カクヨムコンのランキング表示 ――日間ランキングだけど週間ランキング、紛らわしい!――
今年のカクヨムコンが始まって1週間が経ちました。
昨日のお知らせで予告されていた通り、トップページの表示はランダムから日間ランキングに切り替わりましたね。
各部門の上位3作品だけですから、私の作品は当然そこに含まれないどころか、全作品のランキングが表示されるコンテストページを見ても、かなり下の方。100作品ずつ表示されるページの、かなり最後の方のページにありました。「第6回カクヨムWeb小説コンテスト」へ応募中の8作品全部が。
もういちいち確認するのが馬鹿みたいな順位です。世間一般の「読者選考に通過したい!」という熱狂は対岸の火事ならぬ祭りだと思って、私はひっそり「応募しておけば読んでくださる方々もおられるから……」とだけ考えて、自分を慰めておきましょう。そういう参加の仕方もあるのです、カクヨムコンには。
実際、私のイチオシ長編である『「ウイルスって何ですか?」――ウイルス研究者の異世界冒険記――』は、カクヨムコン開始時に65だったフォローが70まで増えました。
こう書くと「たった5?」と思われるかもしれませんが、私のレベルだと1週間で5増えるのは大きいですよ。特に、連載中作品ではないですからね。普通は埋もれている作品です。逆に言えば、目立つ機会もない完結済長編は、ずっと同じペースで読者がポツリポツリと増えていくはずと期待できますが、1週間で5ずつ増えたら1年間で250くらい増えてしまう! そんなわけないので、これはカクヨムコン効果なのでしょう。
なお、この5人の方々は全て、ご自身はカクヨムに小説投稿しておられない、いわゆる読み専の方々のようでした。カクヨムコンで出没すると噂される「相互評価を期待して、読んでもいないのに読んだ痕跡を残す」という悪質ユーザーとは、明らかに違います。純粋な読者の方々ばかりなのも、嬉しい点ですね。
コンテストページから「第6回カクヨムWeb小説コンテスト」ではなく「カクヨムWeb小説短編賞2020」の方へ行くと、そちらならば私の作品でも1ページ目に1作品だけありました。12月3日に投稿した『WEB作家の隠しごと』が42位です。
まあ短編は、投稿直後だけ読まれて評価をいただけるものですから、1ページ目に掲載されるのは、セミの寿命より短い期間でしょう。とはいえ、投稿直後ならば必ずしも高評価が得られる(新しければそれだけで良い順位になる)というわけでもないのが小説投稿というもの。実際『WEB作家の隠しごと』よりも後、つまり、もっと最近に投稿した『さそり座のサンタクロース』は2ページ目にありました。1ページ100作品ずつですから、『WEB作家の隠しごと』より100位くらい下ということです。
……という私の個人的な状況は前置きでして。
今回の本題は、このコンテストページのランキングページ。
昨日のお知らせがあったので、今年は「第6回カクヨムWeb小説コンテスト」だけ全て日間ランキングで表示されるのかと思いましたが、違うのですね!
コンテストの作品ページでは、今まで通り『週間ランキング』となっています。
「もしかすると表記ミス、そこだけ修正し忘れていて、中身は日間ランキングなのでは?」
そんな想像もして、トップページに記載されているランキングと比較してみました。各部門3作品だけしかないので比較対象は少ないですし、日間ランキング上位は週間ランキング上位にもなり得るわけですが、それでも「トップページに記載されているランキングとコンテストページのランキングは、ピッタリ重なるわけではない」つまり「コンテストページのランキングはトップページのランキングと異なり、従来通り週間ランキングである」と確認できました。
ならば、結局は、表示されるのは週間ランキングではないですか!
ほら、昨日のお知らせがあったから、てっきり私は「今年は日間ランキング」みたいな印象を受けていたのですよ。でも、それはトップページの記載のみの話。つまり、各部門トップ3作品のみ。そんなの、大多数の応募者には関係ない話じゃないですか! 氷山の一角どころか、砂漠の中から探す針のレベルですよ!
それとも、コンテスト応募者の大半は、本気でこの『各部門トップ3作品』を目指しておられるのでしょうかね?
まあ『てっきり私は「今年は日間ランキング」みたいな印象を受けていた』というのは、あくまでも私の勘違い。これについて「紛らわしい!」と憤慨するべきではないのでしょうが……。
もう一つ「紛らわしい」と思ったこと。こちらの方が、より大きな「紛らわしい」だと感じるのですが、別にプンプンするような話ではなく、もっと穏やかな「紛らわしい」という気持ちです。
それは、トップページのランキング。昨日のお知らせで「日間ランキング」という告知はありましたが、トップページそのものには『日間』という言葉はないのですよね。作品の右上に丸数字があるので「ああ、これはランキング表示なのだな」とわかるだけ。
これは今までのコンテストでも同様でしたが、今までは「累計でも月間でも日間でもなく週間」というのが、暗黙の了解だったと思います。
では、なぜ『暗黙の了解だった』のか。
理由の一つは「今までがそうだったから」でしょうが、それだけではないはず。
例えば、今回の「第6回カクヨムWeb小説コンテスト」でも、丸数字と共に掲載される上位作品の下に『応募作品を見る』というボタンがあります。ここをクリックすることで、この上位作品だけでなく他の作品も含むランキングを見ることが出来る、つまりコンテストページのランキングページの方へ飛ぶのですが……。
先ほども述べたように、そちらは『週間ランキング』と明記されているのですよね。これがあるからこそ、今まで「トップページのコンテスト作品は、ランキング表示ならば週間ランキングのはず」という暗黙の了解に繋がっていたのではないでしょうか。
ランキング上位3作品が掲載されている場所の『応募作品を見る』をクリックすると『週間ランキング』のページに飛ぶ。でも元々の『ランキング上位3作品』は、週間ランキングではなく日間ランキング……。
これって、かなり紛らわしい状況ではないでしょうか?
そう思うと同時に、私は「わざわざ昨日のお知らせが必要だったわけだ」と納得の気持ちも強くなったのでした。
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