第64話「自分の作品を振り返る②」

ナルシストですよね?


はい、そうです。自己顕示欲ないやつが物などを書くはずがない!!


さてKAC4「紙とペンと……」

「紙とペンと魔法使いのおばあさん」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888837048


 自分全部の中で俺はこの作品が一番好き。

 

 紙とペンってのを聞いたときに、ちょっと童話風にしようかなあと思った。

 hiro1969さんもやってたけど、何気に俺も全ジャンル挑戦にひそかに取り組んでいた、現代もの、ラブコメ、恋愛、ノンフィクション(ピエールのやつね)ときたから、まあ童話風にしたいなあと、それで紙に書いた願い事がかなうという、ありふれたテーマにしました。

 子供は子どもの、大人は大人の違う感想が得られる、星の王子様のような作品に我ながら仕上がったと思うんで、読んでない方は一読を!


 まあでもこれは本当文字数を4000字におさめるのがつらかった。

 いい勉強になりますわあと実感させていただきましたよカクヨムさん。


KAC5「ルール」


「逆襲の茨城」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888877718


ルールは悩んだ……

ある意味じゃ、なんだってルールになってしまうわけで、その意味ではほとんど自由作文と言っても過言ではない。


 で、まあそのうえでルールをテーマにしていこうと思った時に、ルールを守りすぎる日本が崩壊していく様を描くかってなったわけだ。

 タバコの規制を筆頭に、どんどん厳しくなる日本国内のルールってやつに俺は本当に嫌気がさしてるので、風刺してやろうってかんじ、しかもたまたまこのテーマが発表される前に、昔の世にも奇妙な物語の「最後の喫煙者」っていう話があって、それを久々に見たから、思い切り影響を受けてる。

 筒井康隆原作な上に、本人が主演で出ていて、すげぇおもしろいよ。


 ただ、それじゃあ面白くないなあって、犯罪者予備軍が送り込まれる地区の名称をずっと考えて、最初はエリア7とか、D区画とかなんかそれっぽいの適当に考えたんだけど、なんかやっぱ略称にしようと思って、そしたら、ああ、IBARAKIに強引にしちゃえばいいやって思いついて出来上がった。


 そうなればもう、飛んで埼玉にするしかないよね。


 というわけで、逆襲の茨城が出来上がった。


 ただね、これ世界観を広げ過ぎてとても4000字で書ききれなかった。仕方なく最後は首相と官房長官の会話で終わったんだけど、ほんとうは IBARAKIの中で何が起きていたのか、日本はどう荒廃していったかを細かく書いて、最後茨城が日本をけん引するという、ほんとうに「飛んで埼玉」な作品にしたかった。

 余裕があったら、そのうち20000文字くらいで書いて、次のカクヨム短編コンテストにでも出そうかなあと思う。


KAC6「最後の3分間」


「永遠に続く3分があるなんて誰が決めたんだ」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888908834


タイトルが欅っぽいなとかって思った人、そこじゃないです。

「17歳が美しいなんて誰がいったんだ」っていう、JUNNAって歌手のアルバムのタイトルが妙に好きなんで、そこから来てます。

 ちなみにJUNNAはマクロスΔの三雲さんの歌担当ね、顔はともかく歌は本当にいいんだよ。顔はともかくね。


 さて、これはいろんな展開を考えたんだけど、まあやっぱこれはネタに走るしかないなって思った、なので初めから賞を取れないなと思ったんだけど、書き終わってみたら予想外の傑作になったと自分で言っておく。


 すべて最後のための前振りなんだけど、最後のシーンのためにすべて逆算してストーリーを作っていたら思いのほか壮大なことになってしまった。


 ちなみに途中のあたりのカエルの件あたりは、鮭さんの影響を思い切り受けているので、ここでリンク張っておきます。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883455812


 ただまあ実際この作品が3分間のお題を満たしているかと言われると、シチュエーション的な最後の3分じゃなくて、文字通りの最後の3分なだけなんだよなあ。

 なにを言ってるかわからない人は読めばわかるぞ。


3分のやつは京さんのこれも、斜め上過ぎて面白い。

どういう経緯でこの発想に至ったのか、ぜひ京さんにも次の文字ラジオあたりで、セルフレビューを行ってほしい。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054888908975


ということで、今回はここまで。







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