「スーパー雷鳥号」のラウンジで有名人と会話する
最近、鉄道好きタレントが司会をする番組を、たまたま、見ていた。
私自身は、鉄オタでも何でもないけど……。
漠然と見ていたら、親しみある映像に遭遇した。
私は90年代に、JRの特急内で、車内販売乗務員をしていた時期がある。
だから、鉄道は仕事で関わったことがあるので、縁もゆかりも無い、というわけではない。
そのとき、テレビで紹介されていたのが、なんと、私も乗務経験のある『特急・雷鳥号』だった。
私がいた時代、「特急・雷鳥号」と言えば、1964年運行開始の国鉄時代からの「雷鳥」と、1989年運行開始の「スーパー雷鳥」それに、当時最新だった「スーパー雷鳥サンダーバード」の3種類があった。
どれも乗務経験があるけど、一番、多かったのが「スーパー雷鳥」だった。
大阪から金沢まで、車内販売ワゴンで、全車両を3往復から4往復したと記憶している。
それ以外の時間は、ラウンジに居た。
「スーパー雷鳥」のラウンジもテレビに映ったので、ちょっとビックリ。
こんな昔の映像を、ネットではなく、テレビで見れるとは、本当に驚いた。
私が乗務員時代、このラウンジで話し込んだ有名人は1人しかいない。
元サッカー日本代表GK、田口光久さんだ。
しかも当時は、とんねるずの木梨憲武と2人で、全国ネットのバラエティ番組に出まくっていた頃なので、人気絶頂期だった。
新大阪だったか京都だったかは忘れたけど、その辺りから乗ってきて、ファンから貰ったたくさんの花束を、ラウンジにいた私に、「これ、全部やるよ」と渡してきたのが会話のきっかけだった。
「君、あれに似てるねぇ、名前忘れたけど……」
テレビに出ているときのイメージと全く変わらないので、親近感があった。
話の内容から、あれというのは、ジャニーズ事務所所属のタレント、滝沢秀明のことを指しているのはすぐにわかったけど、面倒くさそうだったので言わなかった。
私も、当時、モデル事務所に所属していたので、似ていると言われれば似ていたかもしれない……。
こっちも謙遜も否定もしなかった。
「定期的に金沢で仕事をしている」と言っていたので、ビックリ。
1時間以上は話していたと思う。
こんな有名人と、こんなに長い時間、会話できて、とても嬉しかった記憶がある。
「雷鳥」と「スーパー雷鳥」が廃止されてから、何年が経つのだろう?
あの当時でさえ、古い車両だな……と感じていたくらいだから、廃止されたのは仕方ないけど……。
なんか、こういう映像を見ると、昔のことを思い出して、虚しくなるね。
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