今回も、女の子と女の子がイチャイチャするだけの回なので、苦手な方はスルーして下さい。
お花屋の仕事は、特に問題無く進む。
いつも私とフラムちゃんを見学していた男子達は、ほとんど居ない。
なぜなら、私がミリアさんに相談した後…レジンさんが迷惑行為や業務威圧妨害になるかもよー、っと男の子達に教えていたから。
今は男子達に向けた、迷惑行為への看板が立て掛けられている。
公爵家の印が押されているので、効果は絶大。
ミリアさん…公爵令嬢だったみたい。
騎士団長の息子さんと結婚して貴族から降りて、今は特事班の受付。
謎が一つ解けた気がする。
ミリアさんありがとうございます。
ブルークイーンのお陰かな。
ミリアさん、子供の頃に見たブルークイーンがずっと忘れられなかったらしい。私が持ってきた時に涙ぐんでいたから…そのお礼かな。
視線が気にならないから、のびのび仕事が出来る。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「じゃあね…アスティちゃん…」
「気を付けてねー。フラムちゃん」
昼頃、フラムちゃんの両親が迎えに来た。
優しそうなフラムパパ。ニコニコしているフラムママ。
フラムちゃんは、その二人と手を繋いでバイバイしている。
ああやって、親と手を繋いだ事は無い。
少し前まで、本の世界でのやりとりだと思っていた。
帝都に来た時は、本当にああやって手を繋ぐんだなーと思ったよ。
…ん?フラムちゃんどうしたの?泣かないで。
寂しいの?お泊まりしたかったんだね。ほらっ、パパママが困っているよ。
……あれ?なんで私がパパママに抱き締められているの?
「アスティちゃん、いつでも家に来て良いからね」
「寂しい時は我慢しなくて良いんだよ」
「えっ、あっ、はい」
……あぁ、そういえばフラムちゃんに、私の家族の事聞かれたなぁ。
そのせいか…親の愛を知らずに育った私を、可哀想に思うのかな?
おまけに家出娘だし。
大丈夫ですよ。ありがとうございます。
少しだけ親の愛を知っているなら、涙を流したと思うけれど、私はゼロなんで泣けなくてすみません。
周りも仕事だから優しかっただけだし…
こういう風に全開の優しさに触れると困惑してしまう。
優しい家族に手を振り、仕事を再開。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
フラムちゃんが帰って、少し経った時にミーレイちゃんがやって来た。手には鞄…もしや。
「アスティちゃん。お泊まりしても良いって!」
「ほんと!やったぁ!」
ミーレイちゃんと手を取り合って喜ぶ。
嬉しそうだね。
ちょっと待ってて、あと…二時間。
ちょっとじゃないね。どうしよっか。
色々制服あるけど、着てみる?良い?やった。
ミーレイちゃんを制服部屋に連れて行き、好きな物に着替えてもらう。
「いらっしゃいませー」
「あ、あの…これ下さい」
「はーい。鉄貨五枚です」
おっ?この男子は学校で見た事あるな…一組の、私をいつも睨む男子。
「お待たせー!あっ、ごめん接客中だったね」
「__ぬぉっふ! ミ、ミーレイちゃん…」
「ミーレイちゃん可愛いねー!」
やったねミーレイちゃん!ぬぉっふだよ!ぬぉっふ!それが何か解らないけれど、私も言われた事あるよ!
男子がミーレイちゃんを見て混乱している。可愛いもんね。
ミーレイちゃんもクラスメイトが居るとは思わなかったのか、少し混乱している。嫌だよね、クラスメイトとか。
「…あ、あの…ミーレイちゃん…ここで働いているの?」
「違うわ…友達の制服を着させて貰っただけ。もう買ったんでしょ?友達の仕事の邪魔よ。早く行きなさい」
「は、はい!すみません!」
ミーレイちゃん、男子と話す時はあんな感じなんだ。
腕を組んで見下す高飛車な感じが格好良いね。
私も一時期そんな感じだったよ。
…腕を組むとおっぱい強調されるから、ちょっとエロいよ。
フラムちゃんの制服ピッタリだね。フラムちゃんとおっぱい同じくらいなんだね。おっぱい大きいんだね。…おっぱい大きいんだね!
…ちっ
今日はミーレイちゃんが居るから、男子達がホイホイ立ち止まる。看板見ろー。使い走りのレジンさんが来るぞー。
「アスティちゃん。配達終わったから上がっていいわよん!」
「了解しました!お疲れ様でぇす!」
早めに上がらせてくれた。
ミーレイちゃんが居たから気を使わせちゃったかな。
お待たせミーレイちゃん。
上に行こ。
「アスティちゃん…お泊まりって…フラムちゃんと、どんな事しているの?」
「んー…ご飯食べたらシャワー浴びて、私の部屋でポプリ作ったり、本読んだり色々したら、一緒に寝る…かな」
「じゃ、じゃあ私も色々したいから…フラムちゃんと同じ様にしてね」
「えっ?同じように?」
良いの?ほんとに?
