面白い、この一言に尽きます。異世界に現実をブチ込んだら、現実的にどうなるか。多様性を持つ人間特有の醜さや愚かさを突き付ける手腕も見事な作品。SFチックな設定とファンタジー要素って意外に親和性高いです。まどマギみたいに。私がネット小説で笑えたのは随分久しぶりの事でした。コンセプトの面白さもさることながら、全体を通してシニカルなユーモアに溢れています。『異世界』が『多様性』を求めている、この言葉でピンと来るような、転生疲れをしたそこの貴方、是非読んでみて下さい。
100人が転生して、みんな自殺。自殺以外では死なない。斬新な設定です。異世界転生をうまく使ってるのもいいですね。ダークな世界観がいいです。(イベントに参加しようと思って、このサンプルを読みましたが、難しいですね)
100人が転生するのですけれど、自殺以外では死なない世界。100人全員が自殺するのを追ってゆくわけですね。話が進んでゆくのか、停滞したまま終わるのか。だるーく、いやーな感じを味わう小説です。