正義のルール

作者 水木レナ

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★★★ Excellent!!!

スーパーガール? アメコミみたいな変身ヒーローものかな?
そう思わせておきながら、話はとってもシリアスな方向へと向かいます。

いかにも現代の学校にありそうな陰湿なイジメと、それに気が付いた女性の「勇気ある行動」を綴った正義についての短編です。
かつてベストセラーとなった『これから正義の話をしよう』という本を思い出しました。正義とはなんぞや? この状況でベストな行動はなに? 独善を押し付けることは争いの火種にしかならないのでは?

はたして彼女のとった行動は賢明だったのか? 
是非よんで確かめましょう。
興味深いのはイジメる側も地に足の着いた人間として描かれている点でしょうか。
こういう話ではテンプレの心無い外道として扱われがちですが。

★★ Very Good!!

 撃った弾丸や砲弾が壁なり装甲板なりに当たって跳ね返る現象を跳弾という。いうまでもなく、場合によっては自分や味方に当たることがある。ちなみに一度跳ね返したはずの弾が結局自分に当たってしまうのはトラップショットという。
 主人公は、その跳弾の恐ろしさを知り尽くしているのだろう。……が、丸腰でもない。彼女の武器は『決意』だ。その心境に至るのは並大抵の覚悟ではない。だから、彼女はまさにスーパーガールだ。