2021年11月
本日11月17日の「カクヨムからのお知らせ」は、プレミアム機能に関する続報
10月25日の「カクヨムからのお知らせ」にあった、投げ銭機能などの話。色々と引っくるめて「プレミアム機能」という仮称で、本日の「お知らせ」にて、さらに詳細が告知されました。
カクヨムロイヤルティプログラム第二弾の仕組みとできることについて
https://kakuyomu.jp/info/entry/klp_2nd_detail
前回のお知らせURLで「klp_2nd_project」となっていた部分が、今回は「klp_2nd_detail」。まさに『詳細』ですね。
解説イラスト自体は変わっていませんが、それに関する補足説明が詳しくなりました。
いくつか気になる点もあるので、ここで引用してみます。
>ギフトは、サポーターになってくれた読者からの特別なメッセージとともに届きます。
>受け取ったギフトは、それぞれがどの作品経由で送られたかがわかるようになっています。
前回の告知の後、近況ノートなどで「作者に対するギフトならば、作品ではなく作者宛の投げ銭」という点に注目しているユーザーもおられました。
なるほど、確かに私が知る限り、他サイトの同様の機能は作者宛というより作品に対してですね。作者としては、どの作品が読者に気に入られたのか、しかもお金をいただけるほど気に入られた作品がどれなのか、わかるシステムです。
その点カクヨムでも『どの作品経由で送られたかがわかる』と明言されました。確かに、これは良い点でしょう。
ただし『サポーターになってくれた読者からの特別なメッセージとともに届きます』という話。こちらは、あまり好ましくない方式だ、と私は感じました。以前のエッセイで記したように、誰からの投げ銭なのかわかってしまうと生じそうな問題が複数想像できたので、カクヨムのギフト機能はそうなってほしくなかったのですが……。
この書き方からみて、おそらく現在の応援や星評価みたいに、誰からのものか一目瞭然の形で通知が来るのでしょうね。残念です。
その他の説明は、だいたい前回の告知と同じだったり、わかりやすく言い直したりだったり。でも新たに記されていた中には、他にも少し興味深い点がありました。
>プレミアム機能を利用すると(中略)「ギフト」を毎月一定数もらえます。
わざわざ購入せずとも、プレミアム会員になっただけで、作者に送れるギフトが手に入るのですね。そうなると、余らせるのも勿体無いので誰かに投げておこう、という気持ちも生まれるかもしれません。「熱心なファン」ではなく「一応好きな作家の中では一番」という程度でも、ギフトを送るケースが出てくるのではないでしょうか。
ギフトを送りやすくなる、という意味では良いシステムだと思います。
送る側が送りやすいということは、その分ギフトをいただける作者が増えますからね。
もちろん、
>毎月決まった数のギフトを受け取れますが、足りなくなったら追加で購入することもできます。
とあるので、金に糸目をつけなければ、いくらでもギフトを送ることは可能。
本当に「ギフトを送りやすくなる」という意味では良いシステムだと思いますが……。
以前のエッセイで述べたような、実際に他サイトで発生している相互投げ銭の問題。ギフトを送りやすくなれば、相互ギフト勢も出てくるのではないか、と心配しています。
ただし、以前のエッセイで記したように、他サイトの相互投げ銭で最も問題だったのは、たくさん投げ銭された作品が高評価作品のように見えてしまう、という点でした。
その点カクヨムでは、今回の告知にて、
>受け取ったギフトやサポーターの数などは、ランキングに一切影響いたしません。
と明言されました。
仲間同士でギフトを投げ合っても、それが対外的な作品評価に繋がらないのであれば、あまり意味はないでしょうね。
これが今回の「お知らせ」で最も重要なポイントかもしれない、と感じるほどでした。
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