「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス、スタート!

   

 昨日の「カクヨムからのお知らせ」にもあった通り、いよいよ昨日の正午から「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェスが始まりました。


「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス 1回目お題 「スタート」 締切:1月12日 午前11:59

https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon9_shortodai1


 お題発表から既に30時間以上が経過していますが、指定の「短編賞創作フェス」タグで検索すると328作品。1回目お題の締め切りまでは半分以上の時間が残っており、まだまだ増える可能性は高いにしても、これは多いのでしょうか、あるいは少ないのでしょうか。

 お題をもとに短編執筆という意味では、KACみたいなイベントです。KACイベントも「カクヨム誕生祭」という大きなお祭りの一環ですが、おそらくカクヨムコンには敵わないはずであり、カクヨムコン開催中である現在の方がアクティブユーザーも多いはず。

 ならば「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェスはKAC以上の参加数になるのか、あるいは「カクヨムコン期間中は長編執筆に手一杯で、KACみたいなイベントがあっても、そちらまで手が回らない」というユーザーが多くて逆に少なくなるのか。どちらの影響が色濃く出るのか、ちょっと興味深いところです。


 とりあえず、比較のために改めて、最近のKACの参加作品数をそれぞれの「結果発表」のお知らせで確認してみると、


(KAC2021)第1回参加数:623作品

(KAC2022)第1回参加数:848作品

(KAC2023)第1回参加数:1,186作品


 となっていました。

 なお、それぞれの「第1回」の応募期間も再確認すると、KAC2021とKAC2023では2日間、KAC2022では3日間だったので、どれも今回の創作フェスと同じかそれより短い期間で、上記の作品数だったことになります。

 まだ「1回目お題の締め切りまで半分以上の時間が残っている」という段階なので断定できませんが、今の時点で見てしまうと、KACほど盛況ではない感じ。やはりカクヨムコンは長編メインのイベントであり「カクヨムコン期間中は長編執筆に手一杯で」という方々が多いのかもしれませんね。


 まあ全体的な空気がどうあれ、私自身は長編は既存の完結済み作品しか出しておらず、むしろ短編メイン。今回のイベントも最大限に楽しめる状態です。

 ちょうど昨日は昼食も早めだったので、食べ終わってすぐ、PCのある部屋まで戻らず台所に立ったまま、12時過ぎにスマホでお題を確認。カクヨムのサイトまで行かずに、Twitterのカクヨム公式アカウントからの確認でした。

 後で「カクヨムからお知らせ」で見たら、


>新年がはじまったということで、今回のお題は「スタート」です。


 という一文もありましたし、もしも先にそちらを目にしていたら「新年」を意識したかもしれません。でも私の場合は「Twitterのカクヨム公式アカウントからの確認」だったのでそんな意識はなく、それよりも「新しいイベントが始まったから『スタート』なのだな」と考えてしまいました。

 そうなると「カクヨムのイベントのスタート」というのが頭から離れず……。その関連で書きやすいのはエッセイでしょうけれど、でもせっかくなので「小説」を書きたい。そういえば以前にKACイベントでもKACそのものをネタに書きたくなる場合があり、でも自分と同じ立場の者を主人公にしたらそれこそエッセイや私小説っぽいので少しだけ立場を変えて「カクヨムユーザーである『友人』と、彼が昼休みにスマホでお題確認しているのを見かけた主人公『僕』」というパターンで書いたことがありました。

 そこで今回もそれを使うことにしたら、出来上がったのがこれ。

 わずか約1,000文字の掌編です。


『読者選考期間がスタートしました』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669712399261


 昼食後の食器洗いなどを後回しにして、ササッと書いたつもりでしたが、それでもそれなりに時間がかかって、投稿したのは午後1時頃になりました。

 ひとつ投稿したら安心して、洗い物も済ませて外出。でも「カクヨムのイベントのスタート」みたいな話は何だかメタっぽくて少し邪道な気もするし、他にも一応投稿したくて……。

 そもそも実際にお題が発表されるまでは「即興で書きやすいジャンルは『ホラー』『恋愛』『SF』『異世界ファンタジー』あたり。どんな話でも怖そうなオチをつければ『ホラー』になるだろうし、恋心を抱く男性あるいは女性がメインキャラとして登場すれば『恋愛』になるだろうし、無茶苦茶な発想でも『SF』や『異世界ファンタジー』ならば『そういう設定の世界観』として許されるだろうし」などと思っていました。

 そこで、ひとつ『ホラー』で書いてみよう。今度は「期間」みたいな時間的な「スタート」でなく、位置的な「スタート」の「スタート地点」で……。そんなことを考えながら歩いていたら、確か踏切を渡る少し手前くらいで頭に浮かんできたのが、こんな物語。

 今度は約3,000文字の作品です。


『スタート地点に戻ってもそこには誰もいなかった』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669722640252


 ただし執筆自体は外出先で途中まで、それから帰宅後に続きを書けたのは夜になってから。結局投稿したのは午後11時半頃でした。


 とりあえず、ひとつのお題で2作品投稿できたので、個人的には大満足です。

 同日投稿とはいえ、かなり時間差もあるので一概に比較できませんが……。

 どちらも一話完結という同じ条件で、今のところ『読者選考期間がスタートしました』がPV26で★6、『スタート地点に戻ってもそこには誰もいなかった』がPV17で★20。わずかな差ではあるものの、PVの少ない方が★評価が高いのは、ちょっと興味深いですね。

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