カクマラソンからヨムマラソンへ
昨日2月24日の「カクヨムからのお知らせ」にて、また「カクヨム誕生祭2023」に関する告知がありました。
【3/1~3/31】カクヨム7周年記念「カクヨム誕生祭2023」を開催します② ~ヨム編~
https://kakuyomu.jp/info/entry/kakuyomu_7thaniv_yomu
「お知らせ」タイトルにもある通り、今度は「ヨム」側の話ですね。「ヨム」企画4つのうち2つが公開された形です。
そちらの話をする前に、少し前回の補足です。
今年のKACについてエッセイで語った後で気づいたのですが、特設ページで書かれていた基本ルールの三番目。
>作品は「お題」の応募期間内に投稿してください。
その肝心の「応募期間」について、具体的には記されていないですよね?
例えば【毎回選出・レギュラー賞】に関して『お題発表から一週間で』という言葉はありましたが、それはあくまでも集計期間のはず。例えばカクヨムコンなどのコンテストで応募期間と読者選考期間が異なる場合があるように、集計期間イコール応募期間とは限らないわけです。
私にとっては4度目のKACとなりますが、これまでは「KACの応募期間は短くて大変だけど、そこがKACの楽しさ」という印象でした。どれくらい『短くて』かというと、だいたい2日か3日くらい。
まあそれは「印象」に過ぎないので、改めてこれまで3回のルールを確認してみると……。
「KAC2020 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020~」
https://kakuyomu.jp/special/entry/4th_anniversary#menu3
「KAC2021 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2021~」
https://kakuyomu.jp/special/entry/5th_anniversary#menu3
x
「KAC2022 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022~」
https://kakuyomu.jp/special/entry/6th_anniversary#menu2
去年と一昨年は「次のお題発表日の午前11:59まで」、3年前は「お題発表の翌日23:59」でしたね。
KAC2020の「お題発表の翌日23:59」ならば丸1日半。KAC2021やKAC2022では、曜日によって少し長くなる場合もありましたが、基本的にお題発表から次のお題発表までは2日間の場合が多かったので「次のお題発表日の午前11:59まで」も「2日間の場合が多い」となります。
そんなわけで「だいたい2日か3日くらい」という印象になっていたのでしょう。
特に記述がなかったので、おそらく今年もそれくらいだろうと想像していますが……。応募期間に関して「記述がない」では困ります。もしかすると今年は、お題発表と同時にそれぞれの締切が公表される形式なのでしょうか?
また、それとは別に「そういえば他にも『いつもの記述』が今年はないぞ?」と今さら気づいた点がひとつ。
先ほどの去年までのKACページには、基本ルールとして『お題ひとつにつき、1エピソードで投稿された作品』という言葉がありますが、今年はそれも書かれていないのですね。
てっきり私は「お題ひとつにつき、1エピソードで投稿された作品」と思い込んでいたのですが、今のところ発表されているルールでは、今年は文字数制限が「777字以上」というように下限のみ。上限がないならば例えば10万文字でも構わないことになり、それを「1エピソード」にしたら読みにくいから「お題ひとつにつき、1エピソードで投稿された作品」ルールは撤廃されたのかもしれません。実際問題、短い応募期間内で10万文字の執筆はさすがに難しいだろう、とも思うのですが。
続いて、カクマラソンの方にも少し補足を。
こちらはルール云々みたいな話ではなく、個人的な話です。
前回のエッセイでは、私の毎日更新チャレンジの方針として「KACイベントで7日確保」「残りのいくつかはストックしてある短編を使う」と書きましたが、早くも考えが変わりました。
ストックしてある短編は、せいぜい10足らず。エッセイの更新などもするとして、何もない日を短編で埋めるとしても、まだ少し足りない気がする。
そこでふと頭に浮かんだのが、前々回のエッセイで言及したこれ。
> 実は1月末、カクヨムではカクヨムコンで盛り上がっていた頃、他サイトの中編コンテスト向けに、久しぶりに短編以外をひとつ書いてみた
あの時は「コンテスト向けに」という書き方をしてしまいましたが、厳密には「コンテスト応募用に書いた」といえるほどきちんとした内容ではなく、せいぜい「コンテストにかこつけて書いた」という程度。
私の作品――特に中編や長編――にありがちな「書いている私が面白いだけで、読者にとって面白いかどうかは別問題」「その『面白い』も『起承転結』の『転』くらいからようやく面白くなる」というパターン。私の悪癖全開の作品です。
それでも私と「面白い」のセンスが重なれば読者の方々にも楽しんでいただけるかも……という期待から投稿する感じであり、コンテストで評価されることなんて、それこそ夢に過ぎません。
しかし逆に言えば、本当にコンテスト応募用ならばそちらで落選が確定してから転載するべきだけど、もう結果発表の前に転載しても構わないよね、と思えるようなレベルです。
今回みたいな「毎日更新」の題材として消費するのであれば、まさに相応しいではないですか! うまく役立つ場所が見つかりましたね!
