2022年の振り返りと2023年の抱負

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 このエッセイは、大晦日の夜に急ピッチで書き始めたものだ。元々は「書き納め」と称するつもりが、結局間に合わずに「書き始め」になってしまった。

 内容は……本当にタイトルの通りだ。


 まず、去年は激動の年だった。

 一月と二月は受験、三月と四月は大学進学のため上京したので忙しかった。さらに慣れない一人暮らしと大学生活など、かなり大きく環境が変わった。

 良くも悪くもいろいろ大きな変化があった一年だと思う。


 いい変化はたくさんある。初めてオフ会や推しのイベントに参加した。まだネットだけの話だが、自分の本音をかなり出せるようになった。対等な友人関係ができたのも初めてだ。昔はほとんどの同級生から下に見られていたように思う。同年代の女子と会話したのも小学校を卒業してから実に七年ぶりだ。カラオケや一人旅など、他にも初めて尽くしの一年だった。

 何より東京という土地がいい。交通の便がいいし、イベントなどにも行きやすい。神保町の古書店街や秋葉原など楽しい場所がたくさんある。『ラブライブ!』シリーズの聖地巡礼も少しできたしね。ちなみに生まれて初めてディスクユニオンに行って中古CDを買いました。

 悪い面では、一人暮らしなので基本的に自己責任で生活せざるを得ないこと、地元にいた頃は耐えられていた両親との関係で恐怖心が急激に増したことだ。原因はわからない。図書館で心理学の本を借りてきたので、三が日あたりでちょっと考えてみようかと思う。

 いろいろ大変なこともあったが、全体的にはいい方向に行っていると感じる。


 さて、今年の抱負を言おう。

 今年の抱負は、大きく分けて三つある。


 一つ目は「偏見にとらわれずに実体験を積む」ことだ。

 去年はリアルの出会いや日帰り旅行など、いろいろな経験を積むことができた。その経験を通じて「ネタは足で稼ぐのが一番だ」と感じた。なんか昔の営業とか刑事みたいだが。まあ執筆には情報が要るので、刑事は似てるかもしれない。

 本やネットで大まかなイメージは知っていても、体験しないとわからないことはたくさんある。例えば原宿とか渋谷なんて「自分のようなオタクには縁のない街だ」と思ってたけど意外と楽しめたしね。


 二つ目は「恐怖心に打ち克つ」ことだ。

 僕は何かを始める時や人と関わる時に強い恐怖を感じることが多く、異様に諦めが早いことがある。

 例えば今も「またギターをやりたい」などと思っているが、賃貸では練習場所がなく、個人的な事情で大学のサークルに入るのも難しそうだ。それでも諦めずに方法を探したい。

 人間関係では、これまでの仲間とより深く関わっていきたいと思う。また、これまで女性との接点がかなり少なく、恋愛以前に女性との雑談すら抵抗がある。それも克服したい。これまでは他の人がオフ会などの話を切り出すのを待つばかりだったが、今年からは少しずつでも自分から動くようにしたい。

 そして家族関係でも恐怖心に苦しんでいる。これは何かトラウマに関連するものだと思うので精神科で相談すべきとも思うが、自分でも恐怖と向き合う努力はしたい。


 三つ目は「誰かのために書く」ことだ。

 自分の経験上、「自分が書きたいから」だけで継続的に書こうとすると長続きしない。でも「読んでほしい人」を具体的に想像するとかなり強いモチベーションを保てるのだ。

 これは一昨年の経験もある。当時は予備校に通って受験勉強する傍ら、夏から秋の初めにかけて小説を書いていた。推しのVtuber、シスター・クレアさんの誕生日に向けたサプライズ企画に参加していたのだ。その時は当然「クレアさんに読んでもらう」ことを想定して書いたわけだ。その時は残り少ない時間と気力体力を必死に捻出して、十二分に納得のいくものを書き上げることができた。

 考えてみれば無謀なんだが、それでも諦めずにやり遂げられたのはきっと愛のおかげだと思う。

 ちょうど最近の僕は「同じ趣味の仲間」や「似たような境遇や生きづらさを抱えた人」などのために役立ちたいと思っている。そう考えると、彼らに届けたい思いを乗せて創作やブログをやるのはいいかもしれない。それもまた愛なのかもね。


 やれやれ、思いの外長くなってしまったよ。

 でもまあいいや。

 今年はさらに充実した、実りある一年にしていく。そんな決意を込めて、今は筆をおこうと思う。実際はパソコンで書いてるから筆も何もないんだけどね。

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日々の雑感 二輪ほむら @wno-41592

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