続・赤いきつねと緑のたぬき

   

 1ヶ月前に予告されていた短編コンテスト『「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト』が、本日正午より始まりました。

 今日の「カクヨムからのお知らせ」でも『【12/20締切】「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト 作品応募受付を開始しました』として告知されていますね。

 受賞しても書籍化には繋がらず、短編集収録すらないようなコンテストです。もう11月下旬であり、一般的にカクヨムでは、カクヨムコンに向けて盛り上がる時期。注目度は低いコンテストかもしれませんが……。

 以前に「次回のカクヨムコンどうしようかな?(後編)」で記したように、私自身はカクヨムコンに対して冷めています。その分むしろ、こちらの方が面白そうなコンテストです!


 先月の告知段階でエッセイに記したように、「ホラー」「ミステリー」が不許可ジャンルだったり、幸せしみるショートストーリーが求められたりする時点で、もう私の作風的には向いていないコンテストな気もしますが……。

 それでも一応は、告知を見た時点で一つ思いついた物語がありました。ちょうど2週間前に、それを作品として書いてみました。しかも、それを書く際に少し調べものをしたら、そこから別のネタが拾えたので、もう一つ思いついて書くことが出来ました。

 どちらも予約投稿をセット。本日お昼頃に投稿されました。


『赤い幸せ』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428637349669


『4匹のきつねを全て揃えよう!』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428645231467


 私としては、こういうのが「幸せしみる」物語なのですが……。

 これが一般的な『幸せ』として受け入れられるのかどうか。コンテストの評価が楽しみです。

 もちろん、私の実力では受賞は難しいでしょう。また、応募要項には「最終選考結果発表」についてしか書かれていません。しかし「選考方法」の欄には「最終選考候補作品を選定」という言葉もありますし、確か過去には予告なしに中間選考結果が発表されたコンテストもあったはず。

 だから今回も最終選考候補作品を中間選考として発表してくれる可能性はある、と淡い期待を抱いています。

 特に、スケジュールとして書かれていた「応募受付期間」と「最終選考結果発表」。12月20日締切で2月末日までに発表となっていますが、もしも応募作品が多かったら「最終選考結果発表」が「最終候補作品発表」に切り替わるのではないか、と想像しています。


 コンテストの応募要項に関しては、告知段階では見落としていたものとして、以下のような記述もありました。


>規定に沿わない応募作品については、「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト事務局(以下「事務局」といいます)の判断で公開停止とさせていただく可能性がございますのでご注意ください。


 おお! これは素晴らしいですね!

 少し前に「第2回角川武蔵野文学賞」に関して、わざわざ「カクヨムからのお知らせ」で注意されたように、いつもカクヨムの短編コンテストでは、文字数などの規定を無視した作品が大量に応募されています。

 間違って応募してしまう方々もおられるのでしょうが、それだけにしては多すぎるので、わざと長編を応募する悪質なユーザーもいるのでしょう。

 以前のエッセイでも記したように、


> カクヨムの現在のシステムにおいて「コンテストから探す」でコンテストのバナーをクリックすると、個々のコンテストページとしてまず表示されるのは、応募要項ではありません。コンテスト作品の週間ランキングのページです。

> おそらく一般的には短編よりも、連載中の長編の方が『更新』という形で作品が露出する機会も多いから、PVも★も稼げるのでしょう。週間ランキングの形式では、短編コンテストにもかかわらず、長編連載作品がランキング上位を席巻する結果になります。

> レギュレーション違反の長編作品が、コンテストページの一番目立つ位置に来てしまうのです!


 ということで、短編コンテストを「作品を宣伝する絶好の機会」と考える者たちに荒らされてしまうのですよね。

 そのための対策が「規定に沿わない応募作品は事務局の判断で公開停止」!

 どこまで本当に実行してくださるかわかりませんが、少なくとも宣言しておくだけでも、ある程度は効果があるのではないでしょうか。そして本当に宣伝目的の長編が公開停止処分を受けたら、まさに胸がスーッとします。こういうのが「ざまあ」というやつなのですね。

 ただし今回は、時期的にカクヨムコンと重なっています。カクヨムのシステム的にコンテストは一つしか応募できないので、カクヨムコン優先でこちらには応募せず、長編宣伝目的も元々いつもより少ないかもしれませんが……。

 それだって、穿った見方をするならば「カクヨムコン開始直前までこちらで宣伝しておいて、カクヨムコン始まったら移動」という戦略はありえるのですよね。そうした作品が本当に公開停止処分を食らったら、まさに「ざまあみろ」です。カクヨムの行動力に期待しましょう。



 もう一つ、ついでに。

 コンテストに関連して、こんな自主企画も開催してみました。

 こちらもよろしくお願いします。


『「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテストに複数作品応募している方々』

https://kakuyomu.jp/user_events/16816700428983335935

   

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