そもそも「中編コンテスト」といっても、それは実質。コンテスト名としては「短編コンテスト」であり「7万文字以内の1話完結」という規定でした。だから内容的には何話かに分割できるものを、とりあえず1エピソードとして投稿しましたが……。
先ほどの「10万文字を1エピソードにしたら読みにくい」と少し似た話ですね。カクヨムなどに転載する場合は連載形式で書き直そう。元々そう考えていました。
しかし今回、1話3,000文字くらいで区切ろうとしたら上手く分割できず……。ルビなどを除いたら約5万2千文字、それを適当に分割したら、全29話の構成になりました。
ならば、もう「KACイベントで7日確保」なんて考える必要ありません。ストックしてある短編2つ使って2日間を賄えば、あとは上記中編を1日に1話ずつ投稿するだけで、ぴったり3月1日から3月31日まで毎日投稿できます。
「カクヨム誕生祭2023 ~7th Anniversary~」特設ページの方には書かれていませんが、カクマラソンに関して先日の「お知らせ」の方には、
>もちろん事前に書きためておいたエピソードを3月中に予約投稿してもOKです。
という記述もありました。
だから私は、短編2つと中編29話、今日のうちに予約投稿を済ませました。カクヨムの「予約投稿」機能をこれだけきっちり使ったのは久しぶりな気がします。
途中で「しまった! 予約投稿できるのは今日から20日間までだけだ!」なんて思ったりもしましたが、それは私の勘違い。用意された日付から選択するのでなく直接数字を入力するのであれば、かなり先まで予約できるのですね。
そんなわけで、3月は毎晩10時半に予約投稿。それをセットした段階で、早くもカクマラソンは走り切った気分。あとは抽選で当たることを祈るだけです。
……と前置きが長くなりましたが、ここからが本題。
2つの「ヨム」企画についてです。
ヨムマラソンと読書量くじ。
どちらも面白い企画だとは思うのですが、ひとつ気になったのが、どちらも読書データ準拠っぽいこと。
マイページの『読書データ』って、皆様の場合、どうなっているのでしょうか?
私は1年前のカクヨムコンの時期、明らかに読んだ覚えがないほど膨大な文字数が表示されて、ちょっと気持ち悪く感じました。
まあ原因はハッキリしています。カクヨムコンの時期になると、全応募作品のデータをまとめてくださる方々が現れますよね。この場をお借りして、改めて「ありがとうございます」と感謝の意を伝えたいくらいです。
しかしそれを読みに行くと、私としては自分と関わる部分しか見ていないつもりなのに、カクヨムのシステム的には「それ以外の部分もたくさん読んだ」とデータ処理されてしまう感じ。
さすがに「何十万文字もあるページを開いた瞬間、何十万文字も読んだと判定される」みたいな酷いシステムとは考えたくないので、例えば「30秒とか1分とか、ある程度の時間はページに留まらないと『読んだ』扱いにならない」とか「画面に表示された範囲しか『読んだ』判定されない」とか。そういう補正は入っているのではないか、とも思うのですが……。
それでも1年前のカクヨムコンの時期、私の読書データが尋常でない数字になったのは、例えば前者ならばしばらく自分のデータを見て考え込んでいたとか、後者ならば色々探してページをスクロールしたのが全て「読んだ」扱いになったとか、そういうことなのでしょうか。
いずれにせよ、去年のそれがあったので、カクヨムの読書データは正確な読書量を反映していない、と私は感じていました。
とはいえ、あくまでも1年前の話です。もしかしたら既にシステムが改善されているかもしれない、とチェックする意味で昨日、改めてデータ系エッセイを訪れてみたら昨日分の読書データの文字数が跳ね上がりました。どうやら変わっていない様子です。
もうデータ系エッセイを見て回る時期ではないから良いとしても、それでも「読み始めたけれど最後まで読めず、最初の数行くらいでやめてしまった」みたいなエピソードを「最後まで読んだ」判定されたら、やっぱり読書量の水増しは起きてしまいますよね。
幸いヨムマラソンの方は「文字数」ではなく「エピソード数」なので、私が心配しているような文字数の水増しは大丈夫でしょう。でも読書量くじの方は文字数です。読んでもいないのに「読んだ」扱いになる文字数がたくさん出てくるようなシステムならば、それ準拠のイベントになるのは少し嫌。これを機会に読書データのシステムも改善してほしい。
そんなことを考えてしまうのでした。
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