概要・キャラクター

このお話は、わたくし増田が、初めて手がけたファンタジーです。

と言ってもかっこいい世界観や魔法が登場するわけでもなく、ただ、日本のどこにもない、しかしあり得る世界として構成したものです。第一部までは遊郭が舞台になっていますが、余り刺激的でないように心がけました。もちろん、戦闘シーンなどが目玉であるファンタジーもあるのかもしれませんが、私としては登場人物の葛藤に心を置きたいと、本来の気持ちを忘れずに製作いたしました。

結果として、至らぬところも多々出てしまいましたが、少しづつ改稿していきたいと

思います。

読むヒントとして、このお話の大まかな世界観やキャラクターを紹介したいと思います。ファンタジー小説には、これも必需品のようですので、楽しく書いていきたいと思います。

1、世界観

特に、名前はなく、日本から外れた架空の世界。別世界。

時代設定は、江戸末から、明治くらいの日本に近く、学校というものがあり、大学という物も存在する。電気やガス、水道などはない。都市部には、特殊な場所として遊郭というものがあり、人買い(女衒という)によって、いろいろ事情がある人たちが、ここにやってくる。

辺境では、ほとんどの人は農業に従事するが、土が痩せているので、サツマイモや高粱のようなものしか作れないようである。

現代日本のような個人主義的な考えは、農村にはまだなく、一部の人にのみ流通している。


2、キャラクター

主人公格

影山杉三

磯野水穂


遊郭の人々

小花さん

本名は尾畑久子。女郎屋三浦屋のトップクラスの遊女である女性。いわゆる御職の女性。年齢は比較的中年。夫清を亡くし、娘夏の学費を稼ぐために売られた。本人は、娘夏のために頑張ろうと思っているが、夏との仲はうまくいっていないようである。

ゆきちゃん、はなちゃんなど、見習い遊女には、あこがれの女性でもある。

はなちゃん

本名は不詳。見習い遊女でポジションは太鼓新造。箏が得意中の得意で、容姿は多少劣るものの、箏の腕前は抜群。杉三が教えた「手事」も簡単に弾きこなせる(わからない人は動画サイトで聞いてみてください)ほどである。

ゆきちゃん

同じく本名は不詳。見習い遊女でポジションは留袖新造。容姿しか取り柄がないと言われて育ち、自身は何も自慢できるものがないと思っていたが、瓦版に投稿した文書が評判となり、人気者になってしまう。

かよちゃん

やり手(客と遊女の連絡係)のおばさん。

おかみさん

女郎屋三浦屋の経営者。


尾畑家の人々

尾畑淳

小花さん(久子)の夫清のお兄さんで、久子にとっては義兄。夏にとっては伯父。足が悪くそとへ出て働けないため、仕方なく料理をして生活しているが、一人で完璧に料理することはできず、誰かに手伝ってもらう必要がある。不自由だけど頭はいい。

尾畑怜子

淳にとってはすぐ下の妹。久子にとっては義姉。体が弱く同じく外へ出て働けない

ため、家の洗濯や掃除を担当する。夏にとっては伯母。体こそよくないが、口はうまい。

尾畑夏

久子と清の娘。学生。村の近所の子たちとは別の、金持ちばかりが集う学校へ行っている。同級生が、実現できている個人主義的な思想にあこがれを持っているが、それが実現できないことに反感を持っている。


あとがき

このお話は、非常に深い反省を必要としました。今回このようなものを書かせていただけまして、大変に感謝しております。初めてでしたので、世界観の作り方などもわからず、大変苦労いたしました。でも、とても勉強にはなりました。しばらくいくつかファンタジーなるものを製作いたしましたあとに、このお話も、文学として成立言いたしますよう、改稿をしていきたいと思います。

初めての作品を読んでくださりありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ファンタジー篇1、手事 増田朋美 @masubuchi4996

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る