カクヨムコン(2020年)私の参加状況(最終回・補足) ――ひとつ追加してしまいました――
前回で「カクヨムコン(2020年)私の参加状況」シリーズは最終回のはずだったのに……!
また一つ短編を書いて投稿して、「カクヨムWeb小説短編賞2020」に応募してしまいました。これで私の今年のカクヨムコン応募数は、長編2作品、短編102作品ということになります。
もう自分の中では締め切ったつもりで、わざわざ前回、全応募作品を記載したのですけど……。これも「意志が弱い」ということになるのでしょうか。
短編を書くくらいならば、書きかけの長編の続きを書くべき、というのは、自分でもわかっています。本腰を入れて長編の続きを書くと他サイト連載作品の執筆に支障が出そう、というのであれば、あらかじめ他サイト連載作品を書き溜めて原稿ストックを作って、憂いをなくしてから長編の続きを書けば良い、とも思っています。
でも、ついつい短編を書きたくなるのですよね。短編ならば、サクッと書いてサッサと投稿できますから。
まるで、おやつを食べ過ぎて夕飯が食べられなくなる子供みたいです……。
もう開き直って、いっそのこと、カクヨムコンはあと数日あるのですから、もう一つか二つくらい短編を書いてしまおうか、とも思い始めています。
そもそも『サクッと』と言っても、今回の短編は1日ではなく、執筆に3日かかったのでした。
他サイト連載作品の原稿6話分のワンセットをひとまず書き上げた日に、また心に余裕が出来てしまって(現実的には余裕ないのに)、短編を書き始めたのが1日目。翌日、その「原稿6話分」の推敲2回を終わらせたところで、次の「原稿6話分」をほんの少しだけ書いてから、「昨日の短編の続き!」と思ったのが2日目。
さらに次の日は、本格的に次の「原稿6話分」の執筆を始めるはずだったのに、始めてすぐに「短編なのに書きかけがあるのは気持ち悪い」ということで、短編に戻って最後まで仕上げたのが3日目。1日目と2日目はそれぞれ約1,000文字ずつだったので、実質的には、この『3日目』に書いたようなものですね。
そんな形で出来上がったのが、以下の作品です。
『わが隊を統率するは不敗騎士』
https://kakuyomu.jp/works/16816452218317828396
前回チラッと言っていたやつです。元々は「5分で読書」短編小説コンテストのどんでん返し部門用に構想を立てて、書きそびれていた短編でした。前回のエッセイでは『カクヨムコン短編に回そうと思ったのに、また書きそびれてしまいました』と述べましたが、その『書きそびれ』が、ようやく消えた形です。
文字数を気にせず執筆して、初稿は約7,000文字。気にせずにこれならば、6,000文字に収める必要があった「5分で読書」短編小説コンテストでも、意外に大丈夫だったかもしれません。
なお「5分で読書」短編小説コンテストのどんでん返し部門は、単なるどんでん返しではなく、「最後はかならず私が勝つ(どんでん返し)」というポジティブなどんでん返しでした。
だから逆転勝利にこだわって考えた結果、こんな物語になったのですが……。逆転勝利だけにこだわるあまり、あまり満足できるどんでん返しにならず、むしろ手のひら返しやちゃぶ台返しに近い『逆転』になった気がします。読者としての私がどんでん返しの必須要素と考えている伏線、それが弱いのですよねえ。
まあ「カクヨムWeb小説短編賞2020」ならば、特にどんでん返しがテーマなわけでもないのですから、これはこれで構わないのでしょう。むしろ問題は、面白いか面白くないか、という点。
肝心の逆転勝利の場面で、その逆転の仕方が、非常にありがちなパターンになってしまったのではないか。別に「よくあるパターン」が必ずしも悪いわけではなく、独自の形で作品に落とし込んで面白く仕上げれば良いのだけれど、それは私の力量では無理なのではないか。そんなことを考えてしまう作品になりました。
なお、今回のエッセイは前回の「補足」なので、ついでに書いておきますが……。
前回「電撃の新文芸2周年記念コンテスト ――編集者からの4つの挑戦状――」に関して、「応募方法」欄の下部に『募集部門を変更したい場合は、当該作品の本コンテストへの応募を一旦取り下げた後、再度希望する募集部門に設定してご応募ください。なお、本コンテストに再応募した場合、それまでに獲得した読者からの支持は消失しますので、ご注意ください』という注意書きがある、と記しました。「読者選考なし、ランキングも関係なし」のコンテストで『読者からの支持』云々が書かれているのはおかしい、という話です。
それから2日か3日くらいは「訂正されるかな?」とチェックしていたのですが、それも『2日か3日くらい』だけ。すっかり忘れていたのですが、昨夜ふと、数日ぶりに見てみたら、問題の一文は消えて『募集部門を変更したい場合は、当該作品の本コンテストへの応募を一旦取り下げた後、再度希望する募集部門に設定してご応募ください』だけが残っていました。
どうやら単なる記載ミスだったようです。実は読者評価も関係あるコンテストだ、というのではなくて、その点はホッとしました。
しかし。
注意書きとはいえ、コンテスト応募要項の「応募方法」欄の記述です。こっそり直すのは少しずるいなあ、とも思ってしまいました。
もしもカクヨムコンで応募方法に関する記述が変更されたら、何らかの告知があるのではないか。そう想像すると、カクヨムコンとそれ以外のコンテストでは、やはり扱いに差があるなあ、と考えてしまいます。
でも、案外カクヨムコンでも、いつの間にか応募要項が訂正されている、というのは、よくある話なのでしょうか。そもそも応募要項の記述がこっそり変更されることは、カクヨムに限らず、案外、頻繁にあることかもしれません。
例えば「小説家になろう」のネット小説大賞(なろうコン)、あれはカクヨムでいうところのカクヨムコンに相当する大きなコンテストだと思うのですが、あちらで前回修正があった際は、Twitterでは「変更しました」という告知があったものの、サイト上では特に変更について記されていなかったような気がします。
少なくとも前回のネット小説大賞(なろうコン)の場合は、Twitterで告知しただけでも「こっそり」ではないわけですよね。それに、応募期間が始まる前の話だったはず。ただしネット小説大賞(なろうコン)の応募はキーワード欄に記入する方式なので、応募期間開始前にキーワードを記入して応募を始めてしまうユーザーも続出します。だから『応募期間が始まる前』と言っていいのか、少し微妙ですが。
一方「電撃の新文芸2周年記念コンテスト ――編集者からの4つの挑戦状――」は、一般的なカクヨムのコンテストと同じで、小説投稿ページのコンテスト応募欄から選択する形式。まだ応募期間開始前なので、誰も応募できません。そんな『応募期間開始前』ならば、肝心の応募方法にこっそり訂正が入るとしても、それは構わないのかな、と考え直しました。
いくら前もって詳細が発表されたコンテストであっても、応募の際には改めて最終確認として、応募要項をきちんと読み直すべきですからね。応募要項の修正がありえるならば、なおさら、最終確認の習慣を身につけなければならない、と考えさせられたのでした。
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