださいて始めて言われたわ」


よかったいきなり告白したから気持ちが悪いと引かれたと思ったが大丈夫のようだ。


「笑ってごめんない私は3年の橘扇よ

そろそろ入学式が始まるから急いだ方がいいわよ」


俺はそう言われたので時計を確認すると8時30分と表記されていた俺は慌てて橘先輩にお礼を言って雫と走った


「教えてくれてありがとうございます!

雫急ぐぞ!」


「兄さん待ってください!」


急いで会場に向かい指定された席に着く。すると隣から声をかけられた。


「はぁ〜間に合ったー」

「なぁ、隣のその子は彼女か?」


そいつは赤髪でツンツンヘアーの青年だった。俺は反応に困っているとそいつはハッとした表情になり自己紹介を始めた。


「あっ悪いな俺はの名は桐崎礼央だよろしく

でどうなんだ?」

「お、おうよろしく、俺は神風拓也でこっちは彼女じゃなく妹の雫だ」


雫は軽い会釈をして前を向いた。


「そうなんだ彼女かと思ったよ、それより

雫ちゃんなら俺と付き合わない?」


そう言われた雫は桐崎を睨んだ。


「桐崎さん私は兄さんが居るので結構です

もしまた告白してくるなら海に沈めますよ」


雫は最初は睨んでたけど最後はいい笑顔で言ったので桐崎と同じく背筋がゾッとした。


「じょ、冗談だからね!桐崎ジョークだよ!

な、なぁお前の妹はいつもこんな感じか?」


桐崎は後半小声で俺に聞いてきた。


「いや今のはお前が悪いと思うからなそれと

お前じゃなく拓也とでも呼んでくれ」


「わかった拓也それなら俺も礼央と呼んでくれそれと後で拓也の妹に謝っておく」

「そうしてくれ礼央」


そうこうしている間に式が始まったようだ。


「えーこれから入学式を始めます。

まずは学園長の話からお願いします。」


壇上の上に貫禄のあるお爺さんが立った。この人が学園長のようだ。


「まず入学おめでとう、儂はこの学園の長

藤堂玄徳じゃ、みな自分の能力を過信せずに学園生活を精進するのじゃ」


俺はすげー貫禄のあるお爺さんだったなーと思っていると礼央が話しかけてきた。


「なぁ、あの爺さんすげー貫禄だったな

さぞかしすごい能力を持っているじゃないか」


「そうだな、おっ次は生徒会長の話だな」


次は生徒会長が壇上の上に立つ。生徒会長はさっき会った橘扇先輩のようだ。橘先輩が壇上に立つとその美しさからか会場にどよめきがはしる。隣の礼央も興奮している。雫は無言でこちらをつねってくる


「痛い痛い痛いから雫どうしたんだよ」


「兄さんはあの女がいいんですか?こんな可愛い妹よりあの女の方がいいんですか?」


どうやら雫は俺がみんなと同じく見惚れていると思ったようだ俺は訂正しようとすると隣の礼央が余計なことを言ってきた。


「なぁ拓也めっちゃ可愛くないか拓也もそう思うだろ思わない奴はホモだな」


俺は余計なことを言いやがってと思っていると雫のつねる力が上がった。


「雫誤解だからな俺は見惚れたか見惚れてないかと言ったらちょと見惚れたけどそれ以外何もないからな」


「やっぱり見惚れていたんですね

もう兄さんの事は知らないです。ふん」


雫はそう言うとプイと顔を背けてしまった。


「なぁ拓也、俺妹を怒らせる事さっき以外したか?」


俺は内心ため息をつく


「色々とあるんだよ、そろそろ話し始めるぞ」

「そうか、おっ本当だな」


橘さんは咳払いをして騒めきを無くし話し始めた。


「んっんっ、新入生の皆さん入学おめでとうございます。先程学園長が言っていた通り

自分の能力を過信せずに精一杯頑張ってください。それとこの学園には強さのランキングがあるので頑張って上位になってください。」


橘先輩の話が終わったようだ。あとは学園のルール等の話しがあり入学式が終わった。

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異能学園の刀使い haise @hiag

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