前半の丁寧な説明、中盤の淡々とした出来事の描写、そして最後に突然の衝撃的な展開。出来事は全て結果論でしかないわけですが、この数奇な運命では「もし〜だったら、どうなっていたのか」と、考えざるを得ないですね。ひとりの老人が、崖だった。そういうことでしょうか。
終わり方がぞっとします。うまい終わり方です。ぜひ、読んで体感して下さい!