3年後の自分へ

水樹 皓

執筆3周年

 3周年――と聞いて、真っ先に思い浮かんだのが、「そういや、今年の8月で、初めての小説を書いてから3年になるな〜」ということ。

 つまり、自分にとっても、今年は小説の執筆側としての3周年を迎える年なのだ。


 ただ、カクヨムに登録したのは、約1年前。つまり、その初めて書いた小説は、カクヨムには公開していないのだが……。

 それはさておき、その小説がどの様な内容なのか。自分もあまり覚えていないので、久し振りに見返してみた。


タイトル【あてないでください】


 内容は、おバカな貧乏兄弟が、着ると必ず”当たる”という服を手に入れ、一攫千金を目論む――というもの。今回の〈カクヨム3周年記念選手権〉で自分が投稿した小説の中では、1日目の【梟と鋏は使いよう】に近しいものがあるか。


 見返して、まず抱いた感想は、「あ〜、自分、一応この3年で成長してるんだな〜」だった。

 当時の自分は、勿論その【あてないでください】が十分満足できる出来だと確信して、投稿している。それは間違いない。

 だが、3年経った今見返すと……恥ずかしい。はい。


 つまり、それは成長した。3年前の自分は満足できたものも、今では満足できなくなった。と言うことだ。

 今、このカクヨム3周年記念選手権で7つの短編小説(このエッセイを含めず)を投稿しているわけだが、それらも全て、勿論投稿するに値する――誰に読まれても恥ずかしくない出来だと思って投稿している。


 その7作品を、また3年後の自分が読み返して、「恥ずかしいっ!」と、思うのか。思えるのか

 それは、これからの努力次第。


 ……と、まあ、色々書いたが、とにかく、まずは執筆3周年を迎えること。

 そこから、3日坊主――基、3年坊主にならないように、ちょくちょく自分でも小説を書き続ける。

 結局のところ、それが1番大切。


 それに関して、この、カクヨム3周年記念選手権は、本当に大きなものとなった。

 短編とはいえ、既に7本の新しい小説を書き上げることができたのだから。

 カクヨムに登録してから、この企画が開始するまで。投稿した小説は1つだけでしたもの……。

 自分の小説ページが日に日に賑やかになっていく様は、本当に心躍った。

 それにプラスして、応援や星、更にはコメントまで。

 先程は偉そうに、投稿した小説は全て恥ずかしくない――云々書いたが、正直誰かからの評価は期待していなかった。それでも、1つでも評価があると、それはやはり嬉しい。やる気に繋がる。

 改めてそれに気づき、自分も、読んだ作品には、応援なり星なりをつける様にした。それも、この企画のお陰と言えるだろう。


 さてさて。

 この企画も、残すところ後僅か。詰めの甘さに定評のある自分だが、きっちり最後まで走り抜く所存。


 また、4周年、5周年、とカクヨムが続いていき、それに合わせて今回の様な企画があれば、参加したいと思う。

 同時に、自分もカクヨムに負けない様に、1つでも多くの作品を書き上げていき、執筆4周年、5周年を迎えていく。絶対ッ!

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