病院という、生と死の交錯する場に身を置く人たちの、生活に根ざした食の物語。 見送るだけじゃない、確たる意志を持ってそれらを見つめ、手を貸し、成長もしていく。 そんな人たちだから、食べることは事件だ。 食べることは生きること。生きているということは、食べること。 だから、ありふれた食事のひとつひとつが、大事なのだろう。 そんな風に、日々の糧を受け止められる物語です。