後で怒らないでね。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
制服から私服に着替えて、ミーレイちゃんと二階に上がる。
まだ、晩御飯まで時間はあるなぁ…
「ミーレイちゃん。ご飯まで時間あるから、先にシャワー浴びる?」
「うん!先に入って良いよ」
「ん?一緒に入るんだよ?」
「えっ……一緒に?」
一緒に入ろうよ。心の準備?いらないよ。
フラムちゃんと同じ様にするんでしょ?
ほらっ、脱いで。あっ、間違えた。脱がすね。
ばんざーい。よいしょっと。
ポヨン__おー!
…やっぱりおっぱい引っ掛けちゃうな。
このブラジャー可愛いね。何処で買ってるの?中央区か、一緒に行こうね。
ミーレイちゃんの顔が真っ赤だなぁ。青色の髪だから、赤くなると直ぐ解る。
肌綺麗…おっぱいも綺麗…すべすべ。あっ…入ろっか。
私もスポッとワンピースを脱いでシャワー室へ。
隠さなくて良いよ。私も隠してないから。
洗ってあげるね。駄目?駄目が駄目。ほらっ、頭から。
少し長い青色の髪が濡れて、水滴が付いているミーレイちゃんの顔。
色気があるなぁ…その歳で、その色気。こりゃモテるわ。
頭を洗い、首、肩、腕を洗う。鎖骨…ほう…ここは覚えておこう。
……残り全部も洗ってあげました。
よし…把握した…
寝る時が楽しみですね。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
パジャマに着替えた後、晩御飯は作りおきしていた物を食べて私の部屋へ。
「わぁ…可愛いお部屋!」
「ふふー、色々集めているんだ!」
帰り道に可愛い物を買ってを繰り返して、今では色々増えている。
見て見て、グレートモス三兄弟。えっ、気持ち悪い?
じゃ、じゃあデスラビットの置物!……まぁまぁか。
これは自信ある。スターフィッシュ!…可愛い?やった。
「あっ、これはブルークイーンで作ったポプリ。ミーレイちゃんにプレゼント!」
「わぁー!ありがとう!
アスティちゃんが持ってきてくれてから、ブルークイーンの事調べたんだけど、凄く貴重な花なんでしょ?」
「まぁねー。帝国には無いと思っていたんだけど、秘密の場所があるんだー」
「へぇー、どこー?」
「ラジャーナの森の奥だよー」
……あれ?変な顔しないで。
ラジャーナだよ。辺境の街。知ってるでしょ?
一人で行くよ。
また持ってくるからね。
危ない?大丈夫。今生きているから。
「…アスティちゃんって沢山本読むんだねー。凄い…高度魔法科学書とか上級犯罪心理学…うわっ…ロックウォレズの理論書…あれ?この本は?」
「__あっ!それは!」
「……」
薄い本です。目が点になっている…ちょっと刺激が強いかな。
それは、王子と王子のアレか…まだ軽いやつで良かったね。
読む?貸してあげるよ。この三冊はまだ軽いから。
「ミーレイちゃんの夢ってなぁに?」
「私は、まだ夢が無くて。家が経営しているお店の一つを任せてもらえる様にはなりたいとは思っているけど…」
ミーレイちゃんの家…アズリード家は、高級宿屋や、貴族向けの服を生産、販売している上位の商家。
ミーレイちゃんは四人兄弟の長女。お兄さんが家を継いで、弟さんが経営の手伝いをする形になるそう。妹ちゃんは八歳…連れて来て良いよ。
まぁ、まだ12歳。ゆっくり考えれば良いと思う。
私?世界で一番強くなる事だよ!
…その反応は予想済み…夢は大きく。だよ。
「ミーレイちゃん。そろそろ寝る?」
「うん。昼前には家に帰らなきゃいけないから」
お花の照明を操作。顔が見えるくらいの明るさにして、ミーレイちゃんと横になる。
暖かい。やっぱり誰かと寝ると落ち着く。
「アスティちゃん…フラムちゃんとは、このまま普通に寝るの?」
「いや、エッチするよ」
「…な…にぃ」
お泊まりしたら、そりゃしますよ。
したいもん。ミーレイちゃんはする?
しなくても大丈夫だよ。
「アスティちゃん…大好き」
「私も、大好きだよ」
真っ赤な顔をしたミーレイちゃんの首に触れた。
ドクドクと響いて来る。緊張しているね。
手を動かして耳に触れると、熱い。
指を下に滑らせ、あごをクイッと上げる。
目を閉じて抵抗しないから、私に任せてくれるんだね。顔を前に動かし、ミーレイちゃんの唇に私の唇を重ねる。
……
……息止めなくて良いからね。
ミーレイちゃんの後頭部に手を添える。
私は口を開け、舌でミーレイちゃんの口を開けた後、口の中に舌を滑り込ませた。
……
……
空いている片手でパジャマを脱がした後は…シャワーで把握していた場所を攻める。
……
……ミーレイちゃん…エロい。
……
……はい!もちろん最後までシましたよ!
18禁バージョンがあったら全部お伝えしますが……ね。
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