カクヨムを使い始めて約半年が経過しました(その2)――ランキング表示の新機能――
この約半年の間に、カクヨムのシステムも少しずつ変わってきましたね。「カクヨムからのお知らせ」の「新機能開発・改修情報」カテゴリーを見るだけでも、それは明らかでしょう。
その中の一つ、9月17日のお知らせに、『日間および年間ランキングを追加しました』という告知がありました。
そういえば、カクヨムのランキングって、それまで週間・月間・累計の3つだったのですね。現在でもトップページにジャンル別でベスト4まで記載されているランキングは『週間ランキング』なので、一般的に重視されているのは『週間』なのでしょうか。日間でも月間でもなく。
さて。
おそらく「ランキング上位に入って、出版社からの拾い上げを目指す!」という方々には、ランキングというものは非常に重要なのでしょう。しかし、趣味で小説執筆をなさっておられる多くの方々にとっては、どうなのでしょうか?
私自身は、ランキング上位なんて目指していない部類ですが、それでも「ランキングに入ったら嬉しいな」とは感じてしまいます。
このエッセイでも以前に書いたと思いますが、カクヨム以前に使っていた「小説家になろう」では、とにかく作品が埋もれてしまうので、ランキングページに作品が載る時くらいしか、作品の存在を知ってもらう機会がありませんでした。
でもカクヨムでは自主企画があるので、わざわざランキングにこだわらずとも「作品を知ってもらう」機会は、いくらでもあるはず。そもそも、自分が他の方々の作品をどういう経緯で知るのか、それを考えてみても「自主企画のページで」あるいは「星やハートを下さった相手のページを見に行って」が圧倒的に多く、ランキングページで目にした作品を読みに行った経験など、数えるほどしかありません。
だからカクヨムでは、ランキングなんて無視して構わないのかもしれませんが……。それでもランキングを気にしてしまうのは、昔の悪癖を引きずっているようなものでしょうか。たとえ少ない可能性でも「作品名の記載は宣伝の機会になるから、そこから読みに来てくださる方々がいるかもしれない」なんて考えてしまいます。
私は長編小説で★20に到達したことはなく、短編でも★30で「わあ、たくさん!」と感じてしまうくらいなので、おそらくカクヨムの一般的な基準としては、かなり★の少ない部類に入ると思います。
そんな私でも、ジャンル別のランキングページには、記載されることもあるのですよね。人気の主流であろう異世界ファンタジーでは無理ですが。
これまでの約半年の間。ランキングページの存在に気づいて以降、自分の作品がジャンル別ランキングに記載されたら、記念にページ保存することにしてきました。それぞれの作品で順位が上がるごとに、古い記録は破棄するという形で。また、ページの表記は「100位まで」ですが、「50位までの場合のみ残す」という自分ルールで(「小説家になろう」でも、そういう自分ルールで保存していたので)。
今回は約半年の中間総括みたいなものですから、この機会に「何作品くらいジャンル別ランキングに記載されたか」を数えてみました(ただし、上述のように50位以内の記録しか残していないため、それでカウントしています。本来ならば、100位以内に入った作品を全てカウントするべきなのでしょうが)。
まず、週間ジャンル別ランキング50位以内に入ったのが21作品。特に順位の良かったベスト3が、ホラー短編『猫の幼女とプラネタリウム』の2位、このエッセイの3位、ホラー短編『ブロック機能 ――ある素人作家の恐怖体験――』の4位。
続いて、月間ジャンル別ランキング50位以内に入ったのは6作品。ベスト3は、上記3作品と同じで、それぞれ11位、14位、20位。
比較してみるとハッキリしますが、短いスパンの方が、ランキングの最高順位は高くなりやすいですね。瞬間最大風速とか瞬間最高視聴率のようなものでしょうか。
その意味では、週間ランキングよりも日間ランキングの方が『瞬間』性は強くなるはず。「一瞬……! だけど閃光のように!」なんて感じでランキング入りする作品も、出てくるのではないでしょうか。
実際、まだ始まって一ヶ月足らずの日間ランキングを見ていると、私の場合、この期間に投稿した作品ではなく「えっ、こんな以前の作品が?」というのがランキング入りしていました。
8作品が日間ジャンル別ランキング50位以内に入っており、ベスト3は、4月に投稿した短編『怖い女と手ごわい男』の4位、5月に投稿した短編『ゾンビ vs 生存者 ――おそらく俺が最後の一人――』の8位、日間ランキングが始まる数日前に投稿した短編『69の星』の14位。それぞれ週間ジャンル別での最高は27位、26位、33位ですから、やはり「短いスパンの方が、ランキングの最高順位は高くなりやすい」に該当しますね。
このように、私みたいな『短編でも★30で「わあ、たくさん!」と感じてしまう』レベルでも、結構ジャンル別ランキングには入っています。ですから、今までランキングなんて見向きもしなかった方々でも、ふと見てみたら「あれ、私の作品も記載されているぞ」なんてことがあるのではないでしょうか。
特に『日間ジャンル別ランキング』が導入されたことで、そうなる機会は増えるのではないか、と思います。
なお「小説家になろう」のランキングでは、日間ランキングならば本当に『日間』で獲得した
今回、日間ランキングが導入されたことで「あれっ、最近24時間で★を大量に獲得したわけでもないのに、こんな高順位なの?」というのを、私自身、実感することになりました。『一日』における★やPV、応援ハートの変動ならば記録しやすいでしょうし、日間ランキングの導入により、ランキング順位の査定方法も、これまで以上に解析が進むのでしょうね。
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