語り口調もさることながら、文体は安定しており事件が脳裏にはっきりと浮かびます。グロ描写が秀逸。かつオチも上手い。
タブーとは南太平洋の島々で用いられた『タプー』なる言葉が語源らしい。強くしるしづけられたもの、が旧来の意味であった。 本作でタプーとなったその言葉は、呪いも祝いも同根とする我が国の言霊信仰からすると強烈に象徴的だ。 合掌。
ひねくれています。おめでとうというテーマで、おめでたくないホラー。いいですね。おめでとうと言ってはいけない設定、気が利いています。過去と現在のエピソードも充実。