フクロウビーム!

アルディーノ

勇者とフクロウ

俺の名前はオリバー、一様だが勇者だ。

何故、一様なのかと言うと俺もイマイチ分かっていないからだ。

昨日の夢が原因だろう。



「こ、ここはどこだ?」

目を開けるとそこは、見渡す限り白一色の部屋みたいなところに立っていた。


「ようこそ、オリバーさん」

そんな事を言っていると、何処からも無く声が聞こえた。


「だ、誰ですか?」

「私は、神です」

「ええ!!あの髪ですか?」

すると、怒ったような声で言ってきた。

「面倒いので簡単に言いますね。あなたは、勇者になって魔王brainを倒してください。」


僕はそう言われて一瞬何を言われたのかわから無かったけど、すぐに理解して

思いっきり

「えええ〜!!!」

と叫んでしまった。


それで、神はイラってしたのか、早くいけー! と追い出されてしまった。

それで最初の場面だ。


この世界はステータスというのが存在する。なので僕は早速ステータスを見ることにした。

「ステータスオープン!」


するとそこに書かれていたのは、


名前:オリバー

職業:勇者Lv1

HP100

MP100

物理攻撃100

魔法攻撃9999


EXTRAスキル

フクロウ召喚

スキル

超高純度エネルギービーム


それを見た僕は、思わず言ってしまった。

「これ、ステータスだけは賢者じゃない?」


「ま、まぁいいや。早速スキルを使ってみよう!

[超高純度エネルギービーム]発射!」


   ......。

「な、なんで!?使えないの!?ま、まぁいいやならこのスキルはどうだ!

[フクロウ召喚]発動!」


すると、目の前、が激しく光った。

そして光が収まるとそこには1羽のフクロウがいた。


「なんでこれは成功するの!?もう一回やってやる!

[超高純度エネルギービーム]発射!」


そしたらいきなり、フクロウの目から高温のビームが放たれた。


その頃、魔王城では、


「暇じゃの、勇者でも攻めてこんかのう」

「ま、魔王様その様な不吉な事はおっしゃらないでください!」

凄く魔王は暇していた。

「ん?」

「どうされたのですか?魔王様?」

「いや、こっちにエネルギー物質が飛んできているなーと」

「それはかなりやばいのではないのでしょうか?」

「ハハハ!わしがあのよう、ガハッ」

そして、オリバーのフクロウのビームで魔王は吹き飛ばされた。

「魔王さま〜!?死なないで〜!?」

「わしはもう駄目じゃ......。」


その頃、神様は

魔王が殺られる前に戻って


「ハッハッハーあの小僧困っとるだろうなぁ。なぜ困っているかって?

分からない奴に教えてやろう。あの小僧には、ゴミスキルしかやっておらぬのだ!

まじ、ざまぁ。よし!あの小僧の様子を見てやろう!」


そう言いつつモニターの前まで行き赤いスイッチを押した。


ビーッ! ビーッ! 臨界まで5秒です。直ちに、逃げてください。


するといきなり警報が鳴り始めた。

「なんじゃ!?なんじゃ!?あっ......。間違えて自爆ボタン押した〜!」


   チュドオーン!!!!!!


その日、天界は消し飛んだ。



戻ってオリバーの様子。


「な、何だったんだ?あのビーム?それよりも何か物語が終わりそうな気がするけど。えっ、待って待って神様、作者様、僕を見捨てないで〜!」



そして、また世界は平和になったとさ、めでたし、めでたし、完。



「まだ、冒険もしていないんだけど〜!?」








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