ラブに人種や国境など関係なし。ならば女性間とて自然なこと。本作は時期も時期故にホワイトデーのお話である。
先輩女子に猛烈かつ奇抜なアプローチをかけまくる後輩女子。後輩のとんでもない行動に驚きながらも、最後には自然に接する先輩。ひとしきり騒いだ後に自然に別れ………と、なんともオチが物足りないように思えるが、そこも一つのミソではないかと。きっと彼女たちは、こんな日々を飽きることなく、繰り返しているのではないかと、そんな風に感じられたからだ。
ヤマなしオチなしに見える日常も、視点を変えれば深い関係…かもしれない。そんな日常に潜んでいそうな、一つのラブのお話だった。