11月29日がやってきた!

   

 11月29日となりました。いよいよカクヨムコンのスタートですね!

 ……というわけで、またカクヨムコンについて少し語りたいのですが、その前に。

 このエッセイの趣旨の中に「他サイトとの比較」という話もありますので、それに因んで。


 このエッセイでも述べてきたように、現在「小説家になろう」においても「第8回ネット小説大賞」という大きなコンテストが開かれています。そちらは一足早く10月28日より応募期間スタート。また、今年から短編部門も設立されています。

 問題は、この短編部門。最初に発表された応募方法に不備があった、ということは以前に記しましたが、まあ、それは解決したので問題ではありません。

 それよりも。

 企画内容のページには、このような記述があったのです。


>短編企画賞では、ネット小説大賞とは別に募集期間を複数回に分けて募集をおこないます。

>期間によって募集内容も変更となりますので、自分に合ったジャンルの時にご応募が可能となっております。


 この『複数回に分けて募集』という点。

 それはポスター画像の中でも明記されていました。いや『ポスター画像』という名称が正しいのかどうかわからないのですが、何と言ったら良いのでしょう?

 ほら、カクヨムコンにもありますよね。「黒髪眼鏡の、勉強できる系イメージの女の子。鉛筆を左手に持ち、少し驚いたような顔で、口をちょこんと開けている。隣にいるのは、茶色がかった髪で、少しだけカラフルなシャツやスカートを着こなす、陽気なイメージの女の子。膝小僧には絆創膏、右手には文庫本で、口を開けて笑っている。二人は文房具などの小物に囲まれて、それぞれ空いた方の手を伸ばし、ぎゅっと繋いでいた。カラッと明るく、友情以上百合未満の雰囲気を漂わせて」という感じの絵。

 あれと同じで、ネット小説大賞の方でも「雲間から差し込む、ファンタジックな星明りを背景にして。街灯の下で佇む、ちょっと冴えない中年教師風の男と、長い黒髪の女子学生。彼女は男の方ではなく、こちらを振り向いていた……」という感じの画像があるのです。

 カクヨムの方で「第5回カクヨムWeb小説コンテスト」にも「カクヨムWeb小説短編賞2019」にも同じ絵が利用されているように、ネット小説大賞の画像もいくつかの企画で使い回されており、短編企画では画像の中に「第1弾10月28日から」「第2弾11月29日から」という文字が埋め込まれていたのです。


 11月29日ですよ、11月29日。カクヨムコン開始日と同じではないですか!

 応募するしないは別にして、どれくらい『期間によって募集内容も変更』なのか、まずは詳細を心待ちにしていました。例えば第1弾では「5,000~15,000文字前後」という規定だったのですが、それだと応募できなかった3,000文字くらいの短編、第2弾では応募できるのでしょうか?

 しかし、いくら首を長くして待っていても、その『詳細』は発表されませんでした。とうとう11月29日、当日になってしまいました。

 もしかしたら、朝か昼になってスタッフさんが仕事をし始めたら、それからようやく発表されるのかなあ……? そんなことも考えましたが。

 実は、つい先ほど――この原稿を書いている途中、ちょうど私が『画像』を無理して文章で表現しようとしていた辺りで――、ツイッターを通して告知がありました。「『短編企画賞』第2弾の開始がズレました……」とのことで、新たな開始日は、12月20日。あら残念。


 そんなわけで。

 11月29日は、私のようにカクヨムと「小説家になろう」を併用している者にとっては、二重の意味で待ち遠しい日だったのでした(一つは消えてしまいましたが)。

 以上、前置きは終わって、以下、カクヨムの話です。



 0時ちょうどから応募開始可能なシステムだったと思いますが、私の場合、日付が変わったことに気づいてから、まずおこなったのは、ダッシュボードから「すべての小説を見る」にして、全作品の★とPVを保存することでした。

 このエッセイの中で何度も述べてきたと思いますが、今回のカクヨムコン。私としては、参加することよりも「色々と調べてみる」ことの方がメインです。今年は一応参加するという程度に留めて、あれこれ失敗もした上で、来年きちんと新作を書いて応募できたらいいな、と思っています。

 その「調べる」の一つが、以前にも記した「カクヨムコンの時期はそれ以前と比べて★やPVが増えやすいのか、特にカクヨムコン応募作品と非応募作品で差があるのか」ということ。「全作品の★とPVを保存」は、そのための下準備でした。10日29日にも保存しているので、これで開始直前一ヶ月の増加分は計算できるわけですが、それを開始一ヶ月の増加分と比較しないと意味がありません。ですから、この件に関しては、また後日ということで。


 結局、私がカクヨムコンに応募し始めたのは、0時半頃だったと思います。

 カクヨム初心者の私は、以前に書いたような、


> あるいは、そもそも一度でも何かのコンテストに応募したら、もう他のコンテストには応募できないシステムなのでしょうか?


