会話のない食事
そういえば、誰かと食事したことって、何十年無い?
今日は、精神状態が良い。
すでに、生きる意味・気力・目的・希望が無いから、こういう安定した精神の日は1年に数回しかない。
数年ぶりに料理でも作ろうか?
久しぶりにスーパーに行った。
店内を歩いていたのは、幸せを手にしているのにそれに気づかない被害妄想者ばかり。
こんな連中を見ていると、やっぱり虚しくなるね。
じゃがいも2個、玉ねぎ2個、ほうれんそう、長ねぎ3束、にんじん3本、大根半切り1本、豚肉パック3個、薄揚げを購入した。
帰ってきたら、気力が無くなる前にすぐに調理を開始した。
野菜類を洗って、包丁で切って、それぞれボールに入れる。
豚肉は、塩・こしょうから薄口しょうゆで、煮詰めて味付け。
大鍋に水1800ccからスタート。
ほんだし2パックと煮干しの粉を入れてから、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、大根、豚肉を突っ込む。
沸騰して随分たってから、ほうれんそうと長ねぎと薄揚げを入れて、赤みそと白みそを溶かす。
最後に日本酒をどっぷり入れて、沸騰させて飛ばして終わりだ。
正直、料理を毎日やっている奴の精神って、信じられない。
恵まれた環境で生まれ育った上に、それを実践しているときも良い人生でなかったらできないからね。
調味料の消費期限は、だいたい3年前に切れていた。
こしょうに至っては、6年も前に切れていた。
炊飯器は炊飯ボタンを5回押さないと、ご飯が炊けなかった。
久しぶりにすると、いろいろと不具合が起こる。
はぁ……、会話のない食事は、虚しいね。
いつものコンビニ弁当なら、何とも思わないのに……。
また、すぐに精神がフリーズすると思う。
1回フリーズすると、この食器を洗って元の位置に戻すまで半年以上かかってしまう。
これが奴らと同じ1回きりの人生かと思うと……。
無念だね。
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