第4話 解決!
次の日も朝練。今日はピラティスだから体育館のバレー部の横で行う。
体育館に入ると、 先日のバレー部との言い争いがあった為雰囲気が悪くなっていた。
ピラティスがいつもより早く終わった頃、バレー部も片付け始めた。そして梟先生が現れて言った。
「柊達も、バレー部の生徒たちも片付け終わったら集まって。それぞれの顧問の先生達には話してあるから。」
そしてみんなが集まり、梟先生の話が始まった。
「靴がなくなった件でみんなに話がある。
まずこれは嫌がらせやイジメではない!ちょっとしたある生徒の思いやりがアダになってしまったんだ。
柊達は急いで模試にむかったが靴がなくなった生徒は進学コースではなったためその後も練習していた。その日柊達サッカー部は9時に。バレー部は10時に練習が終わった。
サッカー部の誰かが柊が忘れていったと思って、柊の下駄箱にもっていった。しかし、鍵がかかっていて入れられなかったから下駄箱の上においていったんだ。だから、誰も悪くない。もうお互い仲直りしなさい。」
しばらくすると友達の美奈が
「それなら私だと思う。ごめんなさい」
葵は
「美奈は悪くない。私が忘れたと思ってしてくれたんだもん。こっちこそ、ありがとう。
バレー部の皆さんお騒がせしました。」
その後、お互い納得して解散となった。
その件が後日、学校に広まった。そしてその後生徒たちの間では密かに言われるようになった。
「切り札はフクロウ」
靴紛失事件 @ayuna_ebi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます