激流に流されたい願望
私は、激流に流されたことはない。
ニュースや動画でなら、人が流されている姿を何度も見たことがある。
激流自体は、もちろん、直接、何度も見ている。
集中豪雨の日、河川にかかる橋の上に行けば、誰だって見ることができる。
氾濫寸前の茶色の水が、轟音を放ちながら暴れている。
飛び込めば、激流に流されるという経験もできるだろう。
流水プールのイメージしかないから、どうやって死んでいくのか、なかなかプロセスが見えない……。
流された人は誰一人として助からないわけだから、当然、私も助からないのだろう。
流されている自分を想像してみる。
私は笑っているのだろうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。