2021年9月

本日9月2日の「カクヨムからのお知らせ」について・その1 ――週間ランキングの通知――

   

 カクヨムは日々新しくなっており、本日9月2日の「カクヨムからのお知らせ」でも新機能の話がありました。

 夜7時ごろに出ていた、以下のお知らせです。


『週間ランキングが上昇した際に通知できるようにしました』

https://kakuyomu.jp/info/entry/2021/09/02/185529


 内容的には、タイトルそのままです。

 自分でランキングページをわざわざ確認しに行かずとも、順位が上昇したら教えてくれるそうです。

 最後のところに『本機能はユーザーの皆さまよりお送りいただきましたご要望を元に開発しました』とも書かれていたので、こういう希望を出したユーザーがたくさんおられたのでしょうね。

 確かに、わざわざ自分でチェックしに行かずともわかるというのは、便利は便利だと思うのですが……。

 個人的には、少し残念な機能です。


 今までカクヨムにはなかった機能ですが、私が使っている他の小説投稿サイト、例えばエブリスタでは、私が登録した時点から備わっている機能でした。

 最初は「親切! 便利!」と思ったのですが、使い始めてすぐに気がつきました。

 私はカクヨムのランキングを見に行くことがあっても、エブリスタのランキングは見に行かない、ということに。

 そもそも私は、昨今の主流とは違うであろう作品ばかり書いていますし、好んで読むのもそういう作品です。星4桁以上の作品は、それだけでブラウザバックの対象になるくらいです。

 だからランキングページを見に行く目的は、読みたい作品を探すことではなく、自分の作品の順位をチェックするためだけ。読みたい作品を探す時は、検索機能で文字数やジャンルなどを入力して、そちらで探しています。

 そんな私でも、ランキングページを見に行ったついでに、タイトルやキャッチコピーやあらすじ冒頭などから、興味を惹かれて作品を読むことはあります。


 ……というのが、今までのカクヨムにおける話でして。

 エブリスタでは、そのような出来事が全くありませんでした。エブリスタでは通知が来るので、ランキングページを見に行きませんからね! 仮にランキングページまで行っても、そこで自分の作品を探すのではなく、通知で知らされた順位の数字のところだけを見て、存在を確認するだけ。先ほど『ランキングページを見に行ったついでに』と書きましたが、ページ内を探して見て回るからこそ『ついで』が発生するのであって、最初からわかっている順位の一点だけを見るのであれば、前後の作品がついでに目が入ってくることもありません。

 だからエブリスタでは、ランキングページから作品を読んだことは一度もありませんでした。ならば他の書き手の方々も、私と同じように「なまじ通知が来るからランキングページを見て回る機会が減る」ということがあるかもしれません。だとしたら、例えばせっかく私の作品がランキングページに掲載されていたとしても、そのページを見てくださる書き手が減る。

 エブリスタを使っていて、そんなことを感じていたのでした。親切に教えてもらえることのデメリットですね。ランキング入りしても宣伝効果が少なくなるのであれば、数字的な自己満足という意味合いが強くなるのではないか、という心配です。


 もちろん、あくまでも私の場合に過ぎません。私とは逆に「人気作品の流行に敏感でいたいからこそ、ランキング上位作品を好んで読んでいる」という書き手の方々もおられるでしょうし、書き手ではなく読み手の方々で「素直に人気作品が好き」という方々もおられるでしょう。

 そうした方々にとっては、ランキングの通知が来ようが来まいが、ランキングページをチェックする頻度は同じなのかもしれません。

 それに、今回の機能改善は、あくまでも週間ランキングのみ。お知らせ本文を読む限り、日間ランキングや月間ランキングは対象外のようなので、そちらは従来通り、各自でチェックする必要がありそうです。

 そうなると、私が心配しているほど「ランキンページを訪れる人が減って、ランキングページに載ることの宣伝効果も小さくなる」とはならないかもしれませんが……。

 他サイトでの経験があったがゆえに、ちょっと心配になったのでした。杞憂ならば良いのですけどね。

   

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