カクヨムコン(2020年)私の参加状況(最終回・補足2) ――早速もうひとつ追加――

   

 前回「いっそのこと、もう一つか二つくらい」と書いた際には、明日か明後日くらいの執筆・投稿を想定していました。まさか、今日のうちに早速また書いて投稿してしまうとは……。

 これくらいの長さの短編ならば、本当にサクッと書けますね。見直し3回も、あまり時間かからないし。

 これで私の今年のカクヨムコン応募数は、長編2作品、短編103作品となりました。さすがに、今度こそ本当に最後という気がしますが、気まぐれな私のことですから、迂闊に断言は出来ません。


『リレーのバトンを渡すみたいに』

https://kakuyomu.jp/works/16816452218331183372


 構想メモのファイルを見ると、元々は、2020年8月18日に考えた物語だったようです。

 確か、その前日。布団に入る際に自分の足が視界に入って「足の爪そろそろ切ろう」なんて思って寝たせいでしょう。足が大事なアスリートになった、という夢を見たのです。

 夢の中に出てきた、走っている感覚。これを小説にしたいと思って考えたのが、運動会を舞台にした恋愛短編でした。結局、放置しておいた期間が長過ぎて、夢の中で感じた『走っている感覚』は忘れてしまったので、そこは全く書けなかったのですが……。少なくとも基本プロットは、8月に考えたままのはず。


 とりあえず、物語を思いついた当時は、すぐには執筆しませんでした。秋になれば、運動会とかスポーツとかをお題にした短編を書く機会もあるだろう。そう思って、取っておくことにしたのです。

 しかし秋になっても、私が登録している小説投稿サイトでは、そのようなお題の短編コンテストはなく。また、カクヨムの自主企画でも、こちらは私が見落としただけかもしれませんが、そのようなお題の企画はなく。

 執筆の時期を逸して、いつの間にか、冬の真っ盛り。

 さすがに来年の秋までは待てません。どうせ来年の秋になるまでには、また何か思いつくでしょう。

 そもそも、お題を想定してプロットを取っておく、というのが私らしくなかったのです。私にとっては、パッと見てその場で考えるのが、お題から短編執筆する面白さなのですから。


 だから季節外れを承知の上で、「カクヨムWeb小説短編賞2020」応募にかこつけて、短編として仕上げてみました。

 いざ書いてみると、プロット段階より遥かに良い感じ。基本プロットは同じなのですが、執筆直前にタイトル(『リレーのバトンを渡すみたいに』)とキャッチコピー(「リレーのバトンを渡すみたいに、恋心も簡単に伝えられたらいいのにね」)を決めた時点で、『リレーのバトン』が当初の想定以上に、重要な小道具となって……。

 こういう小道具を活かした作品、私は大好きです。自分では凄く気に入っている物語になりました。でも最近――いや昔からでしょうか?――、私のお気に入りほど読者評価が低い、という状況も多いので、この作品もどうなることやら。

   

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