KACレースを終えて
カクヨム3周年記念企画、完走できた方も、そうでない方もお疲れさまでした。
新元号も発表されたところで、今回のKACに出した自作についてちょっと振り返ってみようと思います。
今回出した10作の短編の中では、
大軍師の梟https://kakuyomu.jp/works/1177354054888748610
2番手の老将軍https://kakuyomu.jp/works/1177354054888781439
発明上手の月英さんhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054888810101
商君の法https://kakuyomu.jp/works/1177354054888880343
と4作が歴史短編となっています。これはこういうのが好きだからというのもありますが、時間の関係で知っているネタで書かなければ間に合わないだろう、と思ったからです。
ちなみに、真説・塞翁が馬https://kakuyomu.jp/works/1177354054889011798
も広い意味では歴史ジャンルなので、これも入れれば半分が歴史小説ということになります。
KAC5の紙とペンとリアリスト公女https://kakuyomu.jp/works/1177354054888846407も史記ネタを西洋風に改造したものなので、これも完全なオリジナルとはいえません。結局、完全にオリジナルと言えるものは三作だけでした。私はあまり筆が速いほうではないので、もともと知っているネタをお題にこじつけていく方針でないと10作全部は書けないだろうと思い、こういう結果になりました。
今回意外だったのは、こういった作品でも思ったより読んでもらえたということです。歴史・伝奇はカクヨムのなかでも過疎ジャンルではありますが、こういうものが好きな人もいないわけではないというのは新たな発見でした。
もちろん祭りの時期だったから読んでもらえたということはありますし、今後このジャンルを書いても異世界ファンタジーのようなPVはとうてい望めないわけですが、だからといって書かないのもそれはそれで損かもしれないな……と思っています。うまく興味を持たせられれば、刺さる人には刺さるかもしれませんから。
ほんとうは歴史小説を書くときは、史実に沿いつつも想像で史実のあいだをつなぐような形で書くのですが、今回は時間がなかったこともあり、ほぼ史記の内容そのままになっているものもあります。元ネタがかなり小説的であることもあり、そのまま書いても小説としては成り立つものの、できればプラスアルファの創作部分がもっとほしいところ。
今回、はじめて三国志ネタで書いてみたこともあり、今度は以前から温めていたネタでより本格的な三国志の小説を書いてみようか、という気持が出てきました。おそらくは典韋と曹昂、曹操の関係を描くものになると思いますが、まずは長編ファンタジーの続きにとりかかるつもりなのでいつ書けるのかはわかりません。
今回はこれくらいですが、次回は「歴史小説をどう書くか」というテーマで少し書いてみたいと思います。
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