まだ第一章を読み終わったばかりだが、強引な筋を力業で押しまくる展開には(褒める意味で)唸ってしまった。 分野としてはどん底脱出譚(?)となるのだろうが、主人公の心理を豪快かつ繊細に描いているのが良い。ほろ苦くも明日へ向かわしめる辛みで酒が進む。ではない頁が進む。 作中で紹介される『競技』の顛末に注目すべし。