第4話*友達は少なめがちょうどいい

私は友達が少ない。

昔から少ない。

だからって、自分がかわいそうとは思ったことはない。

元々、群れを作るのが苦手だし、嫌いだ。

だから友達なんて、広く浅くがちょうどいい。

その中で、1人『心を許せる友達』がいたら私はいい。

そういう子、私はいる。

年齢は私より3歳下。

でも彼女にはなんでも言える。

愚痴も、弱音も、年下だけど彼女にだけはなんでも言える。

不思議、別にアドバイスなんてもらおうと思ってない。

ただ吐き出したいだけ。

ただ聞いて欲しいだけ。


他にも仲のいい子はいるけど、愚痴も弱音も言ったことはない。

中には私より9歳も上の友達もいるけど、なんでだろう・・・・・・

彼女には愚痴も弱音も言えない。

なのに3歳下の彼女には愚痴も弱音も言える。


だから私はふと思ったんだ。


『心を許せる友達に年齢は関係ないんだ』だと。


今でも彼女とは仲がいい。

結婚して今は2児の母になった彼女。

頼りないとこもあるけど、そこが可愛いと思う私。


彼女は私を「お姉ちゃんみたい」と慕ってくれる。

私はいつも冗談で『あんたみたいな手のかかる妹いらんわぁ』と

言うけど、本当ね『妹』みたいって思ってるんだよ。

私のこと、同じ会社で働いてる頃から、ずっと慕ってくれた、

私の可愛い『妹』

そんな『妹』もお母さん。

今は『妹』であり

『ママ友』でもある。


いつまでも続くといいな......この関係。

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私は私。 星 亜姫 @Akitty0159

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