第23話:海外営業部への配属1
1995年1月に人事部へ行き、今後の予定表をもらった。まず、海外営業部
へ行って、英語の読み書き、筆記試験と会話試験をしてもらい、弱いところを
補強するプログラムを組んでもらいますと言った。1995年2月にドル円が
80円になったのでN証券の山本康男さんに依頼して3億円分を37500ドル
に替えた。
次に仕事の内容を聞いて、伊藤史郎さんにしてもらいたい仕事について勉強
してもらいますと言った。8月に2週間ほど、社内の英語教室に毎日、1時間
通い、最初から最後まで英語づけの体験をしてもらい、外国でも使える実力を
習得してもらいますと言った。担当の先生の合格をもらって卒業となり、
1995年4月から、海外営業部の人と実際に交渉の場に出てもらいますと
言い、ただ、これは最短で行けた場合であり1ケ月位、遅れる場合もあります
と言った。その後、海外営業部へ挨拶に行き挨拶してまわった。下島部長が
山下専務から君のことは聞いたよ、期待してますので宜しくと言ってくれた。
肩書きは下島部長付の課長だた教えられた。
早速、今晩、近くの店で君の歓迎会を開くから宜しくと言われた。座る席は
、課長の横に1人用の机をもらった。山崎第一課長から読んでもらいたい資料
が、机の中に入っているから読んでおいてくださいと言われた。お茶を飲んで
、早速、資料を脇目もふらずに、速読すると、回りの人が、興味深そうに、
ちらちら史郎の方をみたが、一心不乱にどんどん読んでいくのを驚きの
まなざしで見ていた。1時間半で、全部読み終わると、山崎課長に読み終わり
ましたと言うと、ほんとですか?、今日のあなたの仕事は、あの膨大な資料
を読んでもらう事で、明日までに読んでもらおうと思ってましたと驚いた。
試しに、内容について質問しても良いですかというので、もちろん結構です
と答え、次々と質問に答えた。わ、ほんとに内容を読んでると言った。
それでは、最近1年の海外営業部の仕事の実績についてを読んで下さいと
言い、一部英語ですが良いですかと聞いた、多分、大丈夫だと思いますよと
答えた。若手社員に言って台車で隣の資料室から資料を運ばせた。すると、
それを机の左右に積んで、静かに読み始めた。昼頃には、全て読み終えて、
終了しましたと山崎課長に報告すると、実は、今、机の中の資料と、今、
読み終えた資料が、あなたの今週いっぱいの仕事だったのですと困った
顔をした。
すると、それなら、我が社の英語教育担当の英国人のサリーさんに電話
して、空いてる時間を聞いて英会話の勉強に行って良いですかと、構いません
と答えた。早速、サリー先生に電話をすると、これからランチに行きますが
一緒に行きませんかと誘われて、出かける事にした。会社の1階の受付の
横で待ち合わせた。合うなり、サリーがこれから全部英語で良いですか
というので、もちろんですと史郎が答えた。サリーの第一声、レッツ・ゴー
、ウイズ、ミー、史郎がOKと答えた。5分ほど歩くと外人の経営の喫茶店
に入り、サリーが、メニューを見て、食べたいものを指でさした。
そして、オーダー、プリーズと言った。マスターが来て、何か言おうとする
とサリーがイングリッシュ、オンリー、プリーズと言うと、ニヤッと笑って
、英語で何を注文したいか聞いてきたので、サリーがサンドイッチと紅茶
とサラダ、史郎がカレーと珈琲とサラダを注文した。食事を終えた後、珈琲
を飲みながら、サリー先生に自己紹介をした。内容は伝わった様たった。
食事を終えて英語で雑談を続け、1時10分前になったので会社に
戻りサリー先生の部屋へ入った。
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