こうして私は見知らぬ作品と出会う
以前の項目で書いたように、基本的に私は、星やハートの通知が来るたびに「どんな人が読んだのだろう?」と気になって、相手のページを見に行きます。
そこで、まずプロフィールを拝見、続いて作品を……。というところまでは、すでに記しましたね。
それに加えて。
現在では『近況ノート』にも目を通すようになっています。
きっかけは、他の方々のエッセイでした。
「カクヨムの近況ノートは『小説家になろう』の活動報告に相当するが、少し違う。もっと自由な内容だから、近況ノートを読むだけでも面白い」
そんな主旨が書かれていたのです。
なるほど、言われてみれば。
あちらでは『新着活動報告』のページを見ても「〇〇を更新しました!」みたいなタイトルばかりズラリと並んでいるのに対して。
カクヨムの『近況ノート新着記事』を見ると。
そんな通り一遍の記事タイトルばかりではなく「これ、何だろう?」と思わせるものが結構ある感じです(実際に『近況ノート新着記事』から、私も、今まで自分が読んだことも読まれたこともない方々の作品を読みに行く機会が増えてきました)。
こうやって「他の読者・利用者の興味をひくことに長けている」というのは、キャッチコピーの文化の有無が影響しているのかもしれませんが……。
ともかく。
そうした点を意識した時点で、自分も近況ノートの記事タイトルを工夫しよう、と思いました。
あちらの活動報告では「〇〇の第〇話を投稿しました!」ばかりだったけれど、カクヨムでは、それをしないでおこう……。そう決意したのです。
今、あらためて、自分の近況ノートの記事タイトルを、最初から順番に見てみると。
4月1日 よろしくお願いします
4月2日 「ウイルス作家」として
4月3日 エッセイ始めました
4月5日 短編『働け、魔女モンスター!』を投稿しました
4月6日 1日2回、朝食後と昼食後に服用
4月7日 勉強不足・経験不足・認識不足‥‥‥。色々と露呈しそうなエッセイ。
4月8日 私がカクヨムに来た理由
基本的に、投稿と無関係な記事は書いていないので、これらは全て何らかの作品に関する内容のはず。
最初の二つは「最初だから」という感じの記事タイトルなので、問題は三つ目以降でしょう。
三つ目と四つ目は、投稿した作品そのまんま。五つ目以降で、なんとか「少しでも『そのまま』じゃないことを書く!」という苦労が見られます。
つまり、その辺りから、私の意識が変わったのですね。
さて、ヨム側の話に戻って。
今では、近況ノートそのものではなく、そこに書かれたコメントにも注目するようになりました。コメント欄の記述を見て「こんなことを書き込む人の作品は、どんな感じなのだろう?」と読みに行くのです。
もちろん、今まで通り、自主企画から、あるいは頂いたハートや星から作品を読みに行くのも多いです。
そうして作品に応援コメントを残した際に、他の方々の応援コメントを見て「こういう感想を述べる人の作品は、どんな感じ?」と、読みに行く場合もあります。
それで読んだ先で、また応援コメントを見て……。
ちょっとしたループに陥りますね。
その結果。
作品を読んでいるうちに、ふと、
「あれ? どうやって自分は、この作品に辿り着いたんだっけ?」
と、考え込んでしまうことも増えてきました。
まあ、読み手としては「どうやって」なんてどうでもいいはずですが。
でも書き手側の根性として「自分がどうやって新しい作品を知ったのか」を分析するのは、「自分の作品をどうやって知ってもらうのか」にも繋がりそうですからね。ついつい気になります。
一つの書き込みを通じて、自分とは縁もゆかりもなかった作品に巡りあう……。
こういうところは、SNSっぽいかな、とも感じます。
といっても、SNSの
いや、一応、私もブログサービスを利用していたことはあるのですよ? ブログはSNSの一種ではない、と言われるかもしれませんが。
ブログのコメント欄を通じて知り合った方々と会ってみたこともありましたし(二人きりでも一応オフ会と言うのでしょうか)、また、メル友になって「付き合いませんか」と言われたこともありました。
メル友といえば、高校生の頃には文通も経験したことがあって、文通相手から「付き合いませんか」と言われたこともありました。
なんでこんなことを書いたかというと、メル友との男女交際・文通相手との男女交際こそ、それぞれ平成・昭和を代表する(その違いを表す)文化の一つではないか、と思うわけで。
私は昭和の人間だから「SNSの
まあ、それを言いたくて、文通の話まで持ち出したわけです。
そんなSNS苦手人間としては、カクヨムでも、他の作家様個人と上手く交流できるとは、あまり思えないのですが……。
他の作家様個人ではなく、他の作家様の『作品』とは、積極的に交流したいと考えております。
他の作家様の作品を読んで、純粋に楽しむ。感銘を受ける。そこから、自分の作品に足りないものを見つけたり、改善すべき方向性が見えてきたり……。
これって、ある意味『作品』の交流なのだろう。そう私は思っています。
その意味でも、カクヨムのシステム、私は気に入っています。
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