第12話:ファミリーが、ポルトガル移住へ
そして、家族7人が、生活する資金は、十分ある事などを書いた。移民局の担当者が移住したいという理由はわかった。一番、簡単な方法は75万米ドルの住居用住宅を購入するか、不動産の購入が合計で75万米ドルなれば良いと言った。
これで一家三代で移住する選択もでき居住権取得後5年で永住権、6年で帰化を申請ができますと教えてくれた。また、海外の口座からポルトガルの送金についても免税となりますと説明してくれた。最近、移民の人達が増えている教えてくれた。
その後、リスボンだけでなくコインブラ、ポルトなども素敵な町ですから、是非、行ってみて下さいと言いきっと気に入ると思いますよと笑顔で説明してくれた。そこでポルトガルで便利が良くて治安が良い場所の立派な家を探そうと考えた。
そのため、レフとマリアが、住まいを見て回る事にして、残り人達は、リスボンのホテルに長期に宿泊することにした。2泊3日かけてポルト、コインブラを見て回りリスボンと比較検討してみた。
リスボンが、首都で店を出し易いが、物価が高く治安も、それ程良くなく混み合った感じで、落ち着かない。コインブラは、名所、旧跡が多く、景色も良いが、小さな観光都市という感じがした。ポルトは海に面し市街地もきれいで大きな川が町中を流れ景観規模も最高で大きい素晴らしい都市。
リスボンは有名な観光都市で、都心部の繁華街で多少、治安が悪いが便利で、ポルトガルの首都でヨーロッパ最西端の素晴らしい都だ。それらを総合するとポルトかリスボンのどちらかと言うことになった。
そこで滞在のホテルのコンシェルジュに聞くと、お金があるならリスボンの方が良いと言った。 次に大手不動産屋さんを訪ねて聞いてみることにした。購入理由はと聞かれ、海外からの3代の移住で一番下が5歳で全員で12名と言った。
次に不動産の予算はと聞かれ50万ドルで2軒というと子供さんの留学も考えてますかと聞くので考えてますというと、それならリスボンですね、教育、交通、役所、全てポルトガルで一番ですからと答えた。
ただ25万ドルの家ですと街の中心というわけには行きませんといった。マンションと一軒家どっちが良いかと言うので一軒家と答えた。しかしリスボンではマンションが多いと言った。
不動産屋がリスボンではマンションの方が多いというので三階建てのマンションの売り物件を見る事にした。賃貸マンションで買い手が減って困っている物件を安く買うと言うのも良い選択だと教えてくれた。店舗付きマンションを聞くと、むしろそっちの方が売り物件が多いと言った。
永住権なら七十五万ドルですねと言い、それだけあれば、探せますよと言った。留学を考えているならシントラが良いと言った。ポルトガル一の名門、カルルーチ・アメリカン・インターナショナルスクール・オブ・リスボンという私立の米国系の学校が近くにあると言った。その地区を中心に見てみますかと言われた。
海辺の景色の良い所と言うと近すぎると塩害で苦労するから高台のマンションで海から1km以上離れた所の方が良いと言った。今、言われた条件で探してみると言い、店舗はレストラン系、洋品店など、どんな職種がよいかと聞かれた。レストラン系と答えた。わかりました、いつから家探しをしますかというので、明日から見学したいと言うと、何人で来ますかと言われたので五人と言った。泊まっているホテルはと聞かれKホテルと言うと明日の朝十時に迎えに行きますので、ロビーで待ってって下さいと言われた。
翌日、八人乗りのワゴンでやってきた。乗り込んで、すぐに、一応、条件に合いそうな物件七つ、選びましたので、ごらん下さいと言われた。
最初に、カルルーチ・アメリカン・インターナショナルスクールの近くの物件ですと言い、道の広い道路の店舗付き三階建てのビル、次が狭い道の古めの四階建ての店舗付きビル。その他、急な坂の上の古い四階建ての店舗付きビル等、ほとんど同じ造りの建物ばかりだった。
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