 という心配もあったため、画面を開いて「他のコンテストの落選作でも応募できる!」と知ることができた時点で、まずは一安心。

 カクヨムコンの期間中には、他のコンテスト――「カクヨムコンではなく、そちらに応募するべきだった!」みたいなコンテスト――なんて開催されないだろう、と勝手に判断。文字数の合致する作品――「オーバー30歳主人公コンテスト」や「大人も子供も参加できる!  カクヨム甲子園《テーマ別》」で拘束されているもの以外――は、とにかく応募しました。

 結果、「第5回カクヨムWeb小説コンテスト」に5作品、「カクヨムWeb小説短編賞2019」に39作品、それぞれ応募することになりました。

 いやあ、結構な数ですね。約一年間でこれだけ書いたかと思うと、感慨深いものがあります。

 それぞれ「作品を編集」をクリックして「小説設定」を開いて、応募するコンテストにチェックを入れて……。しかも短編と長編とか、ジャンルとか、間違えないように……。

 一つや二つならば簡単でしょうが、数が多いので、応募作業だけで30分以上かかりました。

 続いて。

 せっかく応募したので、近況ノートでアピール。全応募作品のリンクを載せるつもりでしたが、それこそ大変な手間だったので、まずは「第5回カクヨムWeb小説コンテスト」の5作品だけで記事をアップ。後から「カクヨムWeb小説短編賞2019」の39作品を書き足しました。

 こんな感じです。


「カクヨムコンに応募してきました! 5作品と39作品!」

https://kakuyomu.jp/users/haru_karasugawa/news/1177354054892549767


 そのリンク記入の際に「完結済 全○話、○,○○○文字」も付記したので、ふと思ったのですが。

 短編部門の方って、小説として採用されるのではなく漫画になるのですよね。ならば本当は、漫画に出来そうもない作品は応募するべきではないのでしょうか。

 叙述トリックの作品のコミカライズは難しいでしょうし、また「文字数が少なくて、一場面しかない」ようなタイプの小説も困りますよねえ? 1万字以内ということで、私は、わずか223文字の短編も応募してしまったのですが……。

 そもそも、そういうのを考え出すと「1万字以内」にも何か暗黙の了解があるのではないか、と思えてきました。

 例えば、小学生時代の進学塾、国語の時間。

「『30文字以内で述べよ』という問題に、3文字や5文字で答えてはいけない。だいたい8割くらい、30文字以内ならば24文字前後で解答しなさい」

 と教わった記憶があります。コンテストの『〇〇文字以内』も、それが適用されるのでしょうか……?

 まあ、ガチ勢の皆様は真剣に考えるのかもしれませんが、しょせん私はエンジョイ勢。あまり気にしないことにしましょう。


 そんな感じで、無事に応募を済ませて。

 カクヨムのトップページに戻ると、あら不思議。カクヨムコンモードなのでしょうか、トップページも様変わりしていますね! スマホの場合は知りませんが、以下、PCで見た場合の話です。

 今まで目立つ位置にあった「注目の作品」コーナーが、かなり下の方に追いやられています。代わりに、今まで「注目の作品」があった場所で、「第5回カクヨムWeb小説コンテスト」応募作品がランダム表示。短い時間で切り替わる表示形式のようですが、とりあえず12作品ずつ、紹介してもらえるようです。

 こういうのがあると、頻繁にトップページをチェックしたくなる私。まだ1日も経っていないのに、自分の作品が掲載されているのを3回、確認できました。5作品も応募した甲斐があったというものです。しかも「自分のイチオシの異世界ファンタジー」が1回、「自分のイチオシの推理小説」が2回。特に読んで欲しい作品が載ったのを見れたなんて、こういうのもラッキーというのでしょうか。

 どんな作品でも投稿直後は「新着小説」コーナーに作品が載りますが、それを除けば、トップページに作品が載ったのは(自分の目で確認できたのは)一ヶ月ぶりだったので、それだけでも嬉しかったです。

 ちなみに、一ヶ月前の記載は「大人も子供も参加できる!  カクヨム甲子園《テーマ別》」コーナーの4位でした。ギリギリでトップページに記載される順位ですが、一瞬とはいえコンテストでランキング上位なんて、もう二度とないでしょう。



 さて。

 これで今回は終わりにしても良いのですが、ついでに、もう一つ。

 前回の続き、いわば「そもそも1日に投稿される作品数ってどれくらい?」その3です。「調べる」のもう一つの方です。

 前回は「たった一ヶ月で全体の投稿ペースが大きく変わった」と記しましたが。

 その後、昨日まで「最新から数えて3,000番目の作品が投稿されたのはいつ?」をチェックし続けました。毎日『同じ時刻』ではなく、かなりズレはありますので、厳密な定点観測とは違いますが。


11/14(木)夜7時半頃「11月12日 17:20 更新」約50h

11/15(金)夜7時半頃「11月13日 17:00 更新」約51h

11/16(土)夜9時頃「11月14日 21:04 更新」約48h(土曜日含む)

11/17(日)夜11時頃「11月16日 07:52 更新」約39h(土日含む)

11/18(月)夜8時頃「11月16日 22:20 更新」約46h(土日含む)

11/19(火)夜8時頃「11月17日 19:03 更新」約49h(少し日曜日含む)

11/20(水)夜8時頃「11月18日 18:00 更新」約50h

11/21(木)夜8時頃「11月19日 17:22 更新」約51h

11/22(金)夜8時頃「11月20日 18:00 更新」約50h

11/23(土)夜8時頃「11月21日 21:40 更新」約46h(土曜日含む)

11/24(日)夜9時頃「11月23日 02:05 更新」約43h(土日含む)

11/25(月)夜8時頃「11月23日 23:53 更新」約44h(土日含む)

11/26(火)夜10時頃「11月24日 21:00 更新」約49h(少し日曜日含む)

11/27(水)夜11時頃「11月25日 21:19 更新」約50h

11/28(木)夜11時半過ぎ「11月26日 22:00 更新」約50h


 土曜や日曜を含むとバラツキがありますが、平日オンリーの日だけで見比べると、面白いくらいに揃っていますね。だいたい50時間くらい、つまり2日と少しで3,000作品が投稿されていることになります。

 結局、カクヨムコン開始直前の半月では、特に変化はないということになりますが……。これがカクヨムコン開始によって、どう変わるのか。どれくらい勢いづくのか。今日からのデータが楽しみです。

   

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