3日目で1万作品

   

 昨晩ベッドで横になってTwitterを見ていたら、カクヨム公式アカウントのつぶやきとして『開幕から3日目で応募総数が10,000作品突破』というツイートがありました。


https://twitter.com/kaku_yomu/status/1731161339966681215


 ツイート日時を確認すると「午後1:00 2023年12月3日」。日曜日だったのに、わざわざツイートご苦労様です。

 カクヨムコンは、長編は完全な読者選考ですし、短編も「読者ランキングを参考に」という形で読者選考が関わるコンテスト。特に長編は、期間中に毎日更新するだけでも作品の露出度に繋がると思えば、みんな出来る限り早く投稿開始して応募したくなるのでしょうね。

 短編は投稿開始してすぐ完結と考えると、投稿直後しか目立たないと思うのですが、それでも例えば私の「なんだか待ちきれなくて、予定より早く投稿!」みたいな人も結構いるかもしれません。現時点で既に短編の方も約4,700作品が応募されているので、こちらもスタートダッシュがかなりあったようです。

 私も去年までは開始早々たくさん応募していましたが、今年は1週間に1作品程度に抑えるつもりで、まだ投稿を控えていますが……。

 やっぱり「待ちきれない!」みたいに気持ちが逸るせいか、12月9日投稿予定の短編は既に一昨日のうちに予約投稿をセット済み。さらに12月16日投稿予定の短編も、まだ予約投稿そのものはセットしていないものの、既に編集画面のページおよびエピソードページは入力済みになっています。

 そもそも「今年は1週間に1作品程度」という方針は「あまり一度に投稿するとカクヨム全体どころか自分のページの中でさえも埋もれてしまう」という考えに基づいていますが、はたして実際にはどうなのでしょうね?

 例えば私の場合、固定コレクションの先頭を「カクヨムWeb小説短編賞2023に応募中の作品」にしており、コレクション内の最初の4作品はそれぞれのコレクションをクリックせずともユーザーページ上でも表示される仕様ですから、それら「コレクション内の最初の4作品」に関しては「自分のページの中でさえも埋もれてしまう」という心配は不要。だとしたら、とりあえず4作品までは早く投稿しても構わないのかも……?

 そんな感じで少し迷いもあるので、案外早々に「今年は1週間に1作品程度」という方針は変えてしまうかもしれません。


 カクヨム公式アカウントのツイートの話に戻すと、昨日の夕方には、こんな宣伝ツイートもありました。


>自作のチャンスを広げるための #カクヨムコン9


>カクヨム外のコンテストとの【並行応募】も可能だから、応募しておいて損なし


https://twitter.com/kaku_yomu/status/1731236831897809038


 過去のカクヨムコンの応募要項を探してみると、第一回の時点では、他サイトのコンテストとの重複応募は禁止。だから数年前は、古参のカクヨムユーザーほど「カクヨムコンは重複応募できない」と勘違いしやすかったようです。いや古参どころか、当時まだ新参者だったカクヨム一年目の私も最初は勘違いしていたくらい。このエッセイの一年目のところに書いたように、重複応募が可能と理解したのは、開始直前の時期でした。

 現在では特設サイトの「よくある質問」でも明記されているので、カクヨムコンが他サイトのコンテストと重複応募OKなのも広く周知されつつあるようですが……。

 その「重複応募OK!」を、改めて宣伝文句として使ったツイートですね。


 こうした「カクヨムコンそのものを宣伝する」というツイートは連日のように出ているようで、例えば開始当日の12月1日には、こんな宣伝ツイートもありました。


>本気でプロデビューしたいなら #カクヨムコン9


https://twitter.com/kaku_yomu/status/1730557358919831796


 そういえばカクヨムコン開始日の「カクヨムからのお知らせ」でも、「お知らせ」記事タイトルに『作家になる夢を叶えるなら今!』という言葉が含まれていましたね。

 先月くらいのエッセイで「カクヨムコンは他のコンテストに比べてアマチュアの受賞率が高い」という話を書きましたが、本当にカクヨムコンにおいてアマチュアの受賞、つまりカクヨムコンを経てのプロデビューが多いのであれば、カクヨムコンをアピールする上で『本気でプロデビューしたいなら』とか『作家になる夢を叶えるなら』というのは、確かに良い宣伝文句になるでしょうね。


 ただし個人的には、このツイートを見て少し「ん?」と疑問を感じてしまいました。「お知らせ」の時の『作家になる夢を叶えるなら』という言葉には特に引っ掛からなかったのですが、それはおそらく「夢を叶える」という言い方が漠然としていたからでしょう。そもそも私にも「作家になれたらいいなあ」と夢見る気持ちはありますし。

 ところが、それが『本気でプロデビューしたいなら』となると、なんだか熱意や本気度がグッとアップした感じ。例えば「作家になれたらいいなあ」と夢見る程度の私も『作家になる夢を』ならば対象内ですが、本気でプロデビューしたいかと言われたらそこまでの努力はしていないので『本気でプロデビューしたいなら』になったらもう対象外。

 別に「カクヨムコンは本気でプロデビューしたい人限定」とか「本気でプロデビューしたい気持ちがなければ応募お断り」と言われたわけではないので、あまり気にするべきではないのでしょうが……。

 例えば他サイトの大きなコンテストの中には「受賞だけがコンテストじゃない」がキャッチフレーズのコンテストもあります。コンテストの主催者側からそう言っていただけると、真剣に受賞を目指す者以外でも応募しやすいですし、ある意味今回のツイートの『本気でプロデビューしたいなら』とは反対の方向性ですね。

 まあ所詮ツイートにおける宣伝文句。言葉尻を捉えるみたいにしてあまり色々考えるのは良くないのでしょうが、ちょうど少し前に「カクヨム側が想定しているカクヨムの利用者層は本来、趣味で執筆を楽しむ者たちよりも、むしろ真剣にプロを目指す者たちの方ではないか」と感じる機会もあったので……。

 今回の『本気でプロデビューしたいなら』という言葉も、それと重なるようで過敏に反応してしまったのです。なお、この「カクヨム側が想定しているカクヨムの利用者層は本来……」みたいな話は、あくまでも個人的な意見に過ぎませんが、いざ書こうとすると長くなりそうですし、以前に書こうと思って保留にしていた件とも関連するので。

 いったんここで区切って、続きは次回に!

   

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