カドカワBOOKSすごい! ひとつ終わった途端すぐ次のコンテスト!

   

 今日も複数の「カクヨムからのお知らせ」がありましたが、そのうち私の目を引いたのは以下の2つです。


「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテストの最終選考結果を発表いたしました

https://kakuyomu.jp/info/entry/kadokawabooks_isekaiworking__result


【3/10~4/20募集】「賢いヒロイン」中編コンテスト開催決定!

https://kakuyomu.jp/info/entry/kadokawabooks_cleverheroine


 まず前者は、私も応募していたコンテストの結果発表。

 残念ながら……というより、順当に落選でした。受賞したい気持ちはありますが、現実はそんなに甘くないですからね。

 コンテスト関連のエッセイ『落選カレンダー』の方でも書いたのですが、結果発表ページを見て気になった点が一つありました。『落選カレンダー』の記述を、そのまま引用してみます。


> なお、中間選考の発表の際、中間選考にしては通過数が多いのを少し不思議に思っていましたが、それは「何回も途中選考あるならば『一次選考』『二次選考』みたいな言い方になるだろう」と考えていたから。「中間選考」というからには途中選考はその一回だけであり「中間通過」イコール「最終候補」だと思っていたのです。

> でも実際にはそのような形式ではなく、最終結果の「優秀賞:7作品」と同時に「最終選考対象作品:32作品」も発表されていました。


 続いて後者は、新しいコンテストの告知です。

 まず「凄いなあ!」と思ったのが、上述の「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテストと同じようなコンテストであること。同じカドカワBOOKS主催のコンテストで、同じく中編コンストです。

 ひとつコンテストの結果発表するや否や、次のコンテストの告知をする。凄い勢いですね!

 カクヨムのTwitterの告知でも、


>「賢いヒロイン」中編コンテストは、

>「戦うイケメン」中編コンテスト(第1弾)、

>「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテスト(第2弾)に続く、

>カドカワBOOKS×カクヨムのコンテスト第3弾となります!


 とツイートされている通り、公式的にもシリーズ第3弾のコンテスト。

 こういう精力的なレーベルがカクヨムに関わっているというのは、コンテスト応募者から見ると、なんとも頼もしい話ではないですか。コンテストガチ勢だけでなく、コンテストエンジョイ勢にとっても、とにかくコンテストの回数が多くなるのは大歓迎ですからね!


 なお本日の告知でコンテストのバナーを見た瞬間、私は「投稿期間:3/10〜4/20」という表記が少し気になりました。

 わざわざ「応募期間」でなく「投稿期間」となっているのは、もしかしたら今回は新作限定……?

 急いで応募要項を確認しましたが、大丈夫でした。いつもみたいに、


>既にカクヨム上で公開されている作品についても、2023年3月10日(金)00:00以降に、小説作成画面から本コンテストに参加することが可能です。


 と書かれています。

 ならば今回だけ何故「投稿期間」表記……?

 そう思いながら、ふと「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテストのバナーを見たら、そちらも「投稿期間」でした。

 全く気づかずに応募していたのですね(笑)。まあ「楽しくお仕事 in 異世界」は既存の完結作品でも中間通過できましたし、今度の「賢いヒロイン」も「新作だから有利、既存作だから不利」みたいなことはないはず。

 ならば、とりあえず今回も、何か該当する作品があったら応募しておきましょう!

 今回の応募要項では、概要的な説明の部分に、


>賢い主人公といえば探偵・推理・トリックだろうと思った方々に正直に告白します。

>「現実が舞台の緻密な本格ミステリ」はいくら優れていても、本コンテストで受賞とするのは難しいです(楽しく読みますが)。

>カドカワBOOKSは様々な分野の才能を集めてはいますが、現在はファンタジーないしはSF的な要素を持つファンが多いレーベルです。「緻密な本格ミステリ」を現実の科学や論理に基づいて書かれた場合、そうした読者と接点の多い別レーベルの方がよりよい読者に出会えると考えます。

>しかし、サスペンス、ミステリー的な構造、論理、推理、語りのテクニック……すべて「賢さ」を描くため、ひいては面白い小説を描くための重要な要素ですから、ライトなミステリー要素は大いに歓迎します。が、全く含まれていなくても、読者がヒロインに「賢さ」が宿っていれば大歓迎です。


 という親切なアドバイスも書かれています。

 前回が「in 異世界」だったように、今回も異世界ファンタジーが良いのでしょうね。あるいは、カクヨムコンなどで「ファンタジーは優遇されているがSFは冷遇されている」と感じている方々から見れば『ファンタジーないしはSF的な要素を』という言葉にSF復権の希望が見出せるコンテストでしょうか。


 私の投稿済み作品の中には「異世界ファンタジーで少し謎解き要素があって、最後に女主人公が知恵と機転でピンチから脱する」みたいな作品もあります。ちょっと微妙な気もしますが、一応「知恵と機転で」を「賢さ」要素と思っていただけるかもしれない、と期待してそれを応募するつもりでいます。

 ただし他サイトのコンテストに応募中だったはず……と思って確認してみたら、その「他サイトのコンテスト」は重複応募可。こちらの「賢いヒロイン」中編コンテストも、応募要項には、


>なお、本コンテストの結果発表前に、応募作品が本コンテスト以外のコンテスト等で受賞した場合には、選考対象外となります。


 という記述がありますね。カクヨムのコンテストにはありがちな、重複応募を前提とした記述です。重複応募禁止ならば、そもそも「本コンテスト以外のコンテスト等で受賞した場合」を想定する必要ないわけですし。


 他にも異世界ファンタジーで「女主人公が謎解き」みたいな話を書いているので、そちらも出来れば応募したいですが、それはまだ未完結。文字数としては約34,000文字で、カクヨム投稿分は約26,000文字。

 応募規定を見ると「作品形式等」のところに『本文が20000字以上60000字以下』、「注意事項」のところに『応募受付期間中に作品が完結している必要はありませんが』と書かれているので、文字数的には応募できるのですが……。

 やはり「謎解き」場面まで辿り着かないと「賢さ」を表現できないでしょうし、そもそも長編のつもりで書き始めた作品なので、中編コンテストには不向きのはず。

 とはいえ、どうせ「カクヨムコン期間中は更新を避けて、終わったらもう少し書き進めてから、少しだけでも連載再開しよう」とも考えていたので、ある程度まで書けたらこれを応募するのもアリかも。

 まあ一番いいのは新作執筆でしょうけど、はたしてどうなることやら。とりあえず、こうして「あれを応募しよう、これを応募しよう」と考えている段階が、無責任にワクワクできて一番楽しい時期なのでしょうね。ちょうど「旅行は出発前が楽しい」みたいな。


 さて。

 細かい点ですが、応募要項を見ていて気づいたことがもう一つ。

 同じ中編コンテストのシリーズだと思っていましたが、前回の「楽しくお仕事 in 異世界」と今回の「賢いヒロイン」とでは「選考方法」の記述が少し変わっています。

 まず前回の「楽しくお仕事 in 異世界」の方が、


>応募された作品の中から、編集部からピックアップされた作品が最終選考対象作品としてエントリーされます。編集部内で最終選考を行い、優秀賞作品を選定いたします。


 だったのに対して、今度の「賢いヒロイン」では、


>応募された作品の中から、編集部員がピックアップした作品が中間選考を通過となり、さらにその中から数作品が最終選考対象作品としてエントリーされます。編集部内で最終選考を行い、優秀賞作品を選定いたします。


 ほら!

 ちょうど今回のエッセイ記事冒頭の「結果発表ページを見て気になった点」に関わる話!

 前回は曖昧な書き方だったのが、今回は「中間通過イコール最終候補ではなく、中間通過からさらに最終候補を選ぶよ」と明言された形です。

 こうして次回の応募要項を見ることで、ようやく「楽しくお仕事 in 異世界」に関してもスッキリした気分になりました。

   

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