放課後ファイター
たゅり
第1話
朝起きて、ご飯を食べて、学校へ行き、授業を受けて、帰りの準備をする。
そこまでは普通の人と何ら変わりない。
だけど私、いや、私たちが“普通”じゃないのは学校の後のこと。
私の名前は宇佐美 なるせ。
普段は普通の中学3年生として過ごしているけれど、学校が終わってからは違うの。
「なるせー、またね!」
「ほ~い」
今のは、親友の中井 あこ。
幼稚園からの幼なじみで大の仲良し。
でも、あこは普通の人。
私はいつも1番最後に教室を出なければいけないの。大事なようじがあるから。
いつものように職員室に教室の鍵を返しにいった。
「お、宇佐美やん」
「うげっ」
「うげってなんやねん、一緒に行こか」
今のは蒼井 せな。
こいつも普通のひとじゃない。
2人で今降りてきた階段をのぼっていく。
「なんか喋ってよ~」
「むちゃくちゃやなw」
そんなくだらない話をしているうちに3階の階段の突き当たりに来た。
壁に手を当てると扉があらわれる。
せながドアノブに手をかけて、ドアを開けた。
「お願いしま~す」
「しゃーっす」
さあ、私の“普通”じゃない放課後の始まり。
放課後ファイター たゅり @tayurisan_dayo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。放課後ファイターの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます