「第2回角川武蔵野文学賞」についての注意!
本日10月25日は、もうひとつ「カクヨムからのお知らせ」がありました。
先ほどのお知らせから数時間後に告知されたものです。
【重要】「第2回角川武蔵野文学賞」へ応募される方は締切前に応募要項を必ずご確認ください。
https://kakuyomu.jp/info/entry/musashino_2nd_caution
個人的には、かなりタイムリーなお知らせです。
ちょうど本日、以下のような自主企画を開催したばかりでしたから。
第2回角川武蔵野文学賞 応募作品【ただし★30以下】
https://kakuyomu.jp/user_events/16816700428373673478
まだ企画参加は11作品ですが(しかも私自身が3作品)、既に2作品を主催者権限で削除しています。企画内容に『また、第2回角川武蔵野文学賞に応募中だとしても、明らかに応募規定に違反している作品は、こちらで削除させていただきます』と記しているのに、どちらも1万数千字の作品だったからです。
第2回角川武蔵野文学賞の応募要項には「800字以上4000字以下」と明記されているのですよね。5,000字程度ならば「これから応募期間中に縮めるつもり」とも考えられますが、さすがに1万数千字の作品を4000字以下にするのは無理でしょう。
本日のお知らせも、この応募条件に関する話であり、
>現在開催中の「第2回角川武蔵野文学賞」において、現時点で応募要項から逸脱している作品がエントリーしているケースが見受けられます。
>文字数などの作品形式を満たしていない作品については、締切前に修正するか、コンテストの応募取り消しをお願いいたします。
と書かれていました。
ちなみに、このエッセイ記事を執筆時点で応募総数は1,034作品。
応募作品から「複数の条件で絞り込む」で4,000字オーバーを探すと、24ページ目までありました。1ページ20件ずつのはずであり、24ページ目は2作品だけだったので、全部で462作品ですね。
全体の4割以上、半分近くが文字数オーバー!
これを多いと考えるか、少ないと考えるか……。
例えば、このエッセイの二年目の序盤で、
コンテストについて改めて考える ――1,100作品のうち753作品――
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889095417/episodes/1177354054895143134
というエッセイ記事を書いたこともあります。
約7割が応募規定違反だった、というコンテストです。
当時は驚いて「数え方を間違えた?」とも思いましたが。今では「そういうこともあり得る」と感じるようになりました。
だから今回の『4割以上』も「案外、少ないな」と思うほどです。
そもそも第2回角川武蔵野文学賞は、短編のコンテストです。短くまとまった作品を募集しているコンテストです。
しかし明らかに連載中の長編も大量に応募されており、近況ノートで嘆いておられる
1万字程度の作品ならば応募規定を読み落としたとも考えられますが、連載中の長編で応募となると、もう故意にやっているとしか思えません。
しかも、そうした作品が目立つシステムなのです。おそらくは「作品を目立たせたい」という気持ちで、敢えて応募しているのではないでしょうか?
つまり「応募者も悪いが、カクヨムのシステムも悪い」と私は言いたい!
カクヨムの現在のシステムにおいて「コンテストから探す」でコンテストのバナーをクリックすると、個々のコンテストページとしてまず表示されるのは、応募要項ではありません。コンテスト作品の週間ランキングのページです。
おそらく一般的には短編よりも、連載中の長編の方が『更新』という形で作品が露出する機会も多いから、PVも★も稼げるのでしょう。週間ランキングの形式では、短編コンテストにもかかわらず、長編連載作品がランキング上位を席巻する結果になります。
レギュレーション違反の長編作品が、コンテストページの一番目立つ位置に来てしまうのです!
これは作品を宣伝する絶好の機会だ、と思う
もちろん最も悪いのは、その『
これ、せめて週間ランキングではなく日間ランキングだったら、少しは改善されると思うのですよね。
私のように短編を多く投稿していると感じるのですが、短編は、投稿直後はそれなりに読まれます。だから投稿翌日だけは、ジャンル別日間ランキングに掲載される可能性も高い。ただし翌々日以降はランキングからおさらばです。
ランキング入りは一日だけなので、一週間の蓄積となる週間ランキングで上位に入るのは、たとえジャンル別でも、それほど簡単ではない。
もちろん、これは普段のランキングの話ですが……。コンテストのランキングでも同じはずですよね。もしも週間ではなく日間だったら、今ほど「レギュレーション違反の長編が有利!」ではなくなり、応募規定を守っている短編もランキング上位を占めやすくなる。結果的に、長編のような違反作品が目立つ割合が減って、ならば「旨味がない」ということで、「これは作品を宣伝する絶好の機会だ」という連中も減るのではないでしょうか。
この点、皆さんはどう思われますか?
もしも賛同していただけるのでしたら、これはこれで、何かの機会に要望として送るべきでしょうかね。
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