天才は天才を知る。本物は本物を知る。 それ以上言葉が出てこない。
KACシリーズ最後の作品にして、爽やかな物語を届けていただきました。才能への不安と羨望と憧憬と。その後の人生と地続きの青春。カクヨムで創作を続ける僕らへのエールにもなっているような、そんな青春物語だと思います。導入の情景描写が魅せますね。お題だったカタリとバーグの扱いも一次創作家として程よい感じで、全体に花を添えていました。