短編№47 自己言及

@ais-akountine

短編№47 自己言及

私はいまいくらでもこんな文章を量産できるだろう。

これこそシュルレアリスム←これリズムじゃだめ? そっち

の方がいいよ。いやどっちでも、すべては我が自身より

あふれ出す直感の意のままに。

シュルレアリスム ああそう、そいつについて とくにこういう

ばかみたいな文のことを自動筆記というのであって、

こうやって、精神かん者みたいに、おててばっかりくるくる

動かして、てきとうに文章を書いてああ、私は

今おそろしいふるえ、心ぞうのしめつけを感じた。よ。

これは、ピリオドのうつ場所をそこねるくらいの間隔?《判読不能》だ。

それは2行目前において行なわれた。うむ、こう

いうてきとうな語句をきわめてわかったようにそう入

(うーむ)することで(ああ)すばらしくパリシャン的な

気分になったと自分を思い込ませることができる。

これだ自動筆記は、私はこの図書館のまん中で

ロボット(チャッコ、ボヘミアーンな)具合になった、ているのだ。(うむ)




?《》は編集時挿入

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