「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス、2回目お題は「危機一髪」!

   

 今日のお昼で「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス1回目が参加締切となり、2回目が始まりました。今度のお題は「危機一髪」です。


「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス 2回目お題 「危機一髪」 締切:1月15日 午前11:59

https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon9_shortodai2


 これに備えて私は今日、お昼ご飯そのものだけでなく、洗い物も含めて正午までに終わらせていました。

 正確には「2回目のお題発表に備えて」というよりも「1回目の参加締切の瞬間を見逃したくなかったので」というべきでしょうか。1回目の参加作品数を知りたかったのです。

 もしかしたらシステム的に微妙にタイムラグがあって更新状況などが正しく反映されていないかもしれませんが、とりあえず自分の目で「1月12日 午前11:59」に確認した限りでは、その時点の「短編賞創作フェス」タグの検索結果は788作品でした。

 前回のエッセイ記事でも改めて確認した通り、一番最近のKACイベントでは、初回の参加作品数は2日間で1,186作品。今回の「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェスは期間が3日あることも考え合わせると、それで約800作品なのですから、やはりKACイベントほどは盛り上がっていないのかもしれませんね。


 私個人はKACと同じ姿勢で臨んでいるので、今日もお題を見てすぐに考えました。

 お題発表の「お知らせ」にも


>危機一髪で絶体絶命な状況を切り抜けた実話や主人公が周りの登場人物をギリギリのところでなんとか救いだす小説など、「危機一髪」の要素が含まれる作品を募集します!


 と書かれている通り、何らかのピンチに陥ってそこから脱出するのが「危機一髪」のはず。

 ならば「何らかのピンチ」という状況をまず考える必要がありそう。そこで私の頭に真っ先に浮かんできたのが、踏切を渡る際の「ピンチ」でした。


 犬の散歩で時々少し遠出する際、踏切を渡る場合があるのですが、連れている犬が小型犬のトイプードルなので「小さな脚がレールの間にはさまって抜けなくなったらどうしよう」という不安を感じたりするのです。

 そもそも鉄道会社や区間によってはレールに微弱な電気が流れているケースもあるそうで、以前にTwitterで「散歩中、愛犬が感電したらしく、そこから抱きかかえて帰ったし、それ以降は踏切を怖がるようになった」みたいな話も見たことがあります。当時は犬を飼い始めたばかりで「散歩は近所だけだから、うちは関係ない。踏切までは行かないだろう」などと考えていましたが、いざ犬の散歩が習慣になると、案外遠出もするようになり……。

 感電のツイートを思い出したり、上述の不安があったりするので、なるべく踏切を通る際はトイプードルを抱きかかえるようにしています。ただし必ずではなく、たまには「そこまでしなくても大丈夫かな?」と思って、普通に歩かせる場合も。

 まあ以上は犬の話なのですが、「レールの間にはさまって抜けなくなったらどうしよう」に関しては「人間でもあり得るのではないか」という想像も時々頭に浮かんできます。道を歩いていて、靴紐がほどけた時です。

 わざわざ公道でしゃがみ込んで結び直すのでなく、目的地に着いてから、ゆっくり座って直せばいい。そんな油断から靴紐をブラブラさせたまま踏切を渡ったら、途中で紐が引っかかって動けなくなり、踏切から出られない間に列車が迫る……。

 もしもそんな状況になったとしても、現実的には靴を脱いで逃げ出せばいいのかもしれませんが、いざとなったらパニックに陥って冷静な判断が出来ないかも。


 そんな「ピンチ」は前々から妄想していたので、今回のお題を見て、最初は「これを使おう!」と思いました。でもこの踏切の話の場合、普通にピンチから脱出できたら面白くない気がする。ほら先ほども書いたように、私の想像力では、一番の脱出法は「靴を脱いで逃げ出す」ですからね。なんだか拍子抜けです。それよりは「動けない間に列車が迫る!」でホラーっぽく終わらせた方が、話としては良さそう。

 でも「ホラーっぽく終わらせ」では脱出せずに終わるので、今回の「危機一髪」には使えません。そこで、改めて「助けてくれる人」を用意して、主人公と「助けてくれる人」の人間関係も設定して……。

 そうやって考えていくうちに、物語の舞台は踏切ではなくなり、ピンチの内容も変わって、こんな話になりました。


『不良に絡まれた私をクラスメイトが助けてくれた』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211752127396


 今日は元々、歩きながらお題について考えて外出先で書くつもりだったのですが、出かける格好に着替えている間に、上記の話は頭の中で出来上がってしまいました。

 でももう着替えてしまったので、そのまま外へ。歩いている間は思いついた話を頭の中で反芻するだけで、パソコンへの入力そのものは、ファミレスでコーヒーを飲みながら行いました。

 投稿したのは結局、午後1時半頃。とりあえず一つ投稿できたので気分的には楽になりましたが、1回目のお題では2作品投稿したので今回も複数投稿したい。そう思いながらTwitterを見ていたら、ふと目に止まったのが「WEBで小説を書いている人たちには、既婚女性と独身男性が多い気がする」という主旨のツイートでした。

 あくまでも「気がする」という個人の感想ですから、正しいか否かはわかりません。でも、もしも本当に女性は既婚、男性は独身が多いとしたら……。

 例えば、私は以前に「素人作家同士がオフ会で意気投合して結婚する」という短編を書いたことがありますが、それは未婚の男女比が同じであればこそ起こりやすいはず。どちらかが極端に偏っていたら、せっかく同じ趣味で意気投合しても「ごめんなさい、私は既に結婚しているので」みたいな悲しい状況も生まれそう。

 いや、そもそもネットでは「男性」「女性」も当てにならない。「ネカマ」という言葉も存在するくらいなので「女性だと思って告白したら、実は男性だった」も多いのでしょうね。「ネカマ」の「ネ」は「ネット」の「ネ」だと思いますが、ネットなんて存在しない昔々にも「土佐日記」の紀貫之の例があるように、性別を偽るのは昔からの伝統で……。

 そんなことを考えていくうちに、それが頭の中で「危機一髪」に繋がって、こんな物語になりました。


『恥ずかしい告白をギリギリで回避した』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211759036298


 同じくファミレスでコーヒーを飲みながらの執筆で、投稿は午後3時半頃。先ほどの1作品目投稿からは2時間後、と考えれば結構な速筆かもしれませんが、まあそれは作品自体が短かったおかげ。2作品目は1,000文字にも満たない掌編でした。


 実は1作品目も2作品目よりは長いものの、1,500文字程度しかありません。もう少ししっかりした長さの作品も書きたい気がしますし、まだ明日か明後日に何か思いつく可能性はありますが……。

 一応は今回も複数作品を投稿できたので、これで満足しておくべきかもしれない、とも思っています。

 ならば、残るは最後の3回目だけですね。3日後のお題発表が今から楽しみです!

   

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