第65話「振り返り③」

 この振り返りが終わったら、KAC勝手にランキングも終わりだなあ。でももったいないなあこのPV数……ってことで、できれば勝手にKAC11とかやりたいなあなんて思ってます。

  審査員に京さん誘ってみたけど断られてしまった。

 マスケッターさんどう?



さて、振り返り。


KAC7「目覚め」


https://kakuyomu.jp/works/1177354054888938897


これもなんかいいの思いつかなかった、夢落ち以外の目覚めねぇ。

なんか、起きたら隣に一番大切な人がいました的な展開しか思いつかなかった。

以下ネタバレ……↑を読むつもりの人は、見てから続きをお願いします。

 





 


 で、このテーマでSFやりたいなあってことで、思いついたのが、目が覚めた本人が神であるという展開。

 火の鳥のSF編いや宇宙編だったかなのイメージで、宇宙を漂流する人間が地球に降り立って、彼がすべての文明の礎となる「神の目覚め」がテーマだった。

 だから、ほんとうは最後の件はいらないんだよね。


 ぶっちゃけ台無しにしている。

 だからと言って、その前の話まででは書きたかった内容を書ききれていないので、単独で成立していない。正直たいして面白くない。

 よって、最後にぶち壊して、なんとか成立させるという荒業になってるのだ。


 なんで、苦労した割にはこの作品、結構な駄作だと思っております。



KAC8「3周年」

「ラーメン屋の店長はこだわりが強い」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888980832


 これは、自分の中では結構好き。

今までに書いてないパターンとして、落語を思いついたので、なんとなく現代落語をイメージして作った

 

 3周年と言えば、お店。

 でお店を考えた時に、あれそういえば3周年って、3年目のことは差さないよなあって感じで、自分でも調べなおしたのがこの作品のきっかけ。


 もう後は、店長が3のこだわりを見せるだけ。

 もう、いくらでも膨らんでいくんで、書いてて楽しい話でしたな。


 オチっていうか誰かが言ってたけどサゲもまあ想像つく内容でいいし。

 ただ、自分でこうやって読み返して考察すると、最後もう一言「おあとがよろしいようでって」なる一言があれば、完璧だったなあ。


 かと言ってなかなか思いつかないんで、やっぱ落語っていうのは偉大だな。

 偉大な文学だ。


KAC9「おめでとう」


「おめでとうなんて言葉はそんな簡単にかけられるもんじゃねぇんだよ!」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889008660


「おめでとう」をテーマにされると京さん同様、エヴァの最終話しか出てきませんハイロックです。


まあそれでエヴァに逃げるわけにもいかないので、ひねりました。


おめでとうをテーマにするって結構難しくて、どうしても単純な感動、お涙ちょうだいにしかならないから、そこを何とかぶち壊したいなあと思った。


うれしくない「おめでとう」もある。これが最大のテーマ。


 それで表現するのに、最初はこのカクヨムにしようと思ったんだよね。

カクヨムでも文学作品でもいいから、ずっと賞を取りつづけられなかった男が、最後に全然関係ない形で受賞する。

 そこでおめでとうを言われる。


 こんなイメージだったんだけど、どうもカタルシスが足りない。


 ここは書いてないことだしスポコンにすべきだろう。

 と競技を考えてなぜかぱっと思いついたのがフィギュアスケート。


 っていうのも採点競技って、結構理不尽な負けが多いじゃない。今のでなんで負けたのってことばっか。

 浅田真央とキムヨナの戦いはそれしか思わんかった。


 これって何かに似てるなあって、そう、それこそカクヨムバトルなんだよ。

 あれ、すっげぇいい内容書いてるのに全然評価されないぞって作者はみんな感じると思うんだけど、まあそれをフィギュアを使って表そうとしたわけだ。

 全然フィギュア知らんから、めっちゃググりました。


 だから主人公は俺だよね。俺っていうか、俺はいい作品を書いたのに何で勝てねえんだよっていう思いはもう主人公そのものと言っていい。

 すげぇ気合を入れて書いてる物語の方では評価されず、適当に思いつくままに書いてるこのKAC勝手にランキングはものすごい評価もされて、間違いなくKACで一番PVが多い。

 はっきり言って悔しい。


 付け加えるならば今回のKAC10の月葉蘭さんなんてまさに、この話の主人公よ。勝ちを確信した瞬間、なんと負けてた(しかもたぶん不慮の事故かなんか)っていう。

 相当悔しいと思うんだよな。


 だからこれは結構、特にカクヨム作家の人には熱く刺さったんじゃないかな?

 俺は自分で読んでても熱くなるもの。


 もう少し俺にスケートを表現する力さえあれば、俺はこのKAC9は間違いなく最高の作品だったと思う。

 ということで、読んでない人も読んだ人も、これはカクヨムなんだと思ってもう一度読んでほしい。


 そして次回は、いよいよKAC10、ひそかに熱いバトルが展開されていたのです。